3000DXH

3000DXH,セメダイン株式会社,GJ0479-1,2008/11/24
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作成日: 1997年07月01日
発行日: 2008年11月24日
製品安全データシート
1. 製品及び会社情報
製品名 :セメダイン 3000DXH
会社名 :セメダイン株式会社
住所 :茨城県古河市下大野2184
担当部署 :品質保証部
電話 :0280-92-4518
FAX :0280-92-1947
緊急連絡先電話番号 :0280-92-4518
製品番号(MSDS NO) :GJ0479-1
2. 危険有害性の要約
製品のGHS分類、ラベル要素
GHS分類
物理化学的危険性
引火性液体:区分 4
健康に対する有害性
生殖細胞変異原性:区分 1B
生殖毒性:区分 1B
発がん性:区分 2
皮膚腐食性/刺激性:区分 2
皮膚感作性:区分 1
特定標的臓器/全身毒性(単回暴露):区分 3
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性:区分 2B
GHSラベル要素
絵表示
注意喚起語
危険
危険有害性情報
可燃性液体
遺伝子疾患のおそれ
生殖能または胎児への悪影響のおそれ
発がんのおそれの疑い
皮膚刺激
眼への刺激
アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ
(気道刺激性)呼吸器への刺激のおそれ
注意書き
予防
使用前に取扱い説明書を入手する。
取扱う前にすべての安全注意を読み理解する。
炎/加熱面から遠ざける。−禁煙。
粉じん/ヒューム/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避ける。
取扱い後は汚染個所をよく洗う。
屋外または換気の良い場所でのみ使用する。
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汚染された作業衣を作業場から出してはならない。
(適切な処置を講じたとき以外は)環境への放出を避ける。
保護手袋/保護眼鏡/顔面保護具を着用する。
必要な個人用保護具を使用する。
対応
気分が悪い時は、医師に連絡する。
直ちに、すべての汚染された衣類を脱ぐ/取り除く。
汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯する。
皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗う。
吸入した場合:呼吸が困難な場合は、空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息
させる。
眼に入った場合:水で数分間注意深く洗う。コンタクトレンズを着用し容易に外せる場合
は外し洗浄を続ける。
暴露または暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当を受ける。
皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受ける。
眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受ける。
水はリスクを増大させる。火災に際しては指定された消火剤を使用する。
保管
施錠して保管する。
換気の良い場所に保管する。低温に保つ。
廃棄
内容物/容器を国/地方の規則に従って廃棄する。
物理的及び化学的危険性
高温になると引火、燃焼する恐れがある。
分類の名称(分類基準は日本方式)
日本分類基準に該当せず
3. 組成、成分情報
単一製品・混合物の区別 :混合物質
化学的特定名:シアノアクリレート系接着剤
成分名
2-シアノアクリル酸エチル
アクリル系共重合体
ヒドロキノン
CAS No.
7085-85-0
非公開/未登録
123-31-9
化審法番号
(2)-2789
非公開/未登録
(3)-543
含有量(%)
90-95
1.0-10
0.1-1.0
注記:これらの値は、製品規格値ではありません。
4. 応急措置
一般的な措置
暴露または暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当を受ける。
吸入した場合
吸入した場合:気分が悪い時は、医師に連絡する。
吸入した場合:被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させる。
皮膚に付着した場合
皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗う。
皮膚刺激または発疹が生じた場合:医師の診断/手当てを受ける。
皮膚(または毛)に付着した場合:直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐ/取り除く。
皮膚に付着した場合、直ちに医師に連絡する。
汚染された衣類を脱ぐ。
目に入った場合
眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受ける。
眼に入った場合:水で数分間注意深く洗う。コンタクトレンズを着用し容易に外せる場合
は外し洗浄を続ける。
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飲み込んだ場合
飲み込んだ場合:気分が悪い時は、医師に連絡する。
必要な場合、応急措置および必要とされる特別な処置の指示
救助者はゴム手袋と密閉ゴーグルなどの保護具を着用する。
5. 火災時の措置
