フェルミ研ドレル・ヤン実験のための ドリフトチェンバーの構造と性能テスト 柴田研究室 09M50030 宮坂 翔 1.MWPC(多芯式比例計数管)や ドリフトチェンバーとは 1968年にGeorge Charpak らが MWPC (多芯式比例計数管)を 開発した。その功績により、Charpak は1992年にノーベル物理 学賞を受賞した。 MWPCは検出器内に飛来した粒子の軌跡を測定する装置で ある。 Particle Anode sense wires Cathode Planes Sense wire spacing ~ 2mm 1.MWPC(多芯式比例計数管)や ドリフトチェンバーとは MWPCの構造 ドリフトチェンバーもMWPCと同じく、 粒子飛跡検出器である。 MWPCはwire のhitから位置情報 を得る。一方、ドリフトチェンバーは 時間情報も測定し、そこから位置 情報を得る。 ドリフトチェンバーはMWPCに比べ てワイヤー間隔が広いが、MWPC よりも高い位置分解能を持つこと ができる。 ドリフトチェンバーの構造 2.ドリフトチェンバーとテストチェンバー 3.4 m 1.7 m 1.7 m テストチェンバー@東工大 実際の国際実験に使う 大型ドリフトチェンバー テストチェンバーは実際の実験に使う大型ドリフトチェンバーに比べ てワイヤー長は同じだが幅は5分の1である。 私は東工大でテスト用のドリフトチェンバーを使って、大型ドリフト チェンバーの性能テストを行った。 3.ポスターの目次 1. 2. 3. 4. 5. ドリフトチェンバーとは ドリフトチェンバーの構造 フェルミ研ドレル・ヤン実験 (E906 / SeaQuest )とは テストチェンバーを使っての東工大での実験内容と結果 まとめ 4.ドリフトチェンバーの構造 実際のドリフトチェンバー の写真 ドリフトチェンバーの概略図 U U ’ X X’ V V’
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