◆研究の進め方:前提 ・学習指導要領を踏まえた研究であること。 ・各分科会は,県の研究の一部であること。 ・大会参加者が「初めて原稿を読んで」「初めて授業を見て」研究の価 値を認識できなければならないこと ・目標の区別 「知識」 知る ×考える 「理解」 理解する ×考える 「技能」(技術) できる 「思考力・判断力・表現力等」「工夫し創造する能力」 →「能力」 「態度」 興味・関心 授業に取り組む意欲 と区別 ■■研究の確認■■ Ⅰ 教育の目標の確認 ○ 現在の学習指導要領に示された目標 ○ 今後重視されると予想される目標 Ⅱ 生徒の実態の確認=特に重視すべき目標の確認 ○ 目標に関する生徒の状況の確認 →特に重視すべき目標の明確化 Ⅲ 研究内容(方法)の検討 ○ 特に重視すべき目標を達成する方法の検討 Ⅳ 実施・評価・改善 ○ Ⅲを実施し、その結果を評価し、さらによい方法へと改善 全体研究のチェック①:目標 【山梨】 研究主題: 未来社会を展望し,生活を創る力を育てる技術・家 庭科教育―『思考のトレーニング』を取り入れた授業を通して― 目指す生徒像 ○よりよい生活を創造するために,自分なりに課題を解決することがで きる生徒 【工夫し創造する能力】のみに変更 全体研究のチェック②:実態の把握 【山梨】:生徒 →技術・家庭科への関心は高い 主体的に課題を解決していこうとする生徒が少ない 実践的な態度の実態? 工夫し創造する能力の実態は? 【山梨】:教師 →多くの教員が「工夫・創造」について,「育てることが難しい」「評価 することが難しい」と感じている。 OK 全体研究の確認:研究内容 【山梨】:思考の場面と適切な課題の設定 思考の場面の設定 =「活用する力が必要な場面」の設定 適切な課題の設定 ※生徒が解決したいと考える課題 だけを重視しがち 1)目標に適した課題 5)様々な解決策が考えられる課題 生徒の実態に応じて、適切な難易度のある問題 6)自分なりの解決策が見いだせる課題 2)状況(学年・生徒)に合った内容(レベル)の課題 3)生活に結びついた課題 4)解決したという意欲が持てる課題 ( 適切な難易度のある問題(解決することで満足感を味わうことのできる問 題)を解決できたという経験 ) 全体研究の確認:研究内容 【山梨】:『思考の過程』が見えるワークシートの工夫 「思考の空間」を設定したワークシート 自由な発想を生み出させる(思考を「広げる」)ため? 考え方が分からない段階では難しすぎないか? 『思考の空間』に記入させていくときのルールを設定 【山梨】:『つなぎ』の工夫 ・教師から生徒に投げかける支援的な言葉かけ ・ワークシートの『思考の過程』を教師が評価し,生徒にフィードバッ ク ・生徒同士の情報交換を促す 思考の場面(段階)に応じた適切に指導・支援の方策 ※どのようなものが「適切」な「つなぎ」なのかを整理 全体研究のチェック②:言葉と順序の整理 1 はじめに ・これからの社会(未来社会)を主体的に生きていくためには…「生活を 工夫し創造する能力」の育成が重要 ・ 「生活を工夫し創造する能力」の育成を図りたい 2 研究のねらい (1)生徒及び教師の実態把握 ・「生活を工夫し創造する能力」の育成と,その育成方法の更なる研 究が必要 (2) 目指す生徒像 ・よりよい生活を創造するために,自分なりに課題を解決することがで きる生徒 ※なぜ 言い換える必要があるのか? ここまで「生活を創る力」の説明がないのはなぜ? 全体研究のチェック②:言葉と順序の整理 3 研究仮説 ・研究主題にせまるためには,「生活を工夫し創造する能力」を育むこ とが大切であると考えた。 ※ここまで「生活を工夫し創造する能力」が大切といって いるので、この文章の意味が不明確 ・研究主題にある「生活を創る力」を「生活を営む上で生じる課題に対 して,学習を通して身に付けた基礎的・基本的な知識及び技術を基 に,技術・家庭科の視点で課題を捉え,自分なりに思考・判断し解 決していく能力」と捉え ※「生活を工夫し創造する能力」との違いが不明確 研究仮説 ・3年間を見通した指導計画において,「生活を工夫し創造する」場 面に適切な課題を設定し,『思考のトレーニング』を取り入れた授業を 意図的・計画的に展開していけば,生活を創る力を育むことができる であろう。 ※前で言い換えた理由が不明 全体研究のチェック②:言葉と順序の整理 4 研究内容 ・まず「生活を工夫し創造する能力」を育成する場面に,適切な課題 を設定する。そこに生徒の『思考の過程』が読み取れるようなワーク シートを工夫する… ・『思考の過程』の見える化による教育効果 ・「生活を工夫し創造する能力」の捉え方 ・『思考の過程』とは ・『思考のトレーニング』とは ・『つなぎ』とは ※「研究仮説」に示された「思考のトレーニング」を説明する前に、いろいろな説 明が示されているために、流れが不明確 全体研究のチェック②:言葉と順序の整理 ・『思考のトレーニング』とは 生徒が課題を解決しようと思考する場面 (1)思考の場面と適切な課題の工夫 ①思考の場面とは ・思考の場面とは、活用する力が必要となる場面である。 ※確認 活用する力 と 工夫し創造する能力の違いは? 4 おわりに (1)研究の成果 ・ 『思考のトレーニング』における『思考の空間』の活用において…この ことからも,『思考の空間』の 活用は,生徒の思考を助け・深めると 共に,「工夫し創造する能力」の育成にも効果が見られる ことが分 かった。 ※ワークシートの工夫 だけしか成果はなかったのか? チェック①分科会提案の「テーマ」や「目指す 生徒像」は県の研究(の一部)となっているか。 【全分科会】 「思考のトレーニング」を取り入れた学習指導の工夫 ※確認 目指しているのは「能力」 態度も目標に入れるのであれば、そのための方策が必要 チェック②分科会では、目標の重要性を示す 実態調査が行われているか。 【研究テーマ】 「能力」を目標と設定←「能力」に関して課題があることを示す調査 +それ以外に影響すると思われる事項について調査 ※確認 実態調査を観点別に整理 チェック③「研究の内容」は県の研究(の一 部)となっているか。 【県の研究内容】 ○思考の場面の設定、適切な課題の設定 ○「思考の過程が見える」ワークシート ○つなぎ ※確認 各研究内容において ○○のために が示されているか チェック④「研究の成果」は確認できているか 「能力」を目標と設定←「能力」が育成されたかどうかを示す調査 +可能であれば 方策ごとに実施 ※確認 成果と課題 及び その根拠 を観点別に整理 12 チェック⑤分科会の「公開授業」は「研究内 容」を適切に示すことができるか。 公開授業の目的:山梨県の研究内容と成果を具体的に示す 展開の中に「研究内容」を具体的に示す必要がある。 チェック⑤‘分科会の「公開授業」で「研究内 容」の「成果」を適切に示すことができるか。 公開授業の目的:山梨県の研究内容と成果を具体的に示す 展開の中で「生徒が目標を達成している姿」を具体的に示す →学習評価についても十分な準備が必要 13 チェック⑥分科会の「題材」は、全体会提案・ 生徒の実態を踏まえたものとなっているか。 【ものづくり】 技術分野では,科学的な知識等を踏まえて計画・設計 し,身体的な技能等を用いて具体的な物を創造するといった「ものづ くり」が行われている。 ※確認 設計・計画するための科学的な知識は十分か? 全体研究の【適切な課題の設定】 1)目標に適した課題 2)状況(学年・生徒)に合った内容(レベル)の課題 ※確認 生徒の実態をどのように把握したのか ※アクチュエータ は 駆動装置 のこと 14
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