私立大学図書館協会企画広報研究分科会 図書館広報実践講座パート1 パスファインダーをつくる! -日常業務の中で手軽に作って ラインナップを増やそう- 【講義・演習】 仁上幸治(にかみ・こうじ/早稲田大学図書館) ■2007年7月10日(火) 10時~17時 ■国立情報学研究所:実習室1【学術総合センター 20F】 準備 デスクトップに自分のフォルダを作る 持参したファイルをフォルダにコピー 企画広報研究分科会のホームペー ジを開く 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 2 0.イントロダクション 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 3 ビデオ (1分30秒) 「スターウォーズ エピソード2」より 超未来の公文書館のシーン オビワンが太陽系を検索 図書館員が「ヒットしないものは存在しな い」と断定 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 4 新入生図書館オリエン テーション 人間科学部 スポーツ科学部2006年度 情報リテラシーは 図書館活用から 情報の探索・整理・表現法「超」入門 2006年4/11(火) 9:15-10:30/14:00-14:30 212教室 所沢図書館 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 5 READ and The Force is with you. 読みなさい。 そうすればフォースはキミのものじゃ。 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 6 アメリカ図書館協会 American Library Association (ALA) ALA Online Store アメリカ合州国 図書館 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 7 *オリエンテーションの 4つのポイント 1)驚かす 2)対話形式 3)旬の話題 4)ワクワク感で終る 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 8 ●データベース講習会2006年度 論文データベース検索の 基本と応用(実習編) -先行研究調査から全文入手まで図書館ホームページを起点とする 効果的効率的な文献調査のコツ Ver.2.0: 2006年5月15日(月) -19日(金) 早稲田大学 所沢図書館 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 9 マダム・ジョカスタ・ヌー Jocasta Nu “If an item does not appear in our records, then it does not exist.” 「公文書館に記録がないということ は存在しないということです」 ジェダイ公文書館の管理人を務める ジェダイ・マスター、ジョカスタ・ヌー 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 10 イントロ プロローグ イントロ ツカミ まえふり 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 11 自館のイントロは? 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 12 1.パスファインダの理論 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 13 情報探索プロセス指導 キャロル・クールソの6段階モデル 情報検索 データベース選択 検索項目 検索語 検索式 情報の評価と選択 文献の入手までお手伝い 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 14 【3】パスファインダ 1)ソースアプローチからプロセスアプローチ へ 2)文献リストから手順とツールの紹介へ 3)目的別に適時に適量だけの情報提供 4)メタデータ化 5)オンライン化 6)バンク化 7)eラーニング化 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 15 レファレンスサービス 事実調査 情報探索プロセス指導 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 16 調べ方 結果からプロセス・方法・手順へ 個別事例からレファレンスツールへ 紙からウェブへ 個別館から図書館界共同ツールへ 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 17 2.パスファインダとは何か 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 18 MIT Model Library Program of Project Intrex: 1969.10 Pathfinder : an organized introductory checklist of various types of English language sources of information on a specific topic. CANFIELD MP DREXEL LIB Q 1972 8 287 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 19 OCLC Connexion OCLC=Online Computer Library Center, Inc. OCLCの目録作成サービス 世界最大の書誌データベースWorldCatによ るコピーカタロギング メタデータとMARCの一括検索 Pathfinder http://www.oclc.org/connexion/ 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 20 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 21 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 22 2001年12月21日 私立大学図書館協会東地区部会研究発表大会スライド集 パスファインダーバンク の実用化に向けて -Web版共同利用ナビゲーション システム開発計画案- 企画広報研究分科会 1 企画広報研究分科会の歩み テーマの変遷 大学図書館広報の基礎理論/実践方 法論 広報活動における相互協力 図書館サービス計画論の基礎理論/ 実践方法論 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 