2. 株式交換と株式移転 両方の会社が法人格を保持したまま合併と同様の経済 → 効果を生じる取引 株式交換 ・・・ A社がB社の株主からB社株式の全部を受け取る のと交換に、A社株式を交付する制度 2. 株式交換と株式移転 → 両方の会社が法人格を保持したまま合併と同様の経済 効果を生じる取引 A社とB社が合意のもとでC社を新設し、それぞれの株 株式移転 ・・・ 主が所有する株式をC社の株式と交換する制度 2. 株式交換と株式移転 → 両方の会社が法人格を保持したまま合併と同様の経済 効果を生じる取引 A社がB社の株主からB社株式の全部を受け取るのと 株式交換 ・・・ 交換に、A社株式を交付する制度 3. 会社の分割 → 会社法の規定に従って、会社の事業の一部を 分離すること 新しい会社を設立して事業を承継さ 新設分割 ・・・ せる手段 吸収分割 ・・・ 既存の会社に事業を承継させる手段 ○会社の分割の会計処理は、分割によって移転された事業に関する投資が、 いったん清算されたとみるか、そのまま継続しているとみるかによって、2通り に分けられる。 簿価引継法 ・・・ 会社分割の際、事業に対する支配権が継続している場 合に採用する方法で、会社分割に係る資産及び負債 を帳簿価額で処理する考え方。 合併会計の持分プーリング法に対応した方法。 売買処理法 ・・・ 会社分割の際、分割した事業の資産及び負債を、売買 したものとして処理する考え方。事業に対する支配権が 移転したと認められるため、簿価を引き継ぐことができな い場合の処理方法。 合併会計のパーチェス法に対応した方法。 4. 新基準における改正事項 ○ 持分プーリング法が廃止される。 例外→ 共同支配企業の形成、共通支配下の取引 ○ 取得企業の決定をする。 → 連結会計基準における支配の概念を利用し、支配を獲得した側の企業 ○ 取得企業の交付する株式の時価の測定日 従来 ・・・企業結合の合意公表日前の合理的な機関における株価 新基準・・・実際の企業結合日の株価で測定 ○ 負ののれんの処理 従来 ・・・負債計上したうえで20年以内の期間で規制的に償却 新基準・・・発生年度の特別利益として処理 ○ 研究開発の途中段階にある未完成成果に対する処理 従来 ・・・取得原価の一部をこれに配分しても、その額は費用処理されてきた。 新基準・・・ほかの資産との整合性を重視し、資産としての識別が可能である限り、 これを企業結合日の時価で資産計上する。
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