産学連携学会・認定講習 第1回・第1講座 九州大学教授 産学連携センター・デザイン総合部門 (芸術科学技術共同研究センター) 特定非営利活動法人・産学連携学会理事 将来設計委員長 湯本 長伯 [email protected] 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 第一回講習のポイント 1.本学会CPD(継続的専門能力開発)の一環 1)講習成果の評価 2)継続的教育事業 3)産学連携を大学側の視点から始める 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 第一回講習のポイント 社会的に認知された専門(職能)資格を目指す 1)成果の評価と水準維持>資格 2)講座ごとの評価>単位化 3)社会的認知獲得 4)「目的」「実行方法」「受講者への評価方法」 等の最適化 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携学会・認定講習 第1回・第1講座 産学官連携に関する資料 第18回国立大学法人共同研究センター教員会議 (2005年8月26日・九州大学西新プラザ) 議長:湯本 長伯(九州大学) 文部科学省・技術移転推進室 経済産業省・大学連携推進課 資料 資料 文部科学省・資料 METI Ministry of Economy, Trade and Industry 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 九州大学・産学連携センター (芸術科学技術共同研究センター) 湯本 長伯[email protected] [ キーワード] 産学連携学(異種融合・事業創造) ナレッジ・デザイン(知識構築学、DB含む) 設計科学(方法論・システム論) 建築プログラム・環境形成理論 感性工学、人間工学、資格・職能研究 戦略的評価・構築研究/共同研究・情報共有 潜在経済事象学(イベント経済学) 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携とは何か? 1)はじめに 産学連携の定義 異なる捉え方多くの不一致 議論と理解を深めて共有が施策の第一歩 知の大量消費社会 知の生産・管理・移転 サイクル *知的財産戦略大綱のポイント 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携とは何か? 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携とは何か? 2)産学連携の原理・異種連携 異種異質なものの連携融合 知の大量消費時代 知の生産方法論 異種連携と政策 NPO・NGO Cross-Sector Co-op・・ 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携とは何か? 3)知の生産と社会経済状況 超工業化社会 知的生産の重作業化 業界大型合併 イノベーションの経済ドライブ *経済活動と多様な「知」 超工業化社会における知の生産システムとしての産学連携 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 経済活動と多様な知 ¦ ¦ ¦ ¦ ¦ 狩 猟 農 業 ・ 時間×経済力の積分値 ・ 一定値に達すると次のステップへ 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 工 情 業 報 産学連携とは何か? 4)知的財産管理 知の生産を一国の産業力に繋げる 知を社会経済的財産と位置づけ(権利化) 重複研究 研究テーマを事前に共有する社会連携 多様な社会内主体の連携の意味 連携・マネジメントの生産力 クローズド・システムの限界と危険性 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携とは何か? 2007年3月16日(金) 15 年度 16 年度 共同研究 126 億円 162 億円 受託研究 27 億円 50 億円 寄付金 556 億円 631 億円 合計 709 億円 843 億円 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携とは何か? 国立大学等 公立大学等 私立大学等 共同研究 9,378件 412件 938件 受託研究 7,827件 1,169件 6,240件 平成16年度・実績 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携とは何か? 10000 8000 6000 件 4000 2000 0 250 200 150 億円 100 50 0 5861 元 4 7 10 1316 知的財産の管理・活用状況(共同・受託研究件数) 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携とは何か? 国立大学等の奨学寄附金の受入額推移 700 631 600 金額(億円) 500 548 500 579 556 497 489 487 484 465 467 460 6 7 8 9 10 11 400 300 200 100 0 5 12 13 14 年度 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 15 16 TLOの認知度の高まりとともに活動実績は着実に上昇 ・承認機関数 ・特許出願件数 ・実施許諾件数 ・実施料収入 40機関 (平成17年7月現在までの累計) 8,805件 (平成17年3月現在までの累計) 1,863件 ( 〃 ) 4,298百万円( 〃 ) 特許実施許諾件数 1863 2000 1600 ◎TLO役員への兼業措置 1237 1200 ◎国立大学の施設無償使用 705 800 400 0 TLO支援のための取組 1 H1 0 20 125 H1 1 2007年3月16日(金) H1 2 ◎運営等への助成 ◎特許料の軽減 356 ◎特許関係経費の支援 H1 3 H1 4 H1 5 H1 6 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 文部科学省・資料 050826 産学連携とは何か? 社会の大きな変化 ↓ 5)知的生産の活性化・効率化 Cross Sector Partnership 連携により新しい展開を考える 連携∋支援、チームプレー 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 社会連携の連携 有価値情報の利活用 社会構造改革 異種融合 職能の確立 新事業創造 α 産学連携学会 学長ネット β 国立大学・共同研究センター・全国ネット 大学知財ネット γ 私立大学リエゾン D 民間企業系グループ B 経済産業省系グループ X C A Z 技術移転有価値情報ネット 自治体系グループ 文部科学省系グループ 日本アジア技術移転ネット Y 産学連携・情報ネット日本 日本アジア大学コンソーシアム 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携学会 第1 回大会 First Annual Meeting of Japan Society for Intellectual Production 開催要領・プログラム 【と 【と こ き】 2003年9月15日(月・敬老の日) 9月16日(火) ろ】 北海道大学 学術交流会館 〒060 -0808 札幌市北区北8条西5丁目 (北海道大学正門から入ってすぐ左側の建物です) 【大会事務局】 北海道大学先端科学技術共同研究センター内 産学連携学会第1回大会実行委員会 大会委員長 荒磯 恒久 〒001 -0021 札幌市北区北 21 条西 11 丁目 TEL (011) 70 6 -7199 (事務担当:加藤) FAX (011) 706 -7220 E -mail: [email protected] j または [email protected] URL http://www.cast.hokudai.ac.jp/j -sip プロメテウスの火 人類は火とそして知恵を授かり、 しかし未来を知る能力を失った。 代わりに得たのは、希望であった。 今、私たちは破壊と創造の火を燃やす。 産 学 連 携 学 会 2003 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 プロメテウスの火は何を燃やすか? いまこの日本に何が必要なのか? 