取り込もう画像!」 ~カタログ,案内状を作ろう~

平成12年度公開講座
パソコン教室
「取り込もう画像!」
~カタログ,案内状を作ろう~
平成12年5月13日(土)~14日(日)
大島商船高等専門学校 情報教育センター
情報工学科 浦上美佐子
「取り込もう画像!」
内容
1日目 基礎編
 パソコンの扱い方(パソコンの基本操作,Windows)
 デジカメの扱い方1(操作方法,画像形式について)
 画像の取り込み方
 Wordを用いて、簡単なカタログの作成および印刷
2日目 応用編
画像の基礎知識(画像ファイル形式,色,解像度など)
デジカメの扱い方2
プリンタの扱い方(プリンタの特徴)
画像を取り込んだオリジナルなカタログ・案内状の作成
パソコンの扱い方
電源のON/OFF
 マウスの使い方
 パソコン各部の名称と役割

パソコン各部の名称と役割を覚えよう






本体
キーボード
マウス
CD-ROMドライブ
フロッピーディスクドライブ
モニタ
Windowsとは?



OS(Operating System)の一つ
GUI(グラフィカルなユーザインターフェー
ス)
Window(窓: アプリケーション・ソフトウェア
の状態・動作等を表示する枠 )
Windows(複数の窓: 複数のソフトウェア
を同時に使うことができる)
デジカメの扱い方(1)
 デジカメって何?

ビデオカメラで写真を撮っているようなもの

フィルムの代わりに記録用のカードを使い,繰り返し使
用でき,フィルムと違って画像が劣化しない

液晶モニター付きなのでその場で撮影の確認ができ,
失敗写真はすぐに撮り直しができる

プリンターがあれば家庭で手軽にプリントできる
画像のファイル形式


画像データは,どこかで折り返しがある2次元空間を再現する
データである
データの始点,横方向のデータ数,階調などの基本情報を書き
込む方法がいろいろあり,ファイル形式もいろいろと存在する
形式
名称
階調
色彩
BMP
ビットマップ形式
1,4,8,24ビット
カラー/モノクロ
JPG
JPEG
24ビット
カラー
GIF
CompuServe
2,4,8ビット
カラー/モノクロ
画像のファイル形式(拡張子)
ファイル名には、ファイルの名前と種類を識別するための
拡張子が付けられている
 ファイルの名前と拡張子は“.”(ピリオド)で区切られている


拡張子の例(XXXはファイルの名前)




XXX.doc : WORD文書など
XXX.bmp : ビットマップ画像ファイル
XXX.jpg : JPEG画像ファイル
XXX.gif :gif画像ファイル
Wordを用いて簡単なカタログ・案内状の作成




Wordの使い方
ページ設定(用紙サイズ,フォントの指定等)
画像の貼り付けと文章の作成
印刷
画像の基礎知識(1) ーピクセルー
 ピクセル(Picture Element) ー画像の組み立て方法
画像は,濃淡や色をもつ点である画素(ピクセル)というデジタル
画像配列の要素の集合である
画像の基礎知識(2) -解像度ー

解像度 -画素の密度
横の画素数
640
800
1024
1152
1280
1600
縦の画素数
× 480
× 600
× 768
× 900
× 1024
× 1200
画像の基礎知識(3) -色ー

私たちが見ている色は,光の物体表面の反射を眼球の
奥にある網膜で受け止め色として知覚している
「光の3原色」と「色の3原色」


光の3原色:R,G,B
色の3原色:C,M,Y
…ディスプレイ
…プリンタ
フルカラーとは何色?
階調ってなに?(色のビット数)
画像の明るい部分(明部)から暗い部分(暗部)を、どれくらいのステッ
プで表示するかを階調という
たとえば256階調といえば、真っ白から真っ黒 までを256のステップで表示することが可能。
256のステップを持つ階調 を“8bit(ビット)スケール”などという。(28=256だから)
色のない白黒の画像は、 256階調の白と黒で表現されるので、“8bitグレー”と呼ばれる。
通常“フルカラー”といった場合には、色を構成するR(赤)・G (緑)・B(青)の各色がそれぞれ
256階調を持ち、これが一つとなって画像を構成していることをいう。
8bitスケールが3色分(3倍)なので、この各色256階調での階調(色)表示を“24bitフルカ
ラー”などという。(224=16777216=約1677万色 ←フルカラーの色数)
デジカメの扱い方(2)
 選び方のポイント

