近現代の京都・奈良付近の地震活動 ~近世以前の活動との比較基準として 総合科学専攻 小山研究室 2年 杉山あかね 研究目的 京都・奈良付近は古代より地震の揺れが綿々 と記録された場所で、古記録の分析が進めら れている。 しかし、それと比較すべき近現代の地震記録 の分析が不十分である。 京都盆地・奈良盆地の近現代(1900~2007 年)の有感地震の特徴を明らかにし、近世 以前の有感地震との比較基準として役立 てることを本研究の目的とする。 研究方法 ●有感地震記録のデータ入手・作成 ・1900~1925年 気象要覧 中央気象台編(2003) ・1926~2007年 気象庁のweb版地震データベース 得られた地震のデータベースを グラフ化し、分析した。 特に1940年代後半は1944年・東南海地震をきっか 年別有感地震回数の推移 けに地震回数が増加しており、地震頻発期である。 80 70 60 地 震50 回 数40 ( 回30 ) 1944年 東南海地震 1936年 河内大和地震 1927年 北丹後地震 1995年 兵庫県南部地震 2004年 中越地震 1968年 群発地震 (京都南部) 1946年 南海地震 1948年 福井地震 1925年 北但馬地震 20 10 経過時間(年) 2005 2000 1995 1990 1985 1980 1975 1970 1965 1960 1955 1950 1945 1940 1935 1930 1925 1920 1915 1910 1905 1900 0
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