狩猟採集、農耕、工業から情報価値の社会へ、一方で神の時代 から貴族、武士、商人、工業企業家とイニシャティブが移り、今 や情報とエネルギーをより良く利用し制した者が勝利者である。 産学官公民金連携を代表した産学連携というキーワードは、一時 的な現象ではなく、知的生産優先社会に必然の現象である。 今回の講習では、産学連携の一つの捉え方を産学連携学会とい う立場から示し、(国立)大学における産学連携の在り方と現状 を共有しつつ、具体的に(連携して)何が出来るかを考える。 設立時に掲げた地域産学官連携推進の実効性と、関わる人材の育 成及びその仕組みの構築が、喫緊の課題である。 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 プロメテウスの火は 何を燃やすか? いまこの日本に何が必要なのか? ・一言で言えば、 『知の生産』と『知の活用』であり、 そのための『新しいタイプの知の獲得』である。 ・『要素知』『要素技術』で 何とかやれた時代は終わった 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 いまこの日本に 何が必要なのか? ・『知の権利化』『知の活用のための知』 『知を組み上げる知』『マネジメント知』 が重要になった ・科学技術と総称される世界の知から、 社会の仕組みに関わる知までを結び付け、幅広い 『総合的な人間知』(人間に関わる全ての世界に跨る知)が 求められる時代 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 いまこの日本に 何が必要なのか? これらの新しい知の生産を、 産学官連携という方法論で、 如何に効果的効率的(量から質)に 行うかを考える >社会の基本的な仕組みとも言える 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携の歴史・背景 1)はじめに 大学一貫して拡大 社会縮小・量的見直し必要 社会的役割期待・質的変化 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携の歴史・背景 2)近年の科学技術政策・経済政策としての 産学連携 単純投資から複合的投資へ (*4)マイクロクレジットとは 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携の歴史・背景 マイクロクレジットとは(投資融資の変革力) マイクロクレジットは、バングラデシュのムハマド・ユヌス医師がグラミン(農民)銀行 として始めた、画期的な小額無担保融資である。数千円から1万円程度の小額を、無担保で 貧しい人々に1年間ほど貸すというだけのことだが、借り手はその融資で個人事業を行い、 元本を返済する。貧困の支配キる地域では、事業のリターンは大きく、成功すれば元本の何 倍もの利益を上げることができる。返済に対しては、5人ほどの連帯責任を採用して返済率 を支えているが、基本的にはまさに信用貸し(クレジット)である。返済率は90%近いと 言われ、2001年末には6000万人を超える人が利用したという。氏は同年に日本を訪れ、国 際的な協力を訴えた。 ただこれだけのことで、一生の時間のほとんどを例えば水汲みに費やすしかなかった人が 、例えば一匹の子牛を買い一年育てることで、大きな利益を得ることが出来る。融資は返済 しなければならないが、それが借り手に事業計画を立てさせ、それを契機に貧困から抜け出 す機会を得る。本当に必要なのは「援助」ではなく「融資」であると言え、ユヌス氏が2006 年にノーベル平和賞を受賞したことで一躍有名になったが、長い間、地道な活動が続けられ ている。 融資や投資など、お金を善用することの重要性を示唆する事例と言えよう。 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携の歴史・背景 農業社会・工業社会・脱工業化社会 産学官連携政策 科学技術基本計画 失われた10年 「知的財産の生産・創造」 ⇒「知的財産の管理(権利化)・保護」 ⇒「知的財産の産業移転・活用」 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携の歴史・背景 3)国立大学への産学官連携の浸透政策概観 S55 国立大学技術開発センター設置(豊橋技術科学大学) S56 長岡技術科学大学 S62 国立大学地域共同研究(開発)センター(富山、神戸、熊本) S63 同上(室蘭工業、群馬、東京農工、岐阜、名古屋) H01 国立大学(地域)共同研究センター設置、以降毎年5大学ずつ H07 科学技術基本法 H08 科学技術基本計画 H09 大学の教員等の任期に関する法律等 H10 大学等技術移転促進法(TLO法) H11 産業活力再生特別措置法 独立行政法人通則法 H12 産業技術力強化法 H13 第二期科学技術基本計画 H14 知的財産基本法 H15 国立大学大量統合、(大学)知的財産本部設置 H16 国立大学法人化 知的財産推進計画2004 H17 知的財産推進計画2005 H18 知的財産推進計画2006 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携の歴史・背景 今後は地域の経済・産業(社会状況)の活性 化に、如何に貢献できるか 「独立した名前と地域」を持った大学とし て、明確な目標と計画(ビジョン) 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 大学等における知的財産の管理・活用体制状況 (平成17年3月末現在) ■ 知的財産の帰属方法 1.知的財産の機関帰属の有無 原則機関帰属と 原則個人帰属と している している 設定して いない 回答大学数 件 件 件 件 (187) 232 (45) 37 (258) 403 (490) 672 (82) 87 (85) 私立大学等 112 (20) 公立大学等 33 ※上段( )書きは、前年度実績 (4) 2 (29) 16 (12) 19 (8) 5 (228) 377 (22) 21 (94) 94 (342) 505 (54) 73 総数 国立大学等 2%5% 25% 内円:国立 外円:公私立 69% 6% 93% 原則機関帰属 原則個人帰属 未設定 2.知的財産の管理活用体制(大学知的財産本部等)の整備状況について ■ 組織として管理・活用体制の整備状況 既に整備 している 今後整備 予定である 件 総数 (119) 142 (62) 国立大学等 71 (45) 私立大学等 57 (12) 公立大学等 14 ※上段( ) 書きは、前年度実績 2007年3月16日(金) 整備する予定 回答大学数 はない 件 件 件 (174) 91 (19) 10 (138) 66 (17) 15 (197) 439 (13) 13 (159) 382 (25) 44 (490) 672 (94) 94 (342) 505 (54) 73 12% 14% 14% 11% 75% 内円:国立 外円:公私立 74% 整備済 整備予定である 整備予定なし 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 文部科学省・資料 050826 共同研究は右肩上がりだが、1件あたりの規模は横ばい 受託研究のうち民間からの受け入れ額は少ない 国立大学等における受託研究の 相手先機関別受け入れ金額 国立大学等における共同研究の伸び率 (12年度を100%とした伸び率) 民間企業 国 260% 240% 220% 公益法人等 200% 180% 地方公共団体 160% 140% 120% その他 100% 80% 12年度 13年度 14年度 1件あたりの受入額 15年度 受入れ件数 16年度 受入額 16年度受入額(百万円) 一件あたりの受入額実績 受入額(千円) 16年度 2,338 15年度 2,193 14年度 2,331 13年度 2,130 2007年3月16日(金) 2,323 12年度 注)大学等には高専及び大学共同利用機関を含む。 民間 企業 国 公益 法人 地方 その 他 合 計 4,954 45,839 24,062 1,670 723 77,247 注)大学等には高専及び大学共同利用機関を含む。 