建築家の材料選定 7班 辻野、丁、東海林、友澤、長野 歩道の舗装材について • 身近にありながらあまり意識することのない 歩道の表面。その舗装材に着目して選定の 基準、配色や構成といったデザインのルール を探る。 舗装材に求められる諸性能 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 歩行安全性 保水性、透水性 耐久性 大量調達 経済性 メンテナンス性 よく使われる舗装材 インターロッキング・・・ 前述の諸条件をよく満た すものではある。 東京周辺の歩道の例 ① 皇居周辺 これは皇居周辺の歩道を異なる管理 者が協力し、共通のデザインルール で舗装しなおしたものである。皇居周 辺という格調高い場所性、エージング による効果を考慮して自然石を利用。 東京周辺の歩道の例② 銀座 中央通り これも自然石(御影石)を舗装材とし たものであるが、この御影石はもとも とは都電の敷石として利用されていた もの。都電の廃止とともに大量に売却 されたこの石を歩道の舗装材として再 利用。高級感の演出に成功している。 東京の歩道の例③ 用賀プロムナード 象設計集団によるデザイン。ここでは ほかではあまり見られない瓦を舗装 材としている。駅から美術館までの比 較的長い距離をつなぐ遊歩道として設 計されたため、かなり強いテーマ性が 求められたと思われる。 東京周辺の歩道の例④ 幕張ベイタウン 計画的に街づくりを行っている地域で あるので、歩道の舗装材に関してもガ イドラインを設け、材料の選定をして いると思われる。注目すべきところは 建物と歩道の色彩に関する統一的デ ザインを行っていること。 東京周辺の歩道の例⑤ 本郷通り 砂利を樹脂で固めた舗装材と、レンガ の壁を意識してか、レンガを一部帯状 に並べている。キャンパスの向かい側 の歩道はキャンパス側の舗装とは少 し異なるデザインとなっている。 色彩・・・灰色あるいは暖色系が主流 自然石・・・一部でしか見られない インターロッキング・・・陳腐化 歩道デザインの現状 • 何かシンボルがあればうまくいく • 町並みに付随するものでしかない。しかし東 京の町並みといったら・・・ 歩道を景観デザインの主体として扱っ てもいいのではないか。水平方向に 無限の広がりを持つ歩道。歩道のデ ザインが町や都市を変えていくことも 可能かもしれない。 そのためにも新たな舗装材をもっと積 極的に取り入れるべきだと考える。
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