適切な消火剤
火災に際し、適切な消火剤を使用する。
泡、粉末、炭酸ガスを使用する。
6. 漏出時の措置
人体に対する予防措置、保護具および緊急時措置
皮膚に触れたり眼に入らないように,不浸透性手袋などの保護具を着用する。
二次災害の防止策
漏出物を回収する。
7. 取扱いおよび保管上の注意
安全な取扱いのための予防措置
技術的対策
(取扱者の暴露防止)
粉じん/ヒューム/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避ける。
必要な個人用保護具を使用する。
(火災・爆発の防止)
炎/加熱面から遠ざける。−禁煙。
安全取扱い注意事項
使用前に取扱い説明書を入手する。
取扱う前にすべての安全注意を読み理解する。
保護手袋/保護眼鏡/顔面保護具を着用する。
配合禁忌等、安全な保管条件
適切な保管条件
施錠して保管する。
換気の良い場所に保管する。低温に保つ。
直射日光を避け容器を密閉し5から35℃で保管する。
8. 暴露防止及び保護措置
職業暴露限界値、生物学的限界値等の管理指標
許容濃度
(ヒドロキノン) : ACGIH (2007) TWA: 1mg/m3 (感作)(眼刺激; 眼障害)
(2-シアノアクリル酸エチル) : ACGIH (1995) TWA: 0.2ppm (上気道および眼刺激)
適切な衛生対策
取扱い後は汚染個所をよく洗う。
汚染された作業衣を作業場から出してはならない。
汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯する。
汚染した衣類を再使用する場合は洗濯する。
9. 物理的及び化学的性質
物理的状態
色 :無色
臭い :刺激臭
引火点 ( C) :83℃(2-シアノアクリル酸エチル)
比重/密度 :1.0
10. 安定性及び反応性
化学的安定性
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常温、常圧で安定
11. 有害性情報
物理的、化学的および毒性学的特性に関係した症状
急性毒性
経口毒性データ
(ヒドロキノン) : マウス LD50 245 mg/kg
がん原性
(ヒドロキノン) : IARC-Gr.3 ; ヒトに対する発がん性については分類できない。
(ヒドロキノン)ACGIH-A3(1990) : 確認された動物発がん性因子であるが、ヒトとの関連
は不明
(ヒドロキノン)EU-発がん性カテゴリ3; ヒト発がん性の可能性がある
12. 環境影響情報
水生毒性(成分データ)
(2-シアノアクリル酸エチル) : NA
(ヒドロキノン) : 魚類(ファットヘッドミノー) LC50=0.044mg/L/96hr (環境省リスク
評価第2巻, 2003)
水溶解度
(ヒドロキノン) : 5.9g/100 ml (15C) (ICSC)
残留性と分解性
(ヒドロキノン) : BODによる分解度:70%(既存化学物質安全性点検データ)
生態蓄積性
(ヒドロキノン) : log Kow=0.59(PHYSPROP Database, 2005)
13. 廃棄上の注意
廃棄残留物の記述とその安全な取扱いに関する情報
(適切な処置を講じたとき以外は)環境への放出を避ける。
内容物/容器を地方/国の規則に従って廃棄する。
水質汚濁防止法
施行令第2条有害物質、排水基準を定める省令第1条:排水 =< 1mg-CN/L
2-シアノアクリル酸エチル
下水道法
施行令第9条の4水質基準物質:水質基準 =< 1mg-CN/L
2-シアノアクリル酸エチル
14. 輸送上の注意
国連番号に該当しない。
輸送の特定の安全対策及び条件
容器に漏れのないことを確かめ、転倒,落下、破損がないように取扱い、荷崩れの防止を
確実に行う。
消防法、船舶安全法などの法令の定めるところに従う
15. 適用法令
当該製品に特有の安全、健康および環境に関する規則
毒物及び劇物取締法
劇物・除外品目(令第2条)
2-シアノアクリル酸エチル
毒物及び劇物取締法に該当しない。
労働安全衛生法
名称等を通知すべき危険物及び有害物(第57条の2、令第18条の2別表第9)
2-シアノアクリル酸エチル;ヒドロキノン
化学物質管理促進(PRTR)法に該当しない。
消防法
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第4類 第3石油類非水溶性 危険等級 III
廃棄物処理法
法第2条第5項、施行令第2条の4特別管理産業廃棄物:1mg-CN/L以上含有、または溶出する
もの
2-シアノアクリル酸エチル
土壌汚染対策法
法第2条第1項、施行令第1条特定有害物質:地下水 < 検出限界, 土壌 < 50mg-freeCN/kg
2-シアノアクリル酸エチル
16. その他の情報
参考文献
Recommendations on the TRANSPORT OF DANGEROUS GOODS 15th edit. UN
2004 EMERGENCY RESPONSE GUIDEBOOK(US DOT)
2007 TLVs and BEIs. (ACGIH)
http://monographs.iarc.fr/monoeval/grlist.html
JIS Z7250 (2005年) 「化学物質等安全データシート」
責任の限定について
ここに記載されたデータは最新の知識および経験に基づいたものです。安全性データシー
トの目的は当該製品を安全に取り扱って頂くための情報を提供するものです。ここに記載
されたデータは製品の性能について何ら保証するものではありません。
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