総合入院体制加算 - 九州医事研究会ブログ

総合入院体制加算
• 総合入院体制加算
A200
総合入院体制加算
(PDF27頁~)
https://kanrisi.files.wordpress.com/2014/12/phr2.pdf
H26
H25
H24
H23
306(H26.11まで)
算定医療機関は年々増加中
治癒と軽快(逆紹介)が増加のはずだが・・・
257
248
中医協DPC評価分科会 「変化なし」との結論・・・
234
→ 矛盾している
総合入院体制加算の治癒率と再入院率・DPC『治癒+軽快』問題について
シリーズ: 中央社会保険医療協議会
DPC、新たな転換期に、II群は絶対評価へ
次期改定に向け「中間とりまとめ」議論
レポート 2014年10月9日(木)配信橋本佳子(m3.com編集長)
http://www.m3.com/news/iryoishin/258862
総合入院体制加算の算定病院は
増えている。中川先生のご指摘はごもっとも
引用
転帰のうち『治癒+軽快』での退院については経年的変化は見られない。再入院率も一定
の傾向を認めない」などと総括し、DPC病院は年々増加しているが、DPC制度を問題視すべ
き特段の変化は見られないとした。
これに対し、異議を唱えたのが、日本医師会副会長の中川俊男氏。「これだけDPCが増え
てきて、調整係数をなくすという大転換を控えて、本当にこのDPC制度がいいのかを常に考
えて検討しなければならない」と前置きをした上で、「悪化して退院する場合は基本的には
想定されないので、『治癒』と『軽快』の合計が変わらないのは当たり前。しかし、『治癒』に
限ると、その率は明らかに年々低下している。このことをどう考えるのか」と問いかけ、結果
報告(案)を差し戻し、再検討を求めた。
その一方で、健康保険組合連合会副会長の白川修二氏は、DPC対象病院が、それ以外の
病院と比べて、在院日数が短い傾向にある点に触れ、「なぜ短くなっているのか。医療技術
の進歩もあるだろうが、その理由が分かれば、それを促進する手段を取れる。ぜひとも要因
分析をしてもらいたい」と要望。在院日数の短縮を進めるあまり、治癒での退院減少を招い
ていないかなどの検証が、今後必要となる。
中医協基本問題小委員会(H26.10.08資料)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000060480.pdf
総合入院体制加算
H26 306(H26.11まで)
H25 257
H24 248
H23 234
年々算定病院が
増えてるが
治癒と軽快(逆紹介)
は増加してるか?
「変化なし」ではおかしい
中医協基本問題小委員会(H26.10.08資料)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000060480.pdf
(参考まで)
平成26年度診療報酬改定
高度急性期と一般急性期を担う病床の機能分化⑦
総合的かつ専門的な急性期医療を担う医療機関の評価
 総合入院体制加算について、一定の実績等を有する医療機関に対し、より充実した評価を行う。なお、
従前の総合入院体制加算については、総合入院体制加算2として引き続き評価を行う。
(新)
総合入院体制加算1(1日につき・14日以内)
240点
[施設基準]
① 全身麻酔(手術を実施した場合に限る。)の患者数が年800件以上である。なお、併せて以下のア
からカ の全てを満たすこと。
エ 放射線治療(体外照射法) 4,000件/年以上
ア 人工心肺を用いた手術 40件/年以上
オ 化学療法
4,000件/年以上
イ 悪性腫瘍手術
400件/年以上
カ 分娩件数
100件/年以上
ウ 腹腔鏡下手術
100件/年以上
② 救命救急医療(第三次救急医療)として24時間体制の救急を行っていること。
③ 医療法上の精神病床を有する医療機関であること。また、精神病棟入院基本料、精神科救急入
院料、精神科急性期治療病棟入院料、精神科救急・合併症入院料、児童・思春期精神科入院医療
管理料のいずれかを届け出ており、現に精神疾患患者の入院を受け入れていること。
④ 地域包括ケア病棟入院料、地域包括ケア入院医療管理料および療養病棟入院基本料の届出を
行っていない医療機関であること。
⑤ 総合入院体制加算2の要件を全て満たすこと。
総合入院体制加算2 (1日につき・14日以内)
120点
※ 新規に届け出る際は、地域包括ケア病棟入院料、地域包括ケア入院医療管理料および療養病棟
入院基本料の届出を行っていない医療機関であること。
総合入院体制加算1
総合入院体制加算2
4病院
302病院
H26年~
A200 総合入院体制加算 DPC係数
総合入院体制加算1 0.0574
総合入院体制加算2 0.0287
H24年~
総合入院体制加算 0.0291
総合入院体制加算
治癒患者の定義について
医科点数表では…
転帰が治癒であり、通院の必要ない患者
→ 当該又は他の保険医療機関で
外来受診の必要が無い患者(問3)
→ 退院時に、退院後に外来通院治療の必要が
全くない、またはそれに準ずると判断されたもの(問7)
「準ずると判断されたもの」は基本的に無い(問9)
総合入院体制加算
治癒患者の定義について
DPC導入の影響評価に係る調査では
「最も医療資源を投入した傷病」が治癒したと判断される場合
(治癒の定義は医科と同じ)
まとめると
治癒患者 = 「最も医療資源を投入した傷病」について、
退院時に以後の通院の必要がないと
判断されたもの
中医協基本問題小委員会(H26.10.08資料)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000060480.pdf
総合入院体制加算
H26 306(H26.11まで)
H25 257
H24 248
H23 234
年々算定病院が
増えてるが
治癒と軽快(逆紹介)
は増加してるか?
「変化なし」ではおかしい
もう一度、数値を確認する
中医協基本問題小委員会(H26.10.08資料)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000060480.pdf
(参考まで)
もう一度、数値を確認する
変化がないとの結論にはならないのでは?
総合入院体制加算の算定病院の増加により、
治癒と軽快(逆紹介) は確実に増加している。
計画的再入院の割合が多いのは
逆紹介 → 再入院 では?
再入院は増加しているのでは?
H26より3日以内→7日以内となったが、
7日以降の動向は?
(7日以降に件数が増加しているはず)
軽快(逆紹介)→他施設→再入院では?(7日過ぎに。以前は3日過ぎ)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000030587.pdf
再入院について(提言)
諸外国のように包括制度へ「再入院率インセ
ンティブ(30日以内)」を設定するべきではない
か?
再入院率が低い病院には機能評価係数Ⅱな
どで係数で上乗せるなど検討すべきではない
か?
H28以降の機能評価係数Ⅱへ
「再入院」項目の追加が必要