平成19年度 上川教育研修 センター

AEEN ワークショップ
(Part 2)
期日:平成20年11月15日
会場:旭川市立近文小学校
旭川市立北光小学校
小山 俊英
1 学習指導要領を
読み解く
小学校における英語教育の必要性
小学生の柔軟な適応力
・ 挨拶や自己紹介は、小学校段階での英
語活動になじむ
・ 新しい事象への興味関心が高い
グローバル化の伸展への対応
・ 他者理解・自己表現
教育の機会均等の確保
・ 実施内容のばらつき
・ 中学校との円滑な接続
1
目 標
言語や文化について体験的に理解を深める
積極的にコミュニケーションを図ろうとする態
度の育成
外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しま
せる
コミュニケーション能力の素地を養う
言語教育(英語スキル)
異文化理解(コミュニケーション力)
家
コミュニケーション
能力の
基礎
(4技能)
〇 積極的な
態度
中
学
校
英
地
均
し
小一
学部
校は
へ
語
小学校英語
コミュニケーション
能力の素地
〇慣れ親し
む活動
(聞く・話す
を中心)
〇言語や文
化を体験的
に理解
〇積極的な
態度
「言語や文化について体験的に理解
を深める」とは・・・・・
外国語の音声やリズムに慣れ親しむこと
日本語との違いに気づく
言葉の持つ面白さを体感する
日本と外国の生活や行事、習慣などの違い
を知る
多様な物の見方や考え方があることを知る
そのまま、「内容」として学習指導要領に盛り込まれる
2 内 容(その1)
1 外国語を用いて積極的にコミュニケーショ
ンを図ることができるように・・・・・
(1) 外国語を用いてコミュニケーションを図
る楽しさを体験すること
(2) 積極的に外国語を聞いたり、話したりす
ること
(3) 言語を用いてコミュニケーションを図るこ
との大切さを知ること
2 内 容(その2)
2 日本と外国の言語や文化について、体験
的に理解をふかめることができるように・・・
(1) 外国語の音声やリズムに慣れ親しむと共に日
本語との違いを知り、言葉の面白さや豊かさに気
づくこと
(2) 日本と外国との生活・習慣・行事などの違いを
知り、多様なものの見方や考え方があることを知
る
(3) 異なる文化をもつ人々との交流を体験し、文化
に対する理解を深めること
指導計画を作成する際の配慮事項
英語を取り扱うことを原則とする
内容1(言語や文化)と内容2(コミュニケー
ション)との関連を図るようにする
言語や文化については体験的な理解を図
るようにする
指導内容や活動は児童の興味関心にあっ
たものとする
他教科で児童が学習したことを活用する
視聴覚教材を活用
内容の取り扱いに関する配慮事項
身近なコミュニケーションの場面を設定する
音声面を中心とし、アルファベットなどの文
字や単語の取り扱いについては、学習負担と
音声面を補助するものとして取り扱う
非言語コミュニケーション(動作等)の役割
を理解させる
外国語活動を通して、外国文化や自国文化
の理解を深めるようにする
教育条件整備に関わって
指導者・・・学級担任を中心に
ALTや地域人材の活用
拠点校研修推進プラン
共通教材(英語ノート)
の配布
小学校英語活動等国際理解活動
指導者養成研修
研修資料の配布
中核教員研修
2 小学校英語ノート
中学校と異なり「教科書」と
いう扱いではない
・・・既存の教材使用をする
外国語活動であってよい
小学校英語ノート
本年度・・・拠点校に配布
(実践を開始)
・・・・試作版・指導書
次年度全校配布予定
ただし学習指導要領の内容
を取り扱わなければならない
学習指導要領
活用方法・・・
〇 カリキュラム
・・・ 英語ノートのどこを取り込むか
どのように使うかが最大のポイント
英語ノートの構成・・・
〇 カテゴリーを中心とした配列
〇文字の取り扱い
〇5・6年:各9題材・35時間
小学校英語ノート
学習指導要領の活動内容を示すもの
〇
〇
〇
〇
〇
英語ノートは、教科書ではない
内容的に、全てを英語ノートで行うことは難しい
英語ノートを取り扱わない方がやりやすい内容もある
英語ノートの順に指導計画を立てる必要はない
英語ノートの内容を全てやらなければならないという
ことではない
外国語活動は、学習指導要領の内容を具現化する活動