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 文部科学省・資料 050826 また、大学研究費における企業からの資金の割合は低い 国内大学の研究費(総額)における企業からの資金の割合は他国に比べかなり低い水準 (日本は約2%、米英は約6%、ドイツは10%以 上) 大 学 研 究 費 に 占 め る 産 業 界 資 金 の 比 率 (%) 14 日本 12 10 米国 ドイツ イギリス 8 6 4 2 0 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 年 注:日本の「研究費」は総務省「科学技術研究調査報告」における「内部使用研究費」を指す。 文部科学省・資料 050826 出典:日本:総務省「科学技術研究調査報告」(産業界には、公庫・公団等を含む。) 米国:NSF,“National Patterns of R&D Resources 2002 Data Update” ドイツ、フランス:OECD,“Basic Science and産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 Technology Statistics 2002/2” 2007年3月16日(金) イギリス:OECD,“Basic Science and Technology Statistics 2002/2”。2001年からはONS,“Gross domestic expenditure on research and development 2002” さらに、産業界からの研究開発投資は海外へ流出傾向が続く 国内企業の研究開発投資は、国内大学よりも海外の大学・研究所に対する投資の方がはるかに大きい 民間企業の研究費支出先(2003年度実績) 1985 2000 国内大学 1500 ] 814 1557 1570 1431 1348 1181 937 894 1000 1519 1433 海外研究機 関 [ 研 究 費 支 出 額 億 円 795 791 834 551 500 778 430 558 452 492 564 577 531 564 604 594 619 675 720 384 0 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 3 年度 総務省統計局「科学技術研究調査報告」より ○我が国企業の大学等研究機関への開発投資の7割が海外研究機関に流出。 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 ○研究開発の流出による我が国の「知の空洞化」が懸念。 文部科学省・資料 050826 産学連携とは何か? 民間企業の研究支出先(2003年度実績) 1995 2000 研究費支出額〔億円〕 1500 1433 1519 1570 1348 1557 1431 1181 1000 894 814 500 430 384 0 89 551 452 492 90 91 937 795 791 558 564 92 93 531 94 577 95 海外研究機 564 96 604 97 594 98 619 99 675 00 720 01 778 02 国内大学 技術貿易収支のアンバランス(海外超過) 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 834 03 日本の大学の研究ポテンシャルは高い。 論文数のシェア(量の面) 論文被引用回数のシェア(質の 面) フランス 5位 6.9% 米国 1位 32.7% その他 31.9% フランス 5位 6.8% 英国 4位 9.1% ドイツ 3位 9.2% 日本 日本 2位 10.3% 2位 1位 米国 2位 日本 3位 ドイツ 4位 英国 5位 フランス その他 12.0% 日本 日本 4位 4位 8.5% 8.5% ドイツ 3位 10.9% 10.3 % 米国 1位 49.6% 英国 2位 12.1% 1位 米国 2位 英国 3位 ドイツ 4位 日本 5位 フランス (米国科学情報研究所「National Science Indicators,1981-1999」より) 学問分野別の論文被引用回数(1991~2001年) 【物理学】 ①AT&T ②東京大 ③IBM ④MIT ⑤CERN 【化 学】 【生物学・生化学】 ①UC Berkeley ②京都大 ③東京大 ④University of Texas ⑤University of Cambridge ①Harvard University ②University of Texas ③UC S.F ④東京大 ⑤Natl.Cancer Institute 【材料科学】 ①東北大 ②IBM ③UC Santa Barbara ④MIT ⑤University of Illinois 1992~2002年には、【物 理 学】で東京大学が世界1位 【材料科学】で東北大学が世界1位 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 文部科学省・資料 050826 (ISI「日本の論文の引用動向 日本の研究機関ランキング」より) 7 「大学知的財産本部整備事業」の審査結果 地域別分布図 北海道・東北 地区 近畿 地区 ○ 北海道大学 ○ 岩手大学 ○ 京都大学 ○ 東北大学 ○ 大阪大学 文部科学省・資料 050826 ○ 神戸大学・神戸商船大学 関東 地区 ○ 奈良先端科学技術大学院大学 中国・四国 地区 ○ 大阪府立大学ほか2機関 ○ 筑波大学 ○ 立命館大学 ○ 群馬大学・埼玉大学 ○ 広島大学 ○ 東京大学 ○ 山口大学 ○ 東京医科歯科大学 ○ 徳島大学 ○ 東京農工大学 ○ 東京工業大学 〈 特色ある知的財産管理・活用機能 支援プログラム対象機関 〉 ○ 東京水産大学・東京商船大学 ○ 岡山大学 ○ 電気通信大学 中部 地区 ○ 山梨大学 ○ 静岡大学 九州 地区 ○ 名古屋大学 ○ 北陸先端科学技術大学院大学 ○九州大学・九州芸術工科大学 ○熊本大学 〈 特色ある知的財産管理・活用機能 支援プログラム対象機関 〉 ○ 九州工業大学 2007年3月16日(金) ○ 横浜国立大学 ○ 慶応義塾大学 ○ 東海大学ほか2機関 ○ 東京理科大学ほか2機関 ○ 日本大学 ○ 明治大学 ○ 早稲田大学 〈 特色ある知的財産管理・活用機能 支援プログラム対象機関 〉 ○ 金沢大学 ○ 新潟大学ほか4機関 ○ 信州大学 ○ 岐阜大学 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 ○ 名古屋工業大学 ○ 豊橋技術科学大学 ○ 国立情報学研究所ほか12機関 〈 特色ある知的財産管理・活用機能 支援プログラム対象機関 〉 ○ 東京都立大学ほか3機関 14 【東京大学の取組例】 文部科学省・資料 050826 Proprius21 従来の連携の問題点 ・研究テーマの矮小化 ・成果の事前コミットがない ・事業化への出口が見えない ・期待していた成果ではない ・仲良しクラブに過ぎない Proprius21のスコープ (通常プロセスへの追加) 共同研究計画立案 複数部局 の参加 計画の レビュー 研究目的、期間、分担者、手 段、費用、期待される成 果、社会への貢献、 2007年3月16日(金) 課題と対応策 ・計画と成果の見える共同研究 ・実行前段階の計画・立案を重視 ・複数部局にまたがる大型研究 ・産業界ニーズの反映、研究視点の拡大 ・東大コアコンピタンスの有効活用 ・成果の期待できない計画の早期排除 通常の共同研究 共同研究実施 大型プロジェクト 企業間アライアンス 学内共同 公募型共同研究 通常共同研究 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 期待された成果 明確な成果の帰属 人材の育成 早期の事業化 ベンチャー創出 国家プロジェクト 標準化 コンソーシアム ・・・ 【九州大学の取組例】 九大型組織対応(包括)連携 ○連携運営 九州大学 研究者 連携先企業 知的財産本部 リエゾン部門 研究グループ 産学連携窓口 契約書締結 研究室 学術研究活動 の活性化 連携協議会事務局 ・ ・ ・ ・ ・ 研究グループ 連携協議会 連携企画 個別連携のマネジメント 個別連携成果の評価 知財の取扱い 公的資金の受入等 研究開発業務 の強化 組織対応型連携の運営は、連携先企業の研究開発責任者、九州大学知的財産本部長などからな る連携協議会が担当する。連携協議会では、連携が大学の学術研究の活性化及び企業の研究開 発業務の強化に繋げるという観点で、連携企画、個別連携のマネジメント、個別連携成果の評価、 知的財産の取扱い、公的資金の導入等について審議・検討する。