24 2 大学図書館利用者教育計画ハンドブッ ク 図書館サイン改善計画 指導サービス実践マニュアル 共同利用パスファインダーの研究開発 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 25 パスファインダー(Pathfinder)とは 【1】 従来の定義 ある特定のトピック(主題)に関する資料や情報を 収集する手順をまとめたリーフレット(一枚ものの チラシ) 関連資料の探索方法や代表的な資料が 一覧できる = 簡便な情報探索ツール (【1】~【3】は丸本郁子(1988)による) 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 26 3 パスファインダー(Pathfinder)とは 【2】 従来の形態 •一枚のチラシに仕上げる • 簡潔に、そして魅力的に 【3】 内 容 • 定義と範囲 •雑誌、雑誌記事 • 入門的記事 •参考図書 • 図書 •その他:パンフレット、 • 文献目録 AV資料、類縁機関 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 27 4 パスファインダー(Pathfinder)とは 【4】 効 用 レファレンス時間の節約 潜在的ユーザーへの対応 均一なレベルの回答の提供 図書館側 利用者側 情報入手の手軽さ 相談する手間の省略 別のトピックへの応用 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 28 5 パスファインダー(Pathfinder)とは 【5】パスファインダー(実物) 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 29 6 【7】紙からWebへ パスファインダー(Pathfinder)とは 枚数が複数でもOK 外部情報へリンクもOK Web版 パスファインダー 階層があってもOK 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 30 8 1)パスファインダ見本 地球温暖化について調べるには >>> PF-見本-地球温暖化.pdf 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 31 ・パスファインダーの4つの条件 1. 特定のトピック(topic)を扱っている。 トピックは「主題」というより、「話題」と捉えて 下さい。利用者が「○○について調べたいのです が…」と質問する○○の範囲は学術的な分野に 限りません。利用者の図書館員への語りかけ全 てが「トピック」なのです。 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 32 2 2. ナビゲーション機能がある。 パスファインダーは答えや探索結果だ けではなく、答えにたどりつく過程、経路、 途中経過も示します。これは利用者に探索 や研究のプロセスを身に付けてもらうこと で、自分自身で資料を探すことができる「自 立した利用者」になってもらうためです。 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 33 3 3. 資料・情報源の一覧性がある。 トピックに関する図書、雑誌、辞書、 Webサイトなど、図書館員が厳選した情報 源がリストアップされています。多くの場合、 各資料には図書館の所蔵情報(分類番号、 所在位置)が付与されています。 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 34 4 4. 簡便に情報にアクセスできる 1枚もののリーフレット。これが紙形態 のパスファインダーの基本でした。利用者 が求める情報にさっとたどりつける。使いた い時に気軽に手にとれる。Web版パスファ インダーでもこの簡便さは変わりません。 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 35 ・パスファインダーに当てはまらないも の(一例) * 図書館の「利用案内」 * 特定のトピックに絞られていない、全般的な「本の 探し方」「雑誌の探し方」「データベースの使い方」 * 特定ツールのマニュアル「日経テレコンの使い方」 「雑誌記事索引の使い方」 * 網羅的な1冊のテキスト(教科書) * OPAC検索結果のみのリスト * 特定のトピックに関する文献(サイト)リスト(ナビ 度0%のもの) 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 36 最近の話題から 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 37 レファレンス協同データベース事業 2002年度から3か年の実験期間 2005年4月1日開始 http://www.ndl.go.jp/jp/library/colla bo-ref.html 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 38 目的 公共図書館、大学図書館、専門図書館等 283館 レファレンス事例、調べ方マニュアル、特別コ レクション及び参加館プロファイルに係るデー タを蓄積 インターネットを通じて提供 レファレンスサービスの向上 一般利用者の調査研究活動を支援 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 39 3.パスファインダの実例 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 40 日本における導入 丸本郁子、椎葉もと子共編著『大学図書館の利用 者教育』日本図書館協会、1989年 日本図書館協会『図書館利用教育委員会通信』 (No.51, 2002)パスファインダー特集 日本図書館協会利用教育委員会『図書館利用教育 ハンドブック:大学図書館版』(2003) 愛知淑徳大学図書館インターネット情報資源担当 編 『パスファインダー・LCSH・メタデータの理解と実 践 : 図書館員のための主題検索ツール作成ガイド』 愛知淑徳大学図書館, 発売:紀伊国屋書店(東京)、 2005.2 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 41 パスファインダ実例:公共図書館 北広島市図書館[北海道] http://www.lib.city.kitahiroshima.hokkaido.jp/ 背景と概要/現代型レファレンスへの模索(SDI の 実施、 新着情報サービスへの展開)/パスファインダー/ 「学び 舎・楓(まなびや・ふう)」(オフィシャル情報サイト開 設)/課 題と展望(電子辞書の閲覧・一部貸出の試み 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 42 パスファインダ実例:学校図書館 石狩管内高等学校図書館司書業務担当者研究会 『パスファインダーを作ろう:情報を探す道しるべ』全 国学校図書館協議会, 2005 (学校図書館入門シ リーズ12) 840円 吉本智津子「情報検索の有効なツール~パスファイ ンダー~」『学校図書館』4月号(2005年 第654号) (特集:ホームページの作成と活用)81-84 http://www.j-sla.or.jp/oshirase/ki0504.html 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 43 学校図書館問題研究会 第21回大会:神奈川 県 「拡げよう! 