節電・省エネセミナー

平成25年度
「中小規模事業所の温暖化対策セミナー
(3月12日,13日 於:科学技術館)
自己評価指標(ベンチマーク)
2012実績版 の策定について
東京都 環境局
1
アウトライン
1 自己評価指標(ベンチマーク)とは
2 ベンチマーク改定の目的・内容
3 ベンチマークの活用方法
2
1 自己評価指標(ベンチマーク)とは
3
背景:自社のCO2排出レベルを評価できるツールのニーズ
kg-CO2
事業所間でCO2排出量
は大きく異なるが、
事業所の大きさや業態の
影響を排した比較が困難
m2
CO2排出レベルについて、
・異なる大きさの事業所の比較
・同業態間での比較
ができる指標のニーズが存在
4
自己評価指標(ベンチマーク)の作成へ
業種ごとに、
延床面積あたりのCO2排出量
(= CO2排出原単位 kg-CO2/m2)
の平均値を算出
↓
平均値よりどの程度低い(高い)
かを、
業種ごとに A~C の記号で表現
自己評価指標(ベンチマーク)
同業態間での
CO2排出レベルの比較
が可能
異なる大きさの事業所の
CO2排出レベルの比較
が可能
レンジ
基準
A4
25%以下
A3
25%超-50%以下
A2
50%超-75%以下
A1
75%超-平均値以下
B2
100%超-125%以下
B1
125%超-150%以下
C
150%超
現行ベンチマーク(試行版)
5
ベンチマークの集計方法
【皆様の報告書のCO2排出データを活用 → 現実の数値を反映】
事業者の皆様
「地球温暖化対策報告書」ご提出
業種・用途別にCO2排出原単位を集計
(3万を超える事業所のデータ)
排出実績が推計値、非年間値、外れ値のもの等を除外
東京都
自己評価指標=ベンチマーク 作成
6
ベンチマークによる自己評価の 例
改定版ベンチマーク 【区分1 オフィス(テナント専有部)】
ベンチマーク
レンジ
A4
A3+
A3
A3A2+
A2
A2A1+
A1
A1B2+
B2
B2B1
C
CO2排出原単位(kg-CO2/㎡)範囲
35.0
38.2
41.4
44.6
47.7
50.9
54.1
57.3
60.5
平均値 63.6
66.8
70.0
73.2
95.4
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
35.0
38.2
41.4
44.6
47.7
50.9
54.1
57.3
60.5
平均値 63.6
66.8
70.0
73.2
95.4
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
例えば、
CO2排出原単位50kg/㎡
の事務所(テナントで入居)
は、
“A2”
<補足:CO2排出原単位>
CO2排出量10t(=10000kg)
延床面積200㎡
→ 10000kg÷200㎡=50kg/㎡
※CO2排出量は燃料由来のもの
7
2 ベンチマーク改定の目的・内容
8
改定の目的・内容①:3.11後、大きく進んだ省エネに対応
現行ベンチマーク(試行版)
:2009年度実績で作成
2011.3.11
社会全体の節電・省エネの取組が定着
してきたことにより、
(CO2排出係数を固定した場合の)
CO2排出原単位の平均値が大幅に減少
改定版ベンチマーク
:2012年度実績で作成
9
改定の目的・内容②: 活用のしやすさを向上
現行ベンチマーク: 7段階のレンジ
1つ上のベンチマークレンジを
目標にする際に、ハードルが高すぎる
改定版ベンチマーク:15段階のレンジ
レンジ
平均値に
対する比率
A4
A3
A2
A1
B2
B1
C
25%以下
25%超-50%以下
50%超-75%以下
75%超-100%以下
100%超-125%以下
125%超-150%以下
150%超
レンジ
平均値に
対する比率
A4
A3+
A3
A3A2+
A2
A2A1+
A1
A1B2+
B2
B2B1
C
55%以下
55%超-60%以下
60%超-65%以下
65%超-70%以下
70%超-75%以下
75%超-80%以下
80%超-85%以下
85%超-90%以下
90%超-95%以下
95%超-100%以下
100%超-105%以下
105%超-110%以下
110%超-115%以下
115%超-150%以下
150%超
最大25%
の差
最大5%
の差
10