また、連携協議会事務局は知的 財産本部リエゾン部門の職員が担当し、大学教員及び企業研究者が個別連携に専念できるよう、 各種支援及び連携マネジメント業務を行う。 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 文部科学省・資料 050826 産学連携の歴史・背景 4)大学改革・法人化の動きと産学連携との関係 大学の構造変革 自前の研究教育のプラットフォーム作り 様々な制限撤廃 国立大学の法人化・財団化 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携の歴史・背景 産学官連携施策の主な経緯 H8 科 学 技 術 基 本 計 画 H9 H10 関大 す学 るの 法教 律員 等等 の 任 期 に 大 学 等 技 術 移 転 促 進 法 H11 独 立 行 政 法 人 通 則 法 産 業 活 力 再 生 特 別 措 置 法 承認TLO制度の創設 国の委託研究成果を 実施機関へ移転 (日本版バイドール) 2006年5月13日(土) TLOの国有施 設の無償使用 H12 産 業 技 術 力 強 化 法 H13 第 二 期 科 学 技 術 基 本 計 画 H14 知 的 財 産 基 本 法 産 学 官 連 携 促 進 税 制 H15 国 立 大 学 法 人 法 知 的 財 産 推 進 計 画 国 立 大 学 法 人 化 知 的 財 産 推 進 計 画 2 0 0 4 知 的 財 産 推 進 計 画 2 0 0 5 大学等体制整備 推進計画の策定 科学技術の戦略的重点化 産学官連携による科学技術システム改革 大学等の研究成果の機関帰属化 5年間で24兆円の投資、競争的資金倍増 国立大学財務経営センター 研究会・講演 特許費用の確保 と知財本部の充実 等 法人格の取得 研究成果の利用促進 TLOへの出資 非公務員型職員 文部科学省・資料050826 産学連携施策の経緯(横軸) 2007年3月16日(金) H16 H17 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携の歴史・背景 5)特許等知的財産の管理と 知的創造サイクル 知の生産拠点における知的財産管理 産学連携は有効な生産(創造)方法論 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携の歴史・背景 6)産学連携を行う、あるいは支援する組織の設計 共同研究センター・TLO・知的財産本部 文部科学省がまとめている産学官連携類型を挙げてみると、 ○ 共同研究 - 企業から研究経費or研究者を受け入れ、共同して研究・開発を実施 ○ 受託研究 - 企業が大学に、テーマを指定して研究・開発を委託 ○ 技術移転 - 大学の研究成果を企業において実用化、知的財産化されたものを製品化 ○ 大学発ベンチャー - 大学の研究成果を基にベンチャー設立(コア技術、人的支援) ○ 奨学寄附金 - 企業から大学への奨学寄附金により研究を実施(目的を明記しない) ○(技術)相談 - 学外から寄せられる技術相談・経営相談・デザイン相談などに対応する。 単純なものも多いが、共同研究のシーズとなるものも多い。 ○ 包括連携 - 企業と大学が連携協定を結び、共同して研究・開発プロジェクトを設計し作り上げる。 単純なシーズニーズマッチングにならない ○ 起業支援 - 産学官が連携して、コア技術をビジネスとして育てる起業(あるいは既ベンチャー)を支援。 ○ 連携大学院 - 高度な研究水準を持つ民間等の研究所の施設・設備や人的資源を活用して 大学院教育を実施 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携の歴史・背景 ◇ ・関連科学技術の内容を理解して、産学等の異種異質な主体間の連絡仲介ができる ・知的財産権等に関する一定の専門的知識を持ち、特許等の権利化や権利化された ものの移転を取り扱いできる ・上記をコーディネーター業務と概括したとき、それらを日常業務として遂行できる (教育研究に時間を取られない) ・上記等の関連する業務を推進する事務組織をマネージし、適切に運営できる ◆ ・それらの業務を推進する人材を教育し、また必要な関連「知」を研究して、 新たに生産・投入できることも必要である。 産学連携・知的財産管理に関わる、協力的な一般的教員・研究者の比率は、規模の 大きな大学で10%、比較的小さな大学で20%程度(法人化直前は、一時的に40%) という報告(*6)もあり、2007年時点ではまだまだ大学全体の働きになっているとは言 い難い。 (*6)20%の壁 >福井大学50% 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携の歴史・背景 20%の壁 「20%の壁」とは、大学の産学連携関係者の全国会議で報告されたエピソードである 。 幾つかの大学でアンケートを取ったところ、似たような結果が出た。すなわち、「研究 、教育、産学連携・共同研究、社会貢献(委員会委員など)、地域貢献(地域役員や青少 年支援など)の5つのうち、自分はどの部分で努力し成果を上げているか回答せよ」とい うものである。級ハはほぼ20%ずつに分かれたため、大学教員はそれぞれの分野で頑張っ ているという結論を予想したが、実際にはそれぞれに頑張っていると回答した人はほとん ど同じ人で、結局、20%ほどの人が、研究でも教育でもその他の分野でも頑張っている に過ぎず、残りの人は眠っているという結論になったと言う。パーセンテージに上下はあ るものの、特に国立大学の現状を示す逸話として、比較的良く知られている。 【例えば、第18回・全国産学連携センター・共同研究センター専任教員会議。九州大学 ・西新プラザ、2005年8月25日(木)・26日(金)】 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携と大学等経営の関わり • ミッションの相互補完 教育・研究に加わった第3のミッション・産学連携 相互補完 • (競争的)外部研究資金獲得 研究体制そのものの創造・構築、研究障害の打破、 多様な研究資金・形態の創出、機動的体制構築 • AUTM 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携と大学等経営の関わり 3)国立大学組織の背景と法人格の取得(法人化) 様々な自由度の獲得 法人格の取得 知財管理 大学会計の独立・費目制限解除 非公務員型の身分設定 多様な教職員の採用や給与 兼業の扱い ベンチャー役員や代表 ベンチャーへの出資も可能 幅広い大学業務 大学への利益還元 国立大学法人からの出資 TLOへの出資を規定 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携と大学等経営の関わり 4)大学経営の特色化・地域化・社会連携 >大学も含めた地域の生き残り 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携と大学等経営の関わり 5)産学官連携の類型と学内実行組織 a)連携・共同のパターン ・予測や特別なアイデアに基づき、新しい研究を産学が共同して起こす ・大学の技術をベースに新しいシーズ研究を創出する ・大学の技術を産業に生かせるよう、周辺あるいは実用化のための技術開発・研究 を行う ・大学の研究シーズを産業的観点から見直すことで、新しいニーズを見出し、その方 向で系統的に(共同で)研究を展開する ・大学の研究シーズと産業の研究シーズ及びニーズを融合させ、産業ニーズと知的 関心を満たす新しい方向の研究を(産学それぞれで)展開する 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携と大学等経営の関わり 5)産学官連携の類型と学内実行組織 b)産学連携のターゲットレンジ ・新しい研究の方向(分野創生) ・実用化のために必要な研究の展開 ・ 行き詰っている研究の新たな展開 等々 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携と大学等経営の関わり 5)産学官連携の類型と学内実行組織 c)共同研究等産学連携に関わる新事業創造・新産業創出のプロセス ①市場ニーズの方向性・事業アイデアの把握 包括連携/探索型共同研究 ②製品化概念(コンセプト・ビルディング、シーズニーズ融合を有形化) ③構成要素技術の開発・展開 共同研究 ④製品化(開発)(まとめ方、技術的に可能な存在の仕方、・・) ⑤市場調査(状況把握・戦略発見・・) ⑥販売計画(マーケット戦略、ロジスティックス、資金計画・・) ⑦生産設計(コア技術の生産ラインへの展開、調達・配置・・) 受託研究 ⑧事業組織(事業実施を担う人材の配置、資金配置、運輸・・) ⑨事業展開(組織稼動、人・金・モノのロジスティックス《兵站》・・) ⑩フォローアップ(事業資源の追加配分/二の矢三の矢) 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携と大学等経営の関わり 5)産学官連携の類型と学内実行組織 d)産学連携のプロセスと適合パターン 共同研究・受託研究・大学発ベンチャー創出 イ.