学校図書館の可能性~専門性 に根ざした協働のあり方を考える~」2005年 8月7日(日)~9日(火) 《分科会5》「利用者の調査(研究)に役立てる パスファインダー」 http://homepage3.nifty.com/gakutoken/taik ai/miryoku211.html 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 44 私立大学図書館協会企画広報研究 分科会パスファインダーバンク 共同研究の共同事業化 大学図書館間の連携 http://www.jaspul.org/e- kenkyu/kikaku/ 2001年私大図協研究発表大会で発表 2002年全国図書館大会で発表 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 45 パスファインダ実例:大学図書館 ・国内の大学図書館関係のWWWサー バ(東京工業大学附属図書館): http://www.libra.titech.ac.jp/libraries_J apan.html ・図書館リンク集(日本図書館協会): http://www.jla.or.jp/link/ 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 46 先進大学事例(選択的紹介) 愛知淑徳大学図書館: http://www2.aasa.ac.jp/org/lib/ 京都大学図書館<講習会><全学共通科目「情報 探索入門」>: http://www3.kulib.kyoto-u.ac.jp/ ・九州大学図書館<情報リテラシー学習支援>: http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/index.html ・東京大学図書館<ネットでアカデミック on Web >: http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ ・東京工業大学図書館<講習会案内>: http://www.libra.titech.ac.jp/ 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 47 ・東京学芸大学図書館<講習会情報>: http://library.u-gakugei.ac.jp/ ・京都精華大学情報館<マルチメディア講演会>: http://www.kyoto-seika.ac.jp/johokan/ ・日本女子大学図書館<利用案内>[eラーニング]: http://www.lib.jwu.ac.jp/ ・東北大学図書館<情報探索の基礎知識>: http://www.library.tohoku.ac.jp/ 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 48 編集力の重要性 階層的なシリーズ ウェブデザインの基本と応用 アクセシビリティ ユーザビリティ 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 49 理論的根拠 日本図書館協会図書館利用教育委員会編 ・『図書館利用教育ガイドライン(合冊版)』日本 図書館協会、2001.8 ・『図書館利用教育ハンドブック(大学図書館 版)』日本図書館協会、2003.3. 他は別紙「参考文献一覧」を参照。 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 50 4.パスファインダバンクとは 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 51 パスファインダーの普及に向けて 【1】 普及を4つ阻む要因 • 技術・知識・経験の不足(ノウハウ) • 労力の不足(要員・研修) • 鮮度保持の困難(継続的更新) • 運用体制の弱さ (ニーズと改善のサイクル) 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 52 11 パスファインダーの普及に向けて 【2】 解決策の提案 • 技術・知識・経験の共有 • 労力の分担 • 継続的な更新の仕組み • 運用組織の確立 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 バンク 53 12 パスファインダーバンクとは? パ ス フ ァ イ ン ダ ー バ ン ク 側 各 大 学 図 書 館 側 【1】バンクの仕組み(1) トップページ テーマ目次 環境 俳句 野球 環境 俳句 ・A大学 ・B大学 野球 ・B大学 ・C大学 環境 A大学 俳句 野球 B大学 第1段階: リンク集を作る 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 野球 C大学 54 13 パスファインダーバンクとは? パ ス フ ァ イ ン ダ ー バ ン ク 側 各 大 学 図 書 館 側 【2】バンクの仕組み(2) 俳句 ・B大学 ・A大学 登録する 環境 俳句 改良版を作る (カスタマイ A大学 ズ) 第2段階: 改良版を登録してもらう 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 俳句 B大学 55 14 【3】バンクの仕組み(3) 利用の手順 パスファインダーバンクとは? テーマ目次 ・環境 ・俳句 ・野球 ・--- ・--- ・-- ・ ・ 各大学にテーマ別 パスファインダーが 揃う 登 録 館 が 増 え る ―→ 各 大 学 図 書 館 側 テ ー マ が 増 え る ――→ パ ス フ ァ イ ン ダ ー バ ン ク 側 トップページ 環境 俳句 野球 ・A大学 ・B大学 ・C大学 ・ ・ ・ ・Z大学 ・A大学 ・B大学 ・C大学 ・ ・ ・ ・Z大学 ・A大学 ・B大学 ・C大学 ・ ・ ・ ・Z大学 俳 句 環 境 A大学 野 球 環 境 俳 句 野 球 B大学 第3段階: テーマ別各版勢揃い 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 環 境 俳 句 野 球 Z大学 5615 5.