PowerPoint プレゼンテーション

平成15年度情報システム工学序論
Inside of the Black Box
ラジオ
情報システム工学科1年
0311300142
熊倉 隆博
2003年5月30日
背景
中学高校時代、よくラジオを聞いていて、
雑音がよく入り、それを少しでも減らしたい
と思い、ラジオの仕組みを知れば、
少しは雑音が減らせるのではないか、と思ったから。
目的
ラジオの内部の仕組み。
電波の受信の仕組み。
実際にラジオを組み立ててみる。
対象とした製品
AR-777 AIWA
トランジスタの数:6石
RP-52 TOSHIBA
トランジスタの数:6石
対象とした製品
National R-1015
トランジスタの数:6石
BRONCO
トランジスタの数:6石
ラジオの仕組み
ラジオは、音声信号を搬送波と呼ばれる繰り返しが
非常に早い交流と組み合わせて、電波を遠くまで届ける。
変調:搬送波を音声信号で変えること
AM:音声信号によって出力信号の振幅を変える方式
FM:振幅は常に一定だが、電波の周波数が入力信号によって
変化する方式
送信機の仕組み
低周波増幅器:音の信号を大きく増幅する回路
水晶発振器:真空管又はトランジスタ等の半導体と
水晶振動体を組み合わせ、搬送波を作る回路
変調器:発振器からの高周波電流と音の信号を混合する回路
高周波電力増幅器:変調された信号を増幅する回路
AM受信機の分類
ダイオード式:増幅する素子が使用されていない
トランジスタ式:大半の市販されているラジオ
IC式:回路にICを使ったもの
受信機の仕組み
アンテナ回路:電波を高周波電流に変える回路
回同調路:共振現象を利用して放送電波を分離する回路
検波回路:同調回路で選び出された高周波電流から
目的の音声電波を取り出す回路
受話回路:検波回路で取り出された音声電流を
元の音に戻す回路
受信機の方式
(a)ストレート方式
1〜3石の簡易ラジオ
(b)レフレックス方式
1つのトランジスタで
2役を行わせる回路
(c)スーパーヘテロダイン
方式
混信が少なく感度が
良い
電子ブロックラジオの組み立て
1石レフレックスラジオ;聞こえにくかった
低周波があまり増幅されていないから
レフレックス1石+ICアンプラジオ;少し聞こえた
アンプの性能を良くしたから
超再生検波ラジオについて(今回製作)
再生増幅:高周波信号の増幅に正帰還を利用した方法
超再生検波方式:発振と非発振の状態を繰り返し
発振直前の感度が最大になる点を通過させて
高感度を得る
クエンチング発振:再生検波回路に別の回路で数10kHzを発振
し発振状態と非発振状態を繰り返させる
回路図と波形
実際の波形
AM検波(2乗検波方式)発振状態
トランジスタの順方向の非直線部分を動作点とし
AM変調を加えベース-エミッタ間に流れる非対称な電流を
コンデンサで平滑して検波された信号とする
FM検波(スロープ検波)
共振回路の傾斜部分に
FM変調波を加えて
周波数変化を振幅変化に
変換する方法
今回製作したラジオの回路図
完成図
まとめ
分解、組み立てでラジオ内部の構造、仕組みが
理解できた
製作をして電子回路の図の読み取り、部品の判別ができ
た
また、超再生検波方式、スロープ検波等が分かった
感想
調節がとても難しかった
製作にとても時間がかかった
電子回路の組み立てが難しいと分かった
参考文献
鈴木憲次著:ラジオ&ワイヤレス回路の設計製作〜実践派エレク
トロニクスビギナーのために〜
(CQ出版、1999年)pp.42--64,83--98
若山、飛田、藤森 共著:エレクトロニクスの応用
(啓学出版、1976年)pp.24--33
学研電子ブロック(学研)p.17,53