オープンソースを利用した 統合型空間分析システムの開発 村山祐司(筑波大学)・尾野久二(㈱パスコ) GeoComputation ●従来の計量地理学と可視化技術を統合・発 展させた新しい研究分野 ●最近では,GeoVistaなど空間分析ツールの プラットホームの研究開発もおこなわれてい る オープンソースまたはフリーの空間分析ツール ●インターネットの普及 ●GISの標準化 ・OpenGIS ●地理学研究者自らの貢献 ●主なオープンソースの空間分析ツール ・R言語 ・GeoTools ・JTS (Java Topology Suite) R言語 ●S言語のクローン ●ベクトル・マトリックス処理がベース ●数多くの統計分析手法をサポート ●近年、空間分析のパッケージが増加(地理学研究者の貢献) ・空間的自己相関 ・ポイントパターン分析 ・空間的補間 オープンソースの空間分析開発の目的 ●空間分析のためのプラットホームの提供 ●オープンソースで構築したため、無料で配布が可能 ●空間分析手法の教育や普及に貢献 システム構成 GIS機能 地図表示 属性検索 地図データ 地図データ取得 (シェープファイル) 属性データ検索・取得 空間検索 空間解析 データ JCOM オーバーレイ解析 属性データ J T S 空間分析機能 空間分析 分析(基本統計量 ・回帰分析・因子分析 ・クラスター分析 ・ポイントパターン ・空間的自己相関 ・ニューラルネット) R S T A T サ | バ | R 言 語 メニュー駆動型の操作 地図表示 多変量解析 地図化 ESDA(探索的空間分析) リンク・同期 GeoViz(可視化) カルトグラムの例 空間検索・オーバーレイ解析 バッファー・ディゾルブ TIN・ボロノイ・凸包 カーネル密度推定 ポイントパターン分析・空間的自己相関 ローカルG統計量メニュー ローカルG統計量の地図表示(20km) 入手先と今後の課題 ●村山のサイト (http://land.geo.tsukuba.ac.jp/teacher/murayama/index.html) において,本システムを試験的に公開 ●空間分析機能をより充実する ●空間DBを利用した大規模データ対応 ●WebGIS化 を図る ●英語版作成
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