メディア論 第3回 説得コミュニケーション& プロパガンダほか (2014.10.20) 担当:野原仁 前回の復習 Aが単独もしく は少数でBが不 特定多数であれ ば、この情報の やりとりは「マ スコミュニケー ション」となり、 使われるメディ アは「マスメ ディア」となる 本日のテーマ 説得コミュニケーションとは? プロパガンダと情報操作の基礎を 学ぶ 宣伝・広報・広告とは? 説得と説得コミュニケーション 説得(persuasion) (1)送り手が、(2)言語などのメディア を用いて、(3)非強制的に、(4)受け手の、 (5)態度や行動を自分の意図する方向に、 (6)何かしらの論拠を示した上で、(7)納得 させて変化させようとする、(8)社会的な 影響行為・過程、である 説得を目的とするコミュニケーション行 為を説得コミュニケーションという 説得コミュニケーションの2つのレ ベル 個人レベル:(1)個人⇔個人(2) 複数の個人⇔個人(3)複数の個人 ⇔個人 社会レベル:(1)組織(国家や国 際機関なども含む)→大衆(2)組 織⇔組織 社会的説得コミュニケーションの具体例 広告(advertisement) 広(公)報・PR(publicity/public relations) 宣伝 キャンペーン(campaign) プロパガンダとは何か? 日本語では「政治宣伝」と訳され る 特定の目的に従って、個人・集団 の態度と考え方に影響を与えて、 自分の意図した方向に導く説得コ ミュニケーション活動 なぜプロパガンダ・情報操作を学ぶのか? 現代社会=「情報を制する者が権 力・財力を握る」社会=情報化社会 国内社会では、権力者がマスメディ アなどを利用して、他人を自分の思 い通りにコントロールしようとする 国際社会においては、他国との争い の中で、さまざまな問題を自国に有 利に展開・解決しようとする 説得コミュニケーションの実践的な活 動のひとつがプロパガンダであり、そ の具体的な方法のひとつが情報操作で ある 私たちの生活のあらゆる場面で、説得 コミュニケーションは行われているが、 その中でもプロパガンダ・情報操作な どは、情報の受け手側が気づかないま ま行われることが多いため危険である ホワイトorブラックプロパガンダ ホワイト:1)情報源が明確なもの、 2)事実が含まれているもの ブラック:1)情報源が不明確なも の、2)事実が含まれていないもの 広告・広報(PR)とプロパガンダ 従来は、主に商品の宣伝などを「広 告」と呼び、政府・自治体・企業な どによる非商業的なお知らせを「広 報(PR)」、政党や宗教団体など の宣伝を「プロパガンダ」と呼んで 区別していた 現在でも日常生活の中では、便宜上 そうした区別をしているが、実際に はその境界線は曖昧になっている これは宣伝or広報or広告① これは宣伝or広報or広告② これは宣伝or広報or広告③ これは宣伝or広報or広告④ これは宣伝or広報or広告⑤
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