Excelマクロ機能入門 操作マクロ入門 1 Excelのマクロ機能 1. Excelマクロ(操作の記録・自動実行) – 比較的簡単 – ユーザーの操作を記録し、自動的に実行させる 2. Excel VBA – 比較的難しい – VBAというプログラミング言語によるプログラミング VisualBasic for Applications – プログラムさえ作成すればなんでもできる • 新しい関数の作成 • ユーザーインターフェースの作成 • Excelをベースにしたアプリの開発(電子カルテ, etc.) 2 準備:「開発」タブの表示 • ファイルメニューの「オプション」をクリックして 「Excelのオプション」を表示し、 • 「リボンのユーザー設定」で右側の「開発」に チェックを 入れ「OK」を クリック 「開発」タブが 表示される 3 開発タブ • 開発タブは上述の手順を踏まないと表示されな い バージョンにより手順が多少異なるので注意 • マクロ関係の機能が集められている 4 はじめてのマクロ登録(1/2) • 開発タブの「マクロの記録」をクリック • 「マクロの記録」ダイアログ が表示されるので、 マクロ名を 「はじめてのマクロ」とし 「OK」ボタンをクリック。 5 はじめてのマクロ登録(2/2) • C3セルを選択し、“はじめてのマクロ”と入力し、 フォントサイズを14にし、太字、斜体にし、文字 を赤色にし、背景を黄色にする。 • 開発タブの「記録終了」ボタンをクリック 6 マクロの実行 • 開発タブの 「マクロ」ボタンを クリックすると 「マクロ」ダイアログが 表示されるので、 「はじめてのマクロ」を 選択して 「実行」ボタンを クリックする。 7 実行結果の確認 • 「はじめてのマクロ」は対象をC3セルに限 定して実行されるため、同じマクロを繰り 返し実行しても見た目の変化はない。 Sheet1で実行しても何も変わらない。 • Sheet2に移動して実行してみる。 8 相対参照マクロ • 常に同じセルを対象にマクロが実行されるの は、マクロの記録時に「絶対参照」として記録 したため。 • 「相対参照で記録」ボタンを押し込んだ状態で 記録すると、相対参照マクロになる。 相対参照マクロは対象セルを選択して実行で きる。 9 練習1 • 「はじめての相対マクロ」を作成せよ。 • 内容は「はじめてのマクロ」と同じとする。 • ただし相対参照で記録し、選択した任意の セルを対象に実行できるようにすること。 10 マクロのあるファイルの保存 • 「名前をつけて保存」で、「ファイルの種類」 として「Excelマクロ有効ブック」を選択して 保存。 11 マクロ有効ブックを開く(コンテンツ有効化) • マクロ有効ブックを開き直すとセキュリティ警告 が出るので、「コンテンツの有効化」をチェックし、 「OK」をクリック 12 マクロの正体を確認する • 開発タブの「マクロ」をクリックし「マクロ」ダイア ログを表示する • 「マクロ」ダイアログで「はじめてのマクロ」を選 択し「編集」ボタンをクリック 13 VBEが表示される • VBE(VisualBasic Editor)が表示され、VBAのコー ドが表示される マクロを表現した VBAプログラムの コード これがマクロの正体 14 文字列を変更してみる • コード中の“はじめてのマクロ”を“最初のマク ロ”に変更して上書き保存し、実行してみる。 15 マクロ実行用ボタンの作成 • 開発タブの「挿入」ボタンの フォームコントロール一覧 から「ボタン」を選択 • ドラッグしてボタンを作成 • 「マクロの登録」ダイアロ グが表示されるので 「はじめての相対マクロ」 を選択して「OK」をクリック • ボタンの名前を 「相対マクロ」に変更する 16 ボタンからのマクロ実行 • 「相対マクロ」ボタンをクリックするとマクロが実 行される 17 今日のまとめ • Excelでマクロと呼ばれる機能は大きく二つ。 • 一つはユーザーの行った操作を記録して自動 実行する機能(操作マクロ) • もう一つはVBAプログラム • 操作マクロの中身もExcelが自動生成したVBAの プログラム • ボタンを配置してアプリのように実行することも できる リボンの中にボタンを追加することも可能 • マクロ・VBAを利用するとさまざまなことが自動 実行できる。アプリも作製可能。 18
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