Document

労働時間推移と現状
◇戦後の実労働の推移◇
--終戦〜1960年代-高度経済成長期の始めの1960年まで増加
それ以降は着実に減少。
⇒背景に労働力需給の逼迫や労働生産性の高い上昇
--1970年代中頃-⇒経済成長の鈍化により横ばいを続ける。
--その後-改正労働基準法が施行された1988年から再び減少傾向に。
◇労働時間の国際比較◇
日本の総実労働時間…1995時間(2003年)
ドイツ(1525時間)やフランス(1538時間)を上回る
アメリカ(1929時間)やイギリス(1888時間)とほぼ同水準
労働時間短縮の背景
--1970〜80年代中頃-労働時間の短縮が停滞(87年の総労働時間数…2120時間)
88年から短縮が進展!(93年の総労働時間数…1909時間)
◇短縮の要因◇
1.労働基準法の改正(1987年改正、88年4月から施行)
⇒週法定労働時間の段階的短縮
46時間(1988.04)→44時間(1991.4)→40時間(1997.04)
2.政府による労働時間短縮の推進
⇒「経済運営5ヵ年計画」を発表するなど積極に推進
3.労使による自主的な時短への取り組み
⇒経営システムや生産の仕組みを見直し生産性向上をはかる