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伏射銃口(自然狙点)の上下調整
銃口の高さの調整は姿勢変更による調整と競技会時の微調整に分けら
れる。どの方法を選択するかは要求される調整幅によるが、一般的に姿
勢を変更することは2番目の方法である。
伏射銃口(自然狙点)の上下調整
銃口は上がる
両肘は固定したまま
腰を浮かしてわずか
に後方に移動する
姿勢変更による調整のもっとも一義的なものは腰の位置の前後移動であ
る。一般的に50m先の標的紙1枚程度の幅までサポート感に変化を与え
ることなく対応できる。
伏射銃口(自然狙点)の上下調整
銃口が上がる
手前を持つ
先を持つ
銃口が下がる
姿勢変更による調整のもう一つの代表的なものはスリングの長さ調整を
伴った左手位置の前後調整である。黒点1個分程度の調整に利用できる
が1cmを超えるハンドストップの前後移動はポジション変化を伴い競技中
での採用は推奨できない。競技中に緩んだポジションを締めるためにハン
ドストップをミリ単位で前方に出すことは狙点変化を伴わない範囲で採用
できる。
伏射銃口(自然狙点)の上下調整
左ひじの前後位置も銃口の上下方向の変化を与えるが、通常このことに
よって狙点の調整は行わない。左ひじの位置は骨格サポートの最も優れ
た場所で固定することを原則とする。
伏射銃口(自然狙点)の上下調整
スリングの長さを変えることでも銃口は上下する。競技中に銃口が下がっ
てきた場合などにスリングを1-2穴つめる場合がある。ゆるいポジションを
締めるような場合は銃口の上下変化を伴わない場合もある。
伏射銃口(自然狙点)の上下調整
銃口が
上がる
バットプレー
トを上げる
バットプレー
トを下げる
銃口が
下がる
バットプレートの上下調整で銃口の高さを決定することは日常的である。
その量は上下5mm程度でセンチメートル単位の移動はチークピースの再
調整も要求される。チークへの圧力を単独で考えれば圧力が上がれば銃
口は上方に自然狙点を移動させる。
伏射銃口(自然狙点)の上下調整
ハンドストップ前後
バットプレート上下
スリング長
左肘前後
腰の前後
銃口の高さの調整は姿勢変更による調整と競技会時の微調整に分けら
れる。どの方法を選択するかは要求される調整幅によるが、一般的に姿
勢を変更することは2番目の方法である。
伏射銃口(自然狙点)の左右調整
銃口の左右方向御の調整は左肘を固定したまま腰を左右に移動しポジ
ションの形状そのままに回転する方法が一義とされる。形状はそのままで
あるので右ひじの位置も上半身の角度変化とともに変化する。