会社法序論

第2回 商法Ⅰ
2007/04/24
商法Ⅰ
2007年度版シラバス 75ページ
単位数2単位(全17回)
火曜日2講目 10:40– 12:10
受講心得
テキスト・六法を持参
私語などの迷惑行為は厳禁!
新聞の経済欄に目を通す習慣を
単位認定の方法と基準
出席状況を重視し、期末試験・課
題提出(加点)・確認テスト(加点)
を総合して評価
授業日程
1 ガイダンス
15 まとめ 2007/07/31
16 まとめ 2007/09/04
17 定期試験
使用テキスト
日本一やさしい新会社法の学校
ナツメ社
ポケット六法
有斐閣
商法のための民法入門
1 公法と私法
国家 vs 国民
刑
事
責
任
税
金
徴
収
縦
の
関
係
商法のための民法入門
1 公法と私法
国家 vs 国民
刑事責任の追及
タクシーの運転手
タクシーの客
商法のための民法入門
1 公法と私法
私人 vs 私人
対等な者同士の横の関係
権利・義務の形で規律
商法のための民法入門
1 公法と私法
私人 vs 私人
タクシーの運転手
タクシーの客
横の関係
権利義務の形で規律
加害者
被害者
商法のための民法入門
2 基本的ルールブックとしての民法
私人 vs 私人
要件
効果
権利義務の変動
商法のための民法入門
3 特別ルールとしての商法
商法 企業に関する特別ルール
民法
基本的ルールブック
商法・会社法のイメージって
会社法のイメージ 難解
学生は株式会社に就職するのに?
学生は社会・実務経験がなく、会社のイメージがないことや民
法などの基礎力不足が原因
テーマ:会社法をいかに身近に感じるか
ライブドアとフジテレビ
ライブドアとフジテレビによる
ニッポン放送をめぐる買収合戦
講義の目的とねらい
企業を巡る法律関係を規定する商法および会社
法、その関連法規について、基本となる知識を修
得することを目的とし、商法とは何か、会社法と
は何か、会社とは何かを考察する
会社と企業って
「会社」:法人企業
複数の者が出資する共同企業
「企業」:利益を求める経済活動
会社と企業って
「法人」
本来ヒトでないモノなのに、法律上、ヒトとして
扱われるモノ
会社の経済的機能
個人的視点
一般人 商品・サービスの提供者
学生 就職・アルバイト
会社員 労力の提供⇒賃金
経営者
社会的視点
個人的視点:会社
企業家は利益の獲得を目的:資本と労力
より大きな利益を得るには、多数の者の資本・労力を結
合して、共同企業を形成し、企業規模拡大することが必
要
会社はこのような資本・労力の結合を実現
個人的視点:会社
企業者は、損失を被る場合には、その負担ができる
だけ小さいことを望む
損失が生じた場合、企業の規模が大きければ多数の
者が損失を分担
一人当たりの被害が小さい
企業者は企業に投下した資本の額を超えては危険を
負担しないという制度
社会的視点:会社
今日、規模の大きい企業のほとんどは会社形態で営ま
れており、社会の繁栄は会社のあり方に大きく依存して
いる
内部での関係:労働の場
外部での関係:商品・サービスを提供
国との関係 :国家経済の根幹を支えている
会社は、企業者の意図・目的を離れ、その目的を超えた
社会的機能・使命、さらには公共的性格を有している