第68回月例発表会 自作SGAにおける 突然変異率の検討 発表者:梶原広輝 遺伝的アルゴリズムとは 遺伝的アルゴリズム(GA:Genetic Algorithm) ・生物の進化の過程を模倣した最適化アルゴリズム ・世代ごとに進化していく 特徴 ・1点探索ではなく多点探索 ・決定論的規則ではなく,確率的オペレータを用い る探索 GAのアルゴリズム 進化プロセス ・選択‥次世代に生き残る個体を選ぶ ・交叉‥染色体の一部を組み替えて新たな個体を生成する ・突然変異‥染色体の一部をある確率で変化させる 突然変異 突然変異 ・染色体の一部をある確率(突然変異率)で変化させる 0 0 1 0 1 1 0 0 新たな個体を生成 0 1 0 0 1 0 0 個体群が局所解に陥りにくくなる 突然変異率 ・遺伝子ごとに突然変異が起こる確率 ・突然変異率が高い 良好な遺伝子が破壊 ・突然変異率が低い 遺伝的停滞 実験内容 突然変異率を変化させ解探索履歴を解析 突然変異率:0.0,0.001,0.01,0.05,0.1 対象問題 関数名 形状 Rastrigin 設計変数間の 依存関係 なし 多峰性 Rosenbrock あり 単峰性 パラメータ パラメータ 総個体数 エリート個体数 設計変数 染色体長 選択手法 トーナメントサイズ 交叉点 交叉率 試行回数 最大世代数 値 400 5 10 100 トーナメント選択 4 1 1.0 100 500 Rastrigin関数(解探索履歴) 局所解に陥った 遺伝子の破壊 Rosenbrock関数(解探索履歴) 早熟収束 遺伝子の破壊 まとめ Rastrigin関数とRosenbrock関数においては突然 変異率が解探索に影響を与える 突然変異率が低すぎる 多峰性の関数では局所解へ 単峰性の関数では早熟収束へ 突然変異率が高すぎる 良好な遺伝子を破壊 最適な突然変異率を求める必要がある おわり ありがとうございました 実験結果(Rastrigin関数) 実験結果(Rosenbrock関数) Rastrigin関数(分散) Rosenbrock関数(分散)
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