共同研究:創出プロセスの前半に関連する(機能する)ことが多い。特に包括連携のように、共同研究のテーマそれ自体を共 同して探索するタイプは、最も川上の位置に適したものと言える。 ロ.受託研究:内容の定義が不十分なものも多いが、文字通りの受託研究は創出プロセスの後半に位置することが多い。ただ、 内容定義が不十分であると、成果も現れにくい傾向がある。 ハ.研究員受入れ:プロセスの全般に渡って有効であり、特に共同プロジェクト終結後も継続的に研究プロジェクトが予定されてい る場合は効果的である。ロングスパンで見ようという場合に適している。 ニ.研究マネジメント型共同研究:大学及び企業のマネジメント部門が、目標とする研究成果創造に向けて、要素技術(研究)にブ レークダウンした上で、個々の研究とその統合を、総合的にマネージする。これは創造性・新規性の高い研究・開発に有効であ る。 「研究マネジメント型共同研究」「包括連携型共同研究」などとも言う。 ホ.大学発ベンチャー創出:技術移転の難しさの中にノウハウの伝達があり、特に新しい未定着な技術に顕著と言える。技術を持 つものが、そのまま事業を行えば、そうした問題点は解決される。ただ、そもそも大学の中で研究・教育を専門としていた者が、会 社経営を確実に行うことは難しく、様々な支援・助成が必要である。 我が国では、まだまだ種々の問題点が解決されておらず、順調に展開しているとは言えない。今後の課題である。 ヘ.第三者としての「産学連携組織」:大学と企業という2者だけで考えると、様々な問題点の解決が難しくなる。しかし「官」も含め て様々な「産学連携組織」が介在することで、そうした問題を解決しやすくすることが可能である。大学も企業も、そんも積極的な 活用を前提に、運営・経営を考えるべきであろう。 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携と大学等経営の関わり 5)産学官連携の類型と学内実行組織 e)産学連携組織としての「産学連携学会」 ①創設の経緯と目的に見る拡張された「学会概念」 ②学会が特に可能性を持つ産学連携活動>研究助成獲得支援、・・ ③現状から今後の展開への会員共同企画・内外との「産学連携活動」 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携と大学等経営の関わり 5)産学官連携の類型と学内実行組織 f)大学内における「産学連携活動」の分担実行 ○共同研究 ○受託研究 ○技術移転 ○大学発ベンチャー ○奨学寄附金 ○(技術)相談 ○包括連携 ○起業支援 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携と大学等経営の関わり 6)産学連携に係る教育・人材育成 「産学連携論・知的財産論」教育 (*7) 九州大学・高等教育機構「大学院共通教育」 http://mail.rche.kyushu-u.ac.jp/%7Ein-kyotsu/syllabus_18.html 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携と大学等経営の関わり • 特色化 大学複製モデルの限界 種々の距離短縮 東大との差異化(○○の東大の打破) • 不断の活性化 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 国立大学法人法の概要 METI Ministry of Economy, Trade and Industry ○国立大学を各大学ごとに法人化し、国立大学法人を設立 ○大学共同利用機関を再編の上法人化し、大学共同利用機関法人を設立 〔 国立大学法人法 〕 〔 国立学校設置法 〕 国立大学(99(短大含 む)) 大学共同利用機関(15) 国立大学法人(89法人) 大学共同利用機関法人(4法人) ・人間文化研究機構 ・自然科学研究機構 構 ・情報・システム研究機構 ・高エネルギー・加速器研究機 「 国立大学法人 」制度の概要 ①「大学ごとに法人化」し、自律的な運営を確保 ④「非公務員型」による弾力的な人事システムへの移行 ・国の行政組織の一部 → 各大学に独立した法人格を付与 ・予算、組織等の規制は大幅に縮小し、大学の責任で決定 ②「民間的発想」のマネジメント手法を導入 ・能力・業績に応じた給与システムを各大学の責任で導入 ・兼職等の規制を撤廃し、能力・成果を産学連携等を通じて社会に 還元 ・事務職を含め学長の任命権の下での全学的な人事を実現 ・「役員会」制の導入によりトップマネジメントを実現 ・「経営協議会」を置き、全学的観点から資源を最大限活用した ⑤「第三者評価」の導入による事後チェック方式に移行 経営 ・大学の教育研究実績を第三者機関により評価・チェック ・第三者評価の結果を大学の資源配分に確実に反映 ③「学外者の参画」による運営システムを制度化 ・評価結果、財務内容、教育研究等の情報を広く公表 ・「学外役員制度」(学外有識者・専門家を役員に招聘)を導入 ・経営に関する事項を審議する「経営協議会」に学外者が参画 ・学長専攻を行う「学長選考会議」にも学外者が参画 ※独立行政法人通則法に基づく独立行政法人との違い ①「学外役員制度」など、学外者の運営参画を制度化 ②客観的で信頼性の高い独自の評価システムを導入 ③学長選考や中期目標設定で大学の特性・自主性を考慮 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 国立大学法人の仕組みの概要 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 METI Ministry of Economy, Trade and Industry 目標・計画・評価の概要 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 METI Ministry of Economy, Trade and Industry 産学連携と大学等経営の関わり • 地域化とグローバル化 グローバル化の進行による地域化の必要 グローカルな特色 相対化を踏まえた個性化・特色化 • 個性化による活性化 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 1.大学における研究の活性化に向けた課題 METI Ministry of Economy, Trade and Industry ○技術革新の実現を図る上では、事業化につなげるべき優れた研究成果が大学や公的研究機関が中 心的に行う基礎研究から次々に生み出されることが不可欠。 ○これまで、大学や公的研究機関の基礎研究のための予算は、第1期及び第2期科学技術基本計画 期間中に着実に増加してきている。また、特に第2期科学技術基本計画においては基礎研究の質の向 上を図ることを目的として競争的資金の拡充と制度改革が推進されてきている。 ○このような取組の中で我が国の基礎研究は、論文発表数等量の面では欧米主要国と比較しても遜色 のない水準にある。しかしながら、論文の相対被引用度(1論文の平均引用回数)等が欧米主要国よ り低い水準にとどまっていることは、これらの指標が論文のインパクトを正確に反映するものでは必ずしもな い点を考慮しても、基礎研究の質の面において、まだまだ課題を残していることを示唆している。 