改定の目的・内容③: 区分の追加(細分化を含む)
区
分
新
細
分
化
1
22
3
3(1)
4
3(2)
5
3(3)
6
4(1)
7
4(2)
8
4(3)
95
12
16 飲食店(食堂・レストラン)
ベンチマーク区分名
オフィス(テナント専有部)
オフィス(自社ビル)
テナントビル(小規模、オフィス系)
13 飲食店(居酒屋・バー)
17
細
分
化
テナントビル(中規模、オフィス系)
飲食店(ハンバーガー)
飲食店(喫茶)
飲食店(焼肉)
飲食店(中華料理・ラーメン)
22
18 飲食店(その他)
テナントビル(準大規模、オフィス系)
23
19 旅館・ホテル
テナントビル(小規模、商業複合系)
テナントビル(中規模、商業複合系)
24
20 学校・教育施設
25
21 病院・診療所
26
22 保育所
27
23 保健・介護施設
テナントビル(準大規模、商業複合系)
物販店(コンビニ)
28
24 フィットネス施設
29
25 パチンコ店舗
10
6 物販店(ドラッグストア)
11
7 物販店(総合スーパー・百貨店)
12
8 物販店(生鮮食品等)
13
9 物販店(食料品の製造小売)
14
10 物販店(服飾品)
新
14
18
19
15
20
16
21
17
15
11 物販店(自動車(新車)小売)
30
26 カラオケボックス店舗
新
31
27 ゲームセンター
32
28 図書館
33
29 博物館・美術館
34
30 区市町村庁舎等
改定版ベンチマーク:30区分
11
改定版ベンチマーク関連情報の提供について
改定版ベンチマーク公開
HPアップロード
改定版ベンチマーク解説書の
HPアップロード
H26年度地球温暖化対策報告書
提出受付開始
3.12, 13
(本セミナー)
3.31
(予定)
4.1~
※目標設定にぜひ、改定版ベンチマーク
をご活用ください。
HPアップロード先:
地球温暖化対策報告書のHPでご案内
地球温暖化対策報告書
検索
12
3 ベンチマークの活用方法
13
活用方法①: 光熱水費削減のポテンシャルの目安に。
CO2 100 t
CO2 150 t
CO2 150 t
CO2 100 t
CO2 100 t
下の事業所は、
同業種平均よりも
CO2排出原単位
が大きい
光熱水費削減の
余地が大きい
(可能性が高い)
A社の事業所
<例> ベンチマーク区分: ドラッグストア
省エネの
優先順位“高”
14
活用方法②: わかりやすい省エネ目標設定に
改定版ベンチマーク 【区分4 テナントビル(オフィス系、中規模)】
ベンチマーク
レンジ
A4
A3+
A3
A3A2+
A2
A2A1+
A1
A1B2+
B2
B2B1
C
CO2排出原単位(kg-CO2/㎡)範囲
32.9 超
35.9 超
38.9 超
41.8 超
44.8 超
47.8 超
50.8 超
53.8 超
56.8 超
平均値 59.7 超
62.7 超
65.7 超
68.7 超
89.6 超
平均原単位
32.9
35.9
38.9
41.8
44.8
47.8
50.8
53.8
56.8
平均値 59.7
62.7
65.7
68.7
89.6
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
テナントビルX
【今年度実績】
原単位45.5
=A2
↓
【次年度目標】
A2+
=原単位44.8以下
59.7
例えば、テナント・オーナーが
共通の目標として活用
15
留意事項
地球温暖化対策報告書のデータでは確認できない要素が存在
・駐車場の有無・大小
・稼働時間
・空きフロアの存在
⇒ ベンチマーク・CO2排出原単位の確認においては、
上記事項を御留意ください。
16
該当するベンチマーク区分が無い事業所について
サンプル数が十分でない等の理由でベンチマーク未作成
個別でお問合せをいただければ、
同業種の平均値等の参考情報を御提供します。
<お問合せ先>
クール・ネット東京
報告書ヘルプデスク
03-5388-3408
17
Tokyo Climate Change and Smart Energy Strategy
東京都環境局 http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/
東京都環境局twitter http://twitter.com/tochokankyo