パスファインダの作成手順 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 57 ●パスファインダー作成マニュアル 全5章構成です。 第1章:トピックを決める * 第2章:先行パスファインダーを調 べる * 第3章:掲載する情報を収集する * 第4章:編集 * 第5章:配布・公開・メンテナンス * 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 58 マニュアルに沿って作業をすすめる とパスファインダーが完成します。 付録1:パスファインダー雛型 付録2:パスファインダー見本 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 59 初めての人のパスファインダー作成マ ニュアル 私立大学図書館協会企画広報研究 分科会 2003年11月21日作成 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 60 第1 章 全体像をイメージする 1-1. 「トピック」を決める トピックの素材集め トピックの選択と絞り込み 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 61 2 1-2. 利用対象を決める <区分対象の例> ・ 専攻分野(学部学科等) ・ レベル(新入生、大学院生、教員等) ・ 利用目的(レポート、卒論、趣味等) ・ 利用者が調査にかけられる時間(シンプ ル版、詳細版等) 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 62 第2 章 先行パスファインダーを調べ る 既存の類似パスファインダーを探す カスタマイズ利用 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 63 第3 章 掲載する情報を収集する 3-1. キーワード 3-2. 関連分野の資料を収集する 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 64 <資料を紹介する際の記載項目> 書誌事項 (SIST 準拠) http://www.jst.go.jp/SIST/ 2. 所蔵情報(請求記号,配置場所) 1. 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 65 3-2. 関連分野の資料を収集す る 3-2-1 3-2-2 3-2-3 3-2-4 3-2-5 3-2-6 3-2-7 3-2-8 入門的な情報源 図書 雑誌・雑誌記事 新聞・新聞記事 参考図書 Web サイト 類縁機関 AV資料 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 66 第4 章 編集 4-1. 収集資料の整理 4-2. 構成・レイアウトの検討 ①配置 ②見出し付け ③説明文 ④デザイン 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 67 4-3. キーワードの再調整 4-4. 必要情報の追加 ①タイトル ②イントロ ③目次 ④作成情報 4-5. 校正 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 68 第5章 配布・公開・メンテナンス 5-1. 配布物として提供する ① 利用者の目に付く場所に常備する ②ガイダンスや講習会で配布 5-2. ホームページで公開 5-3. バンクへの登録 5-4. 定期的なメンテナンス 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 69 6.パスファインダ作成の極意 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 70 *作成法のポイント 1)誰でもすぐできる 2)日常業務の中で 3)手軽に作れる 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 71 【1】パスファインダ作り6つの極 意 1)「試作版」と銘打ってアップする 2)自分でレファレンスで試用してみる 3)同僚・友人・知人に試用してもらう 4)改良して公式版としてアップする 5)パスファインダーバンクに登録する 6)バンクの他館版を参考にして随時改 良する 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 72 *いくつ作るか 基本セット 必要なだけ あるといいナと望むだけ 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 73 *どれから作るか 質問・応対が多いもの 説明が難しいもの あると便利なもの 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 74 *心構え 使いやすさ優先 使いながら改良 継続的更新 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 75 *素材例 レファレンス質問メモ ILL複写申込書 良い検索問題例 話題の検索メモ 他 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 76 7.パスファインダ作成演習 作業1: 企画案と構成案づくり 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 77 演習:パスファインダの企画 自分用のメモ 同僚・上司に提案する文書 制作時の基本文書 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 78 *作成の5つのステップ 1)構成案 2)素材収集 3)部品づくり(文章・リスト・図・表) 4)本体組み込み 5)仕上げ 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 79 1)構成案 ワークシート PFWS-01-PF集全体構成表.xls PFWS-02-PF企画案.xls 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 80 企画案と全体構成案 発表1 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 81 8.パスファインダ作成演習 作業2: PF群全体トップページ PF各論本文ページ 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 82 7.