画質 100万画素⇔200万画素

望遠 単焦点⇔ズーム画像のファイル形式
TV・パソコンで見るのがメインなら100万画素で十分。
プリントを作るのがメインの人は200万画素がお勧め。
 画素数が多ければ綺麗なプリントが出来る(きめが細かくなる
ので…)
 画素数が多ければ 撮影枚数は少なくなる (200万画素で1
MBに1枚程 JPEG高画質モード)
 画素数が多ければ パソコン内での作業が煩わしくなる(処理
速度が遅くなるので…)
デジカメの扱い方(3)

画素数の比較
画素数
画像比較
プリント比較
35万画素
VGA
テレビ画面位
綺麗なプリント
にならない
インターネットで映像
を送る・テレビ鑑賞
80万画素
XGA
写るんです位
プリントとして見
れる
シール作成・工事写
真の記録
100万画素
メガピクセル
サービスプリント プリントとしては
位
十分
ハガキ作成など
200万画素
カタログの大き
さ位
大伸ばしプリント・画
像加工
スーパーメガピク
セル
大伸ばししても
鑑賞に堪えられ
る
用途
USBとは?



USBとは「Universal Serial Bus」とい
う新しいインターフェイスのこと。従
来からあるパラレルポートやシリア
ルポートに変わる次世代インター
フェイスとして注目されている
扱いが簡単で、速度が速く、賢いイ
ンターフェイスである
1998年、USBをサポートしたOSであ
るWindows98がリリースされたこと
や、外部周辺機器の接続をUSBイン
ターフェイスに絞ったAppleのiMacが
リリースされたことで、USBは重要な
インターフェイスとして成長している
USBの活用例


小さなノートPCでもUSB
があれば最大127台もの
USBデバイスが使用可
能。スピーカーやジョイ
スティックなどデスクトッ
プと同じデバイスを接続
できる。
USBのメリットである
「HOT PLUG」を利用す
れば簡単に周辺機器を
共有できる。
デジカメの扱い方(4)

パソコンへの画像データの送り方とスピード比較
インターフェース
1枚あたりの転送時間
PCカードスロット
約2~3秒
USB接続
約3~4秒
フロッピードライブ
約15秒~20秒
シリアルケーブル接続
約3~6分
※パソコンの性能により異なる
プリンタの特徴を確認しよう

インクジェットプリンタ
液体のインクを噴き付けることに
よって印刷

レーザプリンタ
レーザー光によって感光した文
字を、トナー(炭素の粉)で現像し
て紙に印字する

昇華型熱転写プリンタ
昇華性のインクをサーマルヘッドで
加熱し昇華させ、表面処理をした特
殊用紙に染み込ませる方式
プリンタの比較表
印字方式
昇華型熱転写
インクジェット
レーザー
印字単位
ページプリンタ
シリアルプリンタ
ページプリンタ
解像度
高
中~高
中~高
印字速度
低速
やや高速
高速
価格
最も高い
低~中
中~高
騒音
小
小
小
インクの種類
印刷サイズと同サ
イズのフィルム状
のインクリボン
液体インク
トナー
プリンタの扱い方

用紙の種類も大切!
高画質プリントを行う場合,発色・細部もくっきり再現させる
ための専用紙がある。
カタログ作成に使うと便利だと思うもの・・・

PowerPoint(MicroSoft社製)
プレゼンテーション用アプリケーション

PDF(Portable Document Format)
米国Adobe Systems社がデジタル書類によるコミュニケーションを実現する
ために開発したファイル形式のことを言います。
印刷用の過大なサイズのデジタルデータを、PDF形式に加工・変換するこ
とにより、現在のインターネット環境で、現実的に送信可能なサイズにまで
圧縮する事ができ、またPDFは、Acrobat Reader(PDF閲覧ソフト)がイン
ストールされていれば、世界中の異なったパソコン環境でも、デザイン的に
印刷物のクオリティを損なうことなく閲覧・印刷することができます。