【主要国の論文発表件数】 【論文の相対被引用度の推移】 250,000 211,923 207,851 214,109 米国 209,414 200,000 182,373 150,000 158,911 日本 米国 ドイツ フランス イギリス 日本の論文発表件数のシェアは 約10%で推移 100,000 日本 57,973 33,496 50,000 67,258 43,527 68,252 ※「被論文引用度」: 1論文当たりに 引用される平均回数 0 2007年3月16日(金) 1985 1990 69,704 被論文引用度が1を下回る我が国 1995 2000 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 2001 2002 (出典) 科学技術の振興に関する年次報告(平成15年度) 産学連携と大学等経営の関わり • 社会との共同・連携 クローズドシステムの限界 様々な共同・連携の必要 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携と大学等経営の関わり • 産学連携に係る教育・人材育成 一般学生に対する教育・横断的教育の導入 ポスドク問題等 自大学人材の早期育成と活用 多様なニーズへの対応 専門対応と領域対応? 1校システムと広域システム 産学連携の意味と力 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携・社会連携の財務 コストとメリット 1)目に見えるコストとメリット か? 2)無形のメリットの顕在化と共有 3)産学連携のコスト水準 2007年3月16日(金) >産学連携はペイする >経営努力要 >事務組織の連携 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 教職員連携 産学連携・社会連携の財務 コストとメリット 4)会計(概念)の対応 >支出基準、費目基準 5)大学における産学連携関連組織の整理 地共研・TLO・VBL・ TLO・DLO・CLO、 デザイン(権)センター、著作権センター 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 最近の産学連携の新たな動き METI Ministry of Economy, Trade and Industry 組織的裏づけのある産学連携 – 個別連携、包括連携、そして開かれた連携への展開が重要 – 具体的な研究プロジェクトにつながることがポイント 北海道 京都 ローム 大阪 シャープ 日本触媒 三菱化学等5社 三菱重工 松下電器 住友金属 松下電器 神戸製鋼 住友化学 日立 三菱重工 群馬 富士重工 岩手 慶応 アルプス電気 日立 東北 電気通信 日立 筑波 三井物産 日立 九州 住友金属鉱山 豊田中央研究所 ダイナックス NECトーキン 早稲田 三菱重工 大日本インキ 西部ガス 大島造船 日本ゼオン 富士通研究所 東京工業 松下電器 キヤノン 三洋電機 NEC トヨタ 三菱電機 富士通研究所 エルピーダメモリ 三菱化学 三菱重工等4社 三菱重工 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 松下電器 広島 九州工業 2007年3月16日(金) 三菱重工 東京 名古屋 三菱電機 社会あるいは外部組織との 連携について • 様々な研究助成・研究プロジェクト 農林水産 医療・福祉 産業 運輸 建設・・ 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 社会あるいは外部組織との 連携について • 1)産学連携に関わる社会制度 >文部科学省・経済産業省・内閣知財 • 2)税制等 投資優遇、移転 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 社会あるいは外部組織との 連携について • 3)経済法等 • 4)基金制度 自己財政基盤形成 • 必要な資金を自ら確保 • 自らの理念で活動・理想的新価値創造 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 社会あるいは外部組織との 連携について • 企業中央研究所とR&Dの行方 包括連携とテーマ探索型共同研究 融合型総合型共同研究プロジェクトの果実 医工連携 新製品開発 先端科学技術と後端科学技術 シーズとニーズのマッチング デザインの視点 ウォークマンとiPod、・・ 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 今後の課題 • 1)継続的取組みの内的仕組み セミオープン、多様な仕事を前提 • 2)継続的取組みの外的公的仕組み コストセンター意識、政策バランス、 • 教育職と事務職の間、多様化と安定、テニュア 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 METI Ministry of Economy, Trade and Industry 連携の範囲の拡大 多様なプレイヤーの参画 – 信用金庫、地方銀行等金融機関の積極的関与 ・大阪府立大学と地元信用金庫との連携 ・産業クラスター計画において「産業クラスターサポート金融会議」を設置 - 直接金融、民間資金の拡大への期待 ・大学と連携した大学発ベンチャー向けファンドの設立の進展 – 大手商社と大学の相互補完関係の形成 産学連携による地域の発展 - より地域密着型の産学連携協定の進展(行政機関との連携を含む産学連携) ・北海道大学と北海道庁、札幌市等 ・早稲田大学と墨田区 - 地方自治体によるクラスター形成 1990年代中頃から、地方自治体によるクラスター形成の取組みも起こりつつある ・神戸医療産業都市構想、シリコンシーベルト福岡、北海道産業クラスター創造活動 産学連携を活用した中小企業の自己改革 経営資源の不足を克服しつつ技術力の向上、新分野進出等のため企業連携や産学官連携への取組 を強化(京都試作ネット、マツダ系列の自動車部品メーカー10社による共同開発・受注) 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 TLO・知的財産本部の整備状況について METI Ministry of Economy, Trade and Industry ○大学研究成果の民間企業への技術移転を促進するためTLO(技術移転機関)の整備を促進した結 果、承認TLO数は40機関(平成17年7月現在)。また、大学学内の知財管理等を行う知的財産 本部についてもTLOの整備が進んでいる大学を中心に43大学で体制構築が進められている。 新潟ティーエルオー(新潟大) 北海道ティー・エル・オー(北大) 金沢大学ティ・エル・オー(金沢大) 東北テクノアーチ(東北大)【スーパーTLO】 関西ティー・エル・オー(京大、立命館大)【スーパーT LO】 大阪産業振興機構(阪大) 新産業創造研究機構(神大) 岡山県産業振興財団(岡山大) 信州TLO(信州大) ひろしま産業振興機構(広島大) 山口ティー・エル・オー(山口大)【スーパーTL O】 北九州産業学術推進機構(九工大) 産学連携機構九州(九大) ○佐賀大学TLO(佐賀大) ○長崎TLO(長崎 大) ○大分TLO(大分 大) くまもとテクノ産業財団(熊本 大) 筑波リエゾン研究所(筑波大) 東京大学TLO(東大)【スーパーTLO】 ○生産技術研究奨励会(東大) 理工学振興会(東工大)【スーパーTLO】 農工大ティー・エル・オー(農工大) よこはまティーエルオー(横国大、横市大) 日本大学産官学連携知財センター(日大)【スーパーTLO】 早稲田大学産学官研究推進センター(早大) 慶應義塾大学知的資産センター(慶大) 明治大学知的資産センター(明大) タマティーエルオー(創価大、都立大) キャンパスクリエイト(電通大) 東京理科大学科学技術交流センター(理科大) 山梨ティー・エル・オー(山梨大) ○東京電機大学産官学交流センター(電機大) ○日本医科大学知的財産・ベンチャー育成センター(日医 大、 日獣医大) ○オムニ研究所(長岡技大) 浜松科学技術研究振興会(静大) 名古屋産業科学研究所(名大)【スーパーTLO】 ○三重ティーエルオー(三重大) ○鹿児島TLO(鹿児島 大) ○みやざきTLO(宮崎大) 2007年3月16日(金) ( )内は主な提携大学 ○・・承認TLOのみ設置 それ以外はTLOと知財本部の両方が整備 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 ※なお、知財本部のみを設置している大学は、岩手大、群馬・埼玉大、東京海洋大、北陸先端科 テクノネットワーク四国(徳島大) 学技術大学院大、奈良先端科学技術大学院大、東海大、東京医科歯科大、大阪府立大、岐 阜大、豊橋技術科学大、名古屋工業大の11校ほか独立行政法人1機関 METI 大学発ベンチャーにおいて雇用された若手研究人材が企画業務(研究企画・新規事業開 拓など)、営業業務(ビジネスプラン作成・組織設計等)に携わる確率が高く、約9割の企業が 研究分野以外の能力を身に付けた「即戦力」となる研究人材を求めている。 