ウェーブレット概要 環境3年 井沼天元 http://www.itmedia.co.jp/news/0012/04/jpeg2000.html JPEG圧縮(1/96) 「より小さくきれいに,JPEG-2000制定へ」より 【左:JPEG 右:JPEG 2000】 フーリエ変換に対する優位性 • フーリエ変換 – – – – 三角関数の合成で信号に近似する 全ての周波数で基底(フーリエ窓)を共有する フーリエ窓が歪みの原因になる 定常波に適するが、突発的な波の検出は困難 • ウェーブレット変換 – – – – ウェーブレットの伸縮で関数を生成する 周波数によって基底(ウェーブレット)を変化する 高調波歪みがほとんど発生しない 突発的な波の検出が容易 ウェーブレットの応用分野 • マルチメディア – 圧縮技術、ノイズ除去、劣化補正 • 臨床医学 – MRI、血圧観測、心電図 • 製造業 – 非破壊検査、異常信号検出 ★ Point - 混合された信号から重要な信号を探す発想 多重解像度解析 • 信号を高周波成分と低周波成分に分解 • 解像度の異なる信号が得られる • 成分の総和は原信号になる http://www.sfc.keio.ac.jp/~ruo/wavelet.ppt http://laspp.fri.uni-lj.si/uros/research.htm http://www.uinet.or.jp/~ishiyasu/ 「臨床医学のためのウェーブレット解析」より 連続ウェーブレット変換(血圧信号) 変換後の解釈について • 解析結果自体は主張性を持たない – どの部分(What)をどのように解釈(How)するか – 人の人による人のためのウェーブレット(人工知能との統合) • 場面によって重要な信号(専門性)は異なる – 音楽に造詣のある人は、微細な音色の違いを聴き分ける – 本当に必要な信号を見落とさないようにサポートする ★ Point – ウェーブレット変換は認知に親和性がありそう
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