パスファインダ作成演習 作業2: トップページと各PFづくり PFWS2007-ws3-トップページ.doc PFWS2007-ws4-本文ページ.doc 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 83 2)素材収集 すでにあるもの 自然に溜まるもの 友人知人からもらえるもの 自分が気になったもの 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 84 *素材 レファレンス質問メモ ILL複写申込書 良い検索問題例 話題の検索メモ 他 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 85 3)部品づくり 1) 共通部品 3- ロゴマーク PF名称 ナビゲーションボタン ノンブル 記号 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 86 *記号 検索経過を誤解なく伝える 再現性を保証する工夫 記述のルールを作る 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 87 *使用する記号の見本例 データベース名:《 検索項目:〈 ボタン:[ 》 〉 ] 検索語:「 」 検索式:「xxx and yyy or zzz」 ★ 一つの式の場合は「[(A and B) or C] and not D」なども可 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 88 検索結果: 罫線で挟む(地の文と区別するため) ヒット件数: xx件 (★数字は半角で) 操作の流れ・順序: >> (★[検索]や[実行]ボタンは煩雑なので 省略) 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 89 3-2) 文章 必要十分 簡潔明瞭 幹と枝の区別 本文と注 箇条書き 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 90 *ボタンの悪い例・良い例 [戻る] >> [○○ページへ] [ここをクリック] >> [○○DB] URL:http://xxxxxxxxxxx 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 91 3-3) リスト リスト名を適切に 書誌データは必要十分に 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 92 3-4) 図 複雑な事情も一目瞭然 説明文の節約 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 93 3-5) 表 項目名を明瞭に 行番号を忘れずに 利用者の見やすさ 説明のしやすさ 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 94 4)本体組み込み 構成表を設計図として 流れをチェック 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 95 昼食休憩 12:30-13:50 13:50着席厳守 > 開始 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 96 午後の予定 作業:トップページの仕上げ トップページ中間発表: 3名程度 仕上げ作業の説明 作業:本文ページの仕上げ 発表:3分×5名程度 相互評価と講評 まとめ 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 97 発表(予告) 1人8分 (発表3分+質疑5分) 4~5名 相互評価 講評 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 98 作業:トップページの仕上げ 14:00-14:15 (15分) 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 99 発表2:トップページ中間発表 3名程度 トップページ(ほぼ完成) 本文ページ(できているところまで) 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 100 発表の相互評価 講評 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 101 5)仕上げ レイアウト: 左寄せ/中心合わせ 書式: ページ設定、段組、インデント フォント:書体、級数、文字装飾 リンク: リンク先名+URL WORDからHTMLへ > 仁上:法政授業「情報メディアの活用」 レイ アウト論 ●リンク 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 102 *設計上の留意点 ナビゲーション機能 ビジュアルデザイン 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 103 *参考文献 ヤコブ・ニールセン 『ウェブ・ユーザビリティ―顧客を逃がさないサイトづくりの秘訣』 [原書名:Designing Web Usability〈Nielsen, Jakob〉 ] ISBN:9784844355625 (4844355627) 343p 21cm(A5) エムディエヌコーポレーション;インプレスコミュニケーションズ〔発売〕 (2000-0811出版) http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4844355627.html 『新ウェブ・ユーザビリティ―Web2.0時代に優先すべき最重要ルール』 [原書名:PRIORITIZING WEB USABILITY〈Nielsen, Jakob;Loranger, Hoa〉 ] ISBN:9784844358923 (4844358928) 231p 21cm(A5) エムディエヌコーポレーション;インプレスコミュニケーションズ〔発売〕 (200612-11出版) http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4844358928.html = インターネットの伝道師 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 104 ニールセンの原則(ページ) 最初の一瞥で見渡せること 46 リンクタイトル 54 見出しを考える 108 ここはどこ? 162 これからどこへ行くのか? 