KISSMEチューニング デモランといえど・・・ 渡辺 真吾 最低限クリアすべき課題(1) 成層圏オゾン過小評価(永島・須藤・関口) 成層圏での短波加熱不足と低温バイアス 成層圏から対流圏へのオゾン流入不足 対流圏への太陽放射フラックスに悪影響 対流圏化学にもろもろの無視できない悪影響 エアロゾル・チューニング(竹村・江守・永島) ダスト不足・海塩過剰・炭素不足・硫酸塩不足 散乱不足・CCN海上過多&陸上不足 放射収支チューニング前に片付ける必要 (敬称略)の方々にご協力頂いています・感謝! 成層圏オゾンの不足 O2 + hν -> O + O mstrnXのUVフラックスは高度約50 km以下で 大きく不足していた (bnd31.ch92) 下向き太陽フラックスの相対誤差を30 km程 度まで十分小さく保つように、積分点を1->3 程度に増やして最適化 (bnd31,ch96&98) UVフラックスの不足は解消された O2光解離計算のための波長解像度不足のた め、まだO3不足 UV域(200-230nm)でバンドを増やした (bnd32,ch101) 須藤君の帰国を待って実験 O2 + hν -> O + O O2 光解離率の不足 → O3不足 mstrnX UV フラックス 積分点増加による精度の改善 成層圏化学版の改良あれこれ (by 永島さん) 環境研にてKISSME T42L34を化学調整用に 現在、放射過程と化学の光解離計算は独立 に計算している 化学の光解離計算の中で用いられる吸収断 面積や光学的厚さを放射過程にも使用した ほうが筋がよい(consistentになる) メタンの計算 Cl系のrefineと化学種の追加 最低限クリアすべき課題(1) 成層圏オゾン過小評価(永島・須藤・関口) 成層圏での短波加熱不足と低温バイアス 成層圏から対流圏へのオゾン流入不足 対流圏への太陽放射フラックスに悪影響 対流圏化学にもろもろの無視できない悪影響 エアロゾル・チューニング(竹村・江守・永島) ダスト不足・海塩過剰・炭素不足・硫酸塩不足 散乱不足・CCN海上過多&陸上不足 放射収支チューニング前に片付ける必要 (敬称略)の方々にご協力頂いています・感謝! ダスト・光学的厚さ KISSME (調整前) オリジナルSPRINTARS ダスト・光学的厚さ KISSME (調整後) オリジナルSPRINTARS アフリカ・中東・オセアニアでエミッション増加 海塩・質量濃度 KISSME オリジナルSPRINTARS 粒径bin数の不足&ソース高度が高い 小手先のチューニングでは減らせない by 竹村さん 海塩粒子質量の過剰が もたらす悪影響 海上では海塩はメジャーなCCN 海上のCCN数が過剰 海上の雲アルベドが過剰 (陸や極域は不足) 海塩粒子の質量は減らせないので、CCN数を定数倍小さくすることに 海塩CCN減少に伴う雲水量の変化 海上のべったりした下層雲が減少 海上のCCN数とOSRは改善されたが、 雲スキーム由来の問題は残る 雲水量は依然過剰で、雲粒数が減った結果 雲頂有効雲半径の過大評価がさらに悪化 CCN数の現実性と放射収支を優先させる=過大評価のまま放置? 最低限クリアすべき課題(2) 雲・放射収支チューニング(江守・小倉・横畠) 主に下層雲量によって調整 海上で下層雲多く、陸上で少ない 北極海の夏の雲が少なく海氷が融解しやすい 陸上の太陽光・水分・温度のバイアスは生態系に 悪影響 Simcycleで調整できる範囲内に 炭素サイクル結合 成層圏化学導入後、まだ炭素循環は結合してい ない (気候がおかしいと陸域生態系にバイアス が出てCO2ドリフトが生じるため) (敬称略)の方々にご協力頂いています・感謝! 最低限クリアすべき課題(3) Simcycle チューニング (加藤さんにお願い) 従来のマル中の気候に合わせてチューンされて いるので、成層圏化学版の気候に合わせる 海洋の水漏れバグ修正の反映 フル結合でスピン・アップ、初期値作成 ついでに成層圏QBOチューニング
© Copyright 2024 ExpyDoc