ネットワーク技術II 第7.1課 イーサネット・テクノロジー http://www.info.kindai.ac.jp/NetEngII 38号館4階N-411 内線5459 [email protected] ネットワーク技術II 公式ページ http://www.info.kindai.ac.jp/NetEngII (アイアイ) 学外からの教材アクセスのパスワード ユーザID : info06 パスワード : ccna+2008 イーサネットとOSI7層 ひとくちに「イーサネット」といっても、こんなに種類がある この課の目標 ・具体的にどんな違いがあるのか? ・どんな特徴があるのか? を理解する イーサネットのタイプ分け ____BASE____ 伝送速度(Mbps) メディアの種類 10 100 1000 10G (例) 2 細い同軸ケーブル 5 太い同軸ケーブル -T UTP -TX UTP -FX 光ケーブル ・10BASE-T → 速度10Mbps, UTPケーブルを用いたイーサネット 主なイーサネット タイプ 10BASE5 レガシー イーサネット ファスト イーサネット 10ギガビット イーサネット 10Mbps メディア 太い(Thick)同軸ケーブル 10BASE2 " 細い(Thin)同軸ケーブル 10BASE-T " UTPケーブル(カテゴリ3以上) 100BASE-TX 100BASE-FX 1000BASE-T ギガビット イーサネット 伝送速度 100Mbps " 1000Mbps UTPケーブル(カテゴリ5以上) 光ファイバケーブル(マルチモード) UTPケーブル(カテゴリ5e以上) 1000BASE-SX " 光ファイバケーブル 1000BASE-LX " 光ファイバケーブル 10GBASE-LX 10Gbps 光ファイバケーブル イーサネットの基本ルール 速度やメディアが異なっても変わらない仕様 MACアドレス フレーム構造 CSMA/CD CSMA/CD Carrier Sense Multiple Access Collision Detect CSMA/CD そろそろいいかな? 待ち時間は試行回数から計算 回数の多いほど長く待つ フレームサイズとコリジョン 64~1518オクテッド もしコリジョンが発生しているのであれば 64オクテッド以内に検知したい イーサネットのタイプごとに制限を設ける必要がある 使用できるケーブルの長さ リピータ数の上限 同軸ケーブル 10BASE5 特徴: ・施設距離が長い ・太く重たいケーブル ・反射に敏感 ・単一故障に弱い ・機器の入手困難 最長500m 最大100台/セグメント リピータは最大4台 AUIケーブル ターミネータ (50Ω終端抵抗) トランシーバ 太い(Thick)同軸ケーブル 10BASE2 特徴: ・細く軽いケーブル 最長185m 最大30台/セグメント リピータは最大4台 BNCコネクタ 細い(Thin)同軸ケーブル Unshielded Twisted-Pair ケーブル 10BASE-T ハブ 最長100m ハブは最大4段 スタッカブルハブ UTPケーブル (カテゴリ3以上) 100BASE-TX ハブ 最長100m UTPケーブル (カテゴリ5以上) 光ファイバ・ケーブル 100BASE-FX 特徴: ・あまり使われていない 光ファイバ ケーブル (マルチモード) 補足: 100BASE-FXの ファイバケーブル長 ハブ(クラス2) 最長160m スイッチ スイッチ スイッチ 最長210m 最長412m 最長2000m スイッチ スイッチ 半二重通信 全二重通信 ハブ(リピータ)のクラス ハブ(リピータ)を使用する場合は、「クラス」に注意 クラス1リピータ 入力されたアナログ信号を一旦全てデジタルに変換、 その後他のポートにアナログ信号として送出 遅延大 クラス2リピータ 入力されたアナログ信号を直接他のポートに出力 遅延小 ハブ(リピータ)のクラス クラス1リピータと 100BASE-TX クラス1リピータ 最長100m クラス1リピータ 最長100m 最長100m × クラス1では、 カスケードできない クラス2リピータと 100BASE-TX クラス2リピータ 最長100m 最長100m 最長5m クラス2リピータ 最長100m ○ クラス2では、 カスケードができる レガシーイーサネットの符号化 マンチェスター符号 0 : 高Lvから低Lvへの遷移 1 : 低Lvから高Lvへの遷移 ファスト・イーサネットの符号化 2段階の符号化 4B/5B符号化 + MLT-3 (100BASE-TX) 4B/5B符号化 + NRZI (100BASE-FX) 4B/5B符号化 データを4ビットごとに 5ビットデータに変換 Multi-level Transmit-3 100BASE-TXで使用 3段階の振幅 0V→1V→0V→-1V→0V 0 : 遷移無し 1 : サイクルの次のレベルへ Non-Return to Zero-Inverted 100BASE-FXで使用 0 : 遷移無し 1 : 遷移有り ※高Lv,低Lv共に0Vではない 強い光(高Lv)と弱い光(低Lv) 全二重通信と半二重通信 半二重のみ 10BASE5 10BASE2 半二重も全二重も可能 10BASE-T 100BASE-TX 100BASE-FX 第7.1課のまとめ 種類 通信 最大 リピータによるセグ ケーブ メントの拡張 ル長 セグメント あたりの 最大ホス ト数 符号化方式 10BASE5 半二重 500m 5-4-3ルール 100台 マンチェスタ 10BASE2 半二重 185m 5-4-3ルール 30台 マンチェスタ 10BASE-T 半二重/全二重 100m ハブは4段まで - マンチェスタ 100BASE-TX 半二重/全二重 100m クラス1ハブは1段まで クラス2ハブは2段まで - 4B/5B の後、 MLT-3 100BASE-FX 半二重/全二重 412m クラス1ハブは1段まで クラス2ハブは2段まで - 4B/5Bの後、NRZI
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