Ministry of Economy, Trade and Industry このような人材を確保・育成していくために技術知識を持つ若手研究人材をOJTを通じて育 成していくことが有効と考えられる。 大学発ベンチャーが雇用している研究者が 実際に担っている業務 10.3% ①CTO(チーフ・テクニカル・オフィサー=最高技術責任者) 63.8% 29.3% ③特許関係業務 31.0% ⑤経営業務(ビジネスプラン作成・組織設計等) ④関連会社への修行 58.6% ⑥営業業務(資金調達、販路開拓等) 22.4% ⑦その他 ⑤その他 0% 10% 20% 30% 40% 15.9% ②民間の人材育成講座の受講 20.5% ③公的な人材育成講座の受講 25.9% ④産学連携関係業務(大学との共同研究契約業務等) 93.2% ①社内でのOJT教育 ②企画業務(研究企画・新規事業開拓など) 0% 大学発ベンチャーが現在取り組んでいる人材育成 50% 60% 70% 2.3% 11.4% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ○近畿に本社のある又は主な拠点活動がある大学発ベンチャー企業 203社 に対するアンケート調査の結果 出典:平成17年度大学発ベンチャー企業経営者への調査(近畿局) ○近畿に本社のある又は主な拠点活動がある大学発ベンチャー企業 203社 に対するアンケート調査の結果 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 出典:平成17年度大学発ベンチャー企業経営者への調査(近畿局) 若手研究人材の大学発ベンチャー等へのキャリアパス多様化の促進 ○米国の若手研究人材は、アカデミックキャリアのみではなく、大学発ベンチャー等で経営の実 践を通じて経営能力を開発し研究成果の事業化、提携先開拓・販路開拓等を担っている。 METI Ministry of Economy, Trade and Industry ○今後、我が国の大学発ベンチャーの成長を促進するためには、専門的科学技術のバックグラ ンドを有する若手研究人材がこうした能力を獲得し、ベンチャーで活躍することが重要。 その際、①大学発ベンチャー等でのOJTによるスキルの習得や、②MOT(技術経営)コース等を 活用した知識の習得を集中的に支援することが必要。 大学発ベンチャー等におけるOJTを通じた実践力の養成 (理工系卒業者数) -修士(3.2万人) 大学発ベンチャー、TLO、企業 の知的財産部門等 -博士(0.6万人) -ポスドク(0.4万人) ■研修内容:研修機関において、 指導者の下で実地で研修を行う。 若手研究人材から 希望・適性に基づ いて研修希望者を 選抜 + MOT(技術経営)コース等を活用した知識の習得 ・知的財産マネジメント ・技術予測・評価手法論 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 ・金融 等 ・大学発ベンチャー 等の中核を担うプロ フェッショナル人材の 育成 ・大学発ベンチャー の成長促進 ひとまず 終 了 • 以上で一旦終了です。お疲れ様でした • 産学連携の今後の発展を、より広く自由に 考えましょう 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 大学等の運営の方向性と 産学連携 • 経営と産学連携 目に見えるコストとメリット 見えないB/C、 無形のメリット 産学連携はペイしないか? 会計システムの中の産学連携、無形のメリット 研究テーマの陳腐化と活性化、学生院生への効果・・ • コスト水準 経費全体への割合は未だ小さい 経営状況に即したコストの水準・・ 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 科学技術政策としての産学連携 • 脱工業化社会の科学技術振興策 農業社会・工業社会とは異なる科学技術振興 投資に見合わない?効果、投資のかたち・・ • 特許等知的財産の管理と知的創造サイクル サイクリックな発展のシステム 経済的ドライブ、・・ • テーマ生産 研究テーマは常に陳腐化する テーマをどこから探索するか? 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 経済活動と多様な知 1)歴史的社会経済類型 • • • • 狩猟採集社会経済 農業社会経済 工業社会経済 脱工業化(情報価値)社会経済 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 知の生産をドライブするもの 2.農(実験の許容と創意工夫 • 品種改良 農具 水管理 土地マネジメント 栽培法 • 要素技術の足し算 バイオ~工業~土木/幅広い技術知 • 大航海 植民地 帝国主義 輪作・開墾 奪取(始皇帝の秦 バイキング 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 知の生産をドライブするもの 3.工(要素知の獲得 知を実行する労働知 • 農場から工場へ 作業環境の管理(エコの原義) • 生産場所の集中・集約化=都市化 技術の連続化 触媒的変化 • 結晶知を探す 技術の三角形 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 知の生産をドライブするもの 4.知的価値社会(時代)の知的生産は? • コストはバリューに見合わない △ ▽ • 大航海も西部開拓も在り得ない >外には楽園/フロンティアが無い • 自分たちの社会の中に フロンティア/アルカディアを探す • シルクロードを探す、異種異質の出会い 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 知の生産をドライブするもの • • • • 異種融合による新事業創造・知の生産 > 情報価値の生産 産学連携という異種異質の出会いと融合 地域連携>全国化>グローバル化 地域性/個性がより重要 グローカル化 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 知的クラスター創成事業(18地域) (国際競争力のある技術革新のための知的集積を目指す。) ・全国18地域(約5億円×5年間) ・共同研究等への補助 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 METI Ministry of Economy, Trade and Industry 都市エリア産学官連携促進事業(37地域) METI (地域の個性を重視し、研究開発等の地域産業の育成・発展を目指す。) 久留米エリア ライフサイエンス 八戸エリア エネルギー 米代川流域エリア 環境 福井まんなかエリア ナノテク・材料 大阪/和泉エリア ナノテク・材料、 情報通信 山形・米沢エリア ナノテク・材料 いわて県央・釜石エリア ナノテク・材料 新潟エリア ライフサイエンス 北上川流域エリア ナノテク・材料 桐生・太田エリア ナノテク・材料 びわこ南部エリア ライフサイエンス 岡山西部エリア 製造技術 郡山エリア ライフサイエンス 長岡エリア 製造技術 宇都宮・県央エリア 製造技術 宍道湖・中海エリア 環境 長崎・諫早・ 大村エリア ライフサイエンス 霞ヶ浦南岸新興都市エリア 環境、エネルギー 大分県央エリア ライフサイエンス 筑波研究学園都市エリア 情報通信 千葉・東葛エリア ライフサイエンス 熊本エリア ナノテク・材料 大阪東部エリア 製造技術 熊本県南エリア 環境 豊橋エリア 情報通信 静岡中部エリア ライフサイエンス 和歌山市エリア ナノテク・材料 鹿児島市エリア ライフサイエンス 都城盆地エリア 環境 函館エリア ライフサイエンス 弘前エリア ライフサイセンス ・現在全国28地域(約1億円×3年間) 平成16年7月、9地域追加で37地域 ・共同研究等への補助 播磨エリア ナノテク・材料、 製造技術 Ministry of Economy, Trade and Industry 松山エリア 製造技術 2007年3月16日(金) 愛媛県東部エリア ナノテク・材料 三重・伊勢湾エリア ナノテク・材料 富士山麓エリア ライフサイエンス 