165 シンプル・イズ・ベスト 325 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 105 デザイン 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 106 文字のサイズ 運動 健康 歩く 運動 健康 運動 健康 歩く 運動 健康 歩く 運動 健康 歩く 歩く 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 107 文字の色 運動 運動 運動 運動 運動 健康 健康 健康 健康 健康 歩く 歩く 歩く 歩く 歩く 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 108 *PFトップページのデザイン ロゴマーク 名称 内容目次 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 109 *PFトップページの内容 What’s New! 1.パスファインダとは 2.使い方 3.パスファインダ一覧 4.外部リンク集 5.その他 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 110 *各PFのデザイン パスファインダシリーズ番号 名称 内容 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 111 *各PFの内容 1.内容と使い方 2.調べ方の基本手順 3.お奨めパスファインダ一覧 4.さらに詳しく調べるための外部リ ンク集 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 112 作業:本文ページの仕上げ 14:30-15:35 途中休憩(15分) 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 113 途中休憩(15分) 14:55-15:10 おやつの時間 (^o^)y 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 114 8.パスファインダ作成演習 作業3: 15:10-15:35 PF群全体トップページの仕上げ PF各論本文ページの仕上げ 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 115 発表のポイント 失敗してこそ上達する 経験値こそが財産 生活全般の中で活用する 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 116 発表3 1人8分 (発表3分+質疑5分) 5名 相互評価 講評 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 117 *繰り返しを避ける XXを調べるには、まずXXXである AAAを検索してください。次にXXX よるBBBを検索してください。それで もヒットしない場合は、XXXがわかる CCCを検索してください。 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 118 *共通部分を括り出す ax+bx+cx=(a+b+c) x 以下のとおり検索してください。 1)AAA(XXXXXXXXXXX) 2)BBB(XXXXXXXXXXX) 3)CCC(XXXXXXXXXXX) 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 119 *だらだら文から箇条書きへ ■○○○○の調べ方 検索手順は以下のとおりです。 1)AAA(XXXXXXXXXXX) 2)BBB(XXXXXXXXXXX) 3)CCC(XXXXXXXXXXX) 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 120 *同じ文は一度だけ 夜間にブックポストに返却さ れた場合、返却日は翌開 館日となります。 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 121 夜間ブックポスト返却の場合 返却日 → 翌開館日 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 122 *読むから見るへ(2) 夏季特別貸出をご希望の場合 は、○月○日~ ○月○日ま でにお願いいたします。 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 123 夏季特別貸出受付期間: ○/○(月)~ ○/○(金) 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 124 ★スタンスの重要性 ウエットなお願い主義 「してください」 「お願いいたします」 ドライでクールな決まり主義 こうこうすれば(するだけで)OK 守らないとマイナス点が付きます 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 125 *奇妙な敬語 貸出される方、返却された本 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 126 6)動作確認 階層 ジャンプ 外部リンク 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 127 *配付資料 参考文献 講師紹介 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 128 *宿題 各館でのPF作り 同級生仲間でのPFリンク集づくり 研究会等での発表 図書館ネットワークでのPFの共有と 共同利用(地域、館種、分野) 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 129 まとめ: 図書館サービスの未来 情報リテラシーという視点 指導サービスの展開 専門的職業としての新要件 職業的サバイバル戦略 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 130 目指そう! たのもしい めざましい すばらしい りてらしい 司書! 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 131 講演 終わり ありがとうございました。 (^^ゞ ■質疑応答 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 132 アンケート ホームページからダウンロード 記入して保存 ご協力感謝。お疲れ様でした。 (^^ゞ 企画広報研究分科会PF講座 仁上幸治 133
© Copyright 2024 ExpyDoc