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 湘南・県央エリア 環境 平成14年度開始地域(19地域) 平成15年度開始地域(9地域) 平成16年度開始地域(9地域) 産業クラスター計画(19プロジェクト) METI Ministry of Economy, Trade and Industry (地域を支え世界に通用する新事業が次々と展開される産業集積の形成を目指す) 北海道スーパー・クラスター振興戦略 OKINAWA型産業振興プロジェクト ①近畿バイオ関連産業プロジェクト ②ものづくり元気企業支援プロジェクト ③情報系クラスター振興プロジェクト ④近畿エネルギー・環境高度化推進プロジェクト ~広域関東圏産業クラスター推進ネットワーク~ ①中国地域機械産業新生プロジェクト ②循環型産業形成プロジェクト ①九州地域環境・リサイクル産業 交流プラザ(K-RIP) ②九州シリコン・クラスター計画 2007年3月16日(金) ①情報・生命・未来型 ものづくり産業プロジェクト ②循環型社会対応産業振興プロジェクト ①地域産業活性化プロジェクト ・首都圏西部(TAMA)地域 ・中央自動車道沿線地域 ・東葛・川口地域 ・三遠南信地域 ・首都圏北部地域 ②バイオベンチャーの育成 ③情報ベンチャーの育成 四国テクノブリッジ計画 ①東海ものづくり創生プロジェクト ②東海バイオものづくり創生プロジェクト ③北陸ものづくり創生プロジェクト 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 「連携の連携」構築 • 産学連携の多様化・特色化 第3ステージの展開 • 多様な連携の模索 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 例えば 学々連携 • 学間連携 -医工連携、農工連携、農薬 連携、工経連携、・・ • 学会間 -知財学会、ベンチャー学会 、研究技術計画学会、・・ • 学官間 -学は官をより信頼している 、省庁縦割から多様な事業計画へ、大学 間連携・・ 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 社会連携の連携 有価値情報の利活用 社会構造改革 異種融合 職能の確立 新事業創造 α 産学連携学会 学長ネット β 国立大学・共同研究センター・全国ネット 大学知財ネット γ 私立大学リエゾン D 民間企業系グループ B 経済産業省系グループ X C A Z 自治体系グループ 文部科学省系グループ 日本アジア技術移転ネット Y 産学連携・情報ネット日本 日本アジア大学コンソーシアム 2007年3月16日(金) 技術移転有価値情報ネット 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 「連携の連携」構築 • 産々官々学々多次元連携 文科・経産連携?省庁自治体連携 • 産学官公民金連携 様々な連携のデザイン • マイクロクレジット 投資の意味と力 C.ゴーン九州大学名誉博士の呪文 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 「連携の連携」構築 • 産学連携と教育 直接人材育成以外の教育と社会的定着・循環 社会的認知と展開 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 企業側の技術経営(MOT)人材育成への積極的な参画の必要性 METI Ministry of Economy, Trade and Industry ○研究開発の成果を事業化につなげる技術経営(MOT)人材の育成は、 OJTを中心とする伝統的 な企業内教育訓練や大学での既存の学問領域の枠内にとどまった教育プログラムのみでは困 難。 ○2007年度に産学連携の下で技術経営(MOT)人材を米国並みの年間1万人輩出することを目 標に、平成14年度より大学等の教育機関に対し、延べ146の教材プログラムの開発を委託。こ の結果約2300人のMOT人材育成コースの設置が進展。 ○しかしながら、現在のMOT人材育成コースの在籍者の約75%を占める社会人学生のうち企業 派遣受講者は20%程度と低迷。今後、企業側が積極的にこれらのコースも活用して技術経営 (MOT)人材を育成することが必要。 技術経営(MOT)プログラムの開発の機関 信州大学 山形大学 北海道大学 北陸先端科学技術大学院大学 【大学】京都大学、神戸大学、同 志社大学、立命館大学、滋賀大 学、奈良先端科学技術大学院大 学、関西学院 【民間教育機関等】 (財)大学コンソーシアム京都 (財)大阪市都市型産業振興センタ ー (社)人間生活工学研究センター (株)アイさぽーと、KGC 高知大学、高知工科大学、 香川大学、愛媛大学 九州大学 立命館アジア太平洋大学 2007年3月16日(金) 東北大学 山口大学、 広島大学 【大学】 青山学院大学、慶應義塾大学、工学院大学、作新学院大学 、芝浦工業大学、政策研究大学院大学、筑波大学、東京大 学、 、東京都立大学、東京都立科学技術大学、東京農工大 学、東京理科大学、日本大学、一橋大学武蔵工業大学、立 教大学、早稲田大学 【民間教育機関等】 アーサー・D・リトル(ジャパン)(株)、 (株)ILCC、 アクセンチ ュア(株)、NECメディアプロダクツ(株)、(株)エヌリンクス、( 学)河合塾、(株)グロービス、(株)慶應学術事業会、(株)サ イコム・インターナショナル、(財)社会経済生産性本部、(財) 製造科学技術センター、 (株)つくば研究支援センター、 (株)東 レ経営研究所、 (財)日本産業デザイン振興会、 (株)日本総 静岡大学、 名古屋大学、 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 合研究所、日本貿易振興会、 (株)森ビル、ナノテクノロジー 静岡理工科大学 三重大学 ビジネス推進協議会、(財)日本立地センター 産学連携 今後の展開 • 弾力的な大学運営への突破口 本来業務の時限的操作 • 日常業務への組み込み 研究・教育に一切関わらない事務システム ? 教職員連携・・ • 研究・教育と連動した産学連携・・ • 会計(概念)の対応 研究費用の意識 研究に必要なコストと支出費目 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携 今後の展開 大学における産学連携関連組織 • 共同研究センター15年超の歴史・成果・ 今後の役割 • TLO(技術移転組織)の歴史と評価? DLO・CLO等の展開 • 知的財産本部の設置と機能設計 どこまで自大学でやるか • 事務組織と産学連携、等 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携 今後の展開 • 産学連携に関わる社会制度 税制、経営の自由度、基金制度、 人材流通、・・ • 科学技術政策の突破口 予算/投資以外のドライブ必要 方向付けの共同運営 • 連携構築から総力経営へ 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携 今後の展開 継続的取組みの内的仕組み • • • • 人材 コスト ミッションサイクル 半開システム・組織、・・ 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 産学連携 今後の展開 継続的取組みの外的公的仕組み • 政策間整合性・競争性 • 社会のコストセンター >大学は単なる金食い虫か? • 法制度の弾力的対応 • 人材流動システム >研究者の社会流動性、 >産学連携従事者等支援人材流動性・・ 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 一割・九州 • 人口 13,446千人(10.6%) 126,919千人 (2000年) • 国土 39,897k㎡(10.6%) 377,864 k㎡ • 経済 444,043億円(8.6%) 5,181,815億円 (1998年) • 就業人口 6,689千人(10.0%) 67,003千人 (1997年) 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座 9・州 2007年3月16日(金) 産学連携学会・第1回認定講習・第1講座
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