7月21日 MG9356 小沢 直宏(nao) 1 目次 電子マネーとは? 現在流通している電子マネー 電子マネーのシェア 電子マネーの利便性 電子マネーの問題点 電子マネーのこれから まとめ 参考文献 2 電子マネーとは? 電子マネーとは、お金の価値を電子化し て支払いをする電子決済の一つの手段で ある。 お金の価値を電子化して、ICカードや、 パソコンのソフトなどに保存することを、 「チャージ」という。 電子マネーが考案されたのは、1980 年代である。 [電子マネー] 3 現在流通している 電子マネーの種類 流通系 nanaco(ナナコ) WAON(ワオン) 交通系 Suica PASMO ICOCA 独立系 Edy 後払い式 iD クイックペイ など [業界地図] 4 電子マネーのシェア 電子マネー その他 1% PASMO 10% nanaco 26% Edy 20% WAON 21% Suica 22% [業界地図] 5 Edy WAON nanaco [wiki] 6 電子マネーの利便性 電子マネーの利便性を表すキーワードは 「簡単」「便利」「スピーディー」である。 リーダー/ライターに“かざす”だけで簡単につか え、店以外にもバスやタクシーなどでも使えて 便利で、お釣りのやり取りがないのでスピー ディーに支払える。 しかし利便性だけでは、現金決済から電子マ ネーのへのシフトは進まないので、電子マネー の利用によるポイント獲得というメリットを付 けている。 [電子マネー] 7 電子マネーの問題点 (1) 相互の互換性が(ほぼ)ないことが問題。各々の電子マネーを使える 店舗が分かれているため、利用者はいちいちどこでどの電子マネーが使 えるのかを調べなくてはいけない。 例えばSuica、ICOCAと相互利用ができないため、Suica 一枚やICOCA一枚 で、東から西までシームレスに移動することができない。 nanacoとWAONはライバル企業同士なのでこの2つの互換性がつく可能性 は低い。 [講座] (2) 電子マネーは使うのは簡単だが、入手方法やチャージをする手順が 複雑なため、高齢者が理解するのが難しい。 [電子マネー] (3) 今のところ日本には、『電子マネー』そのものを定義して規制する法律 が存在しない。将来的には、電子マネー発行会社も銀行と同様の立場に 立つ可能性もあるため、電子マネー発行会社が破綻した場合に利用者・ 店舗の保護を行うルールなどの策定が早急にもとめられる。 [電子マネー] 8 電子マネーのこれから 現状では、多様な電子マネーが発行されている ことにより、利用者と加盟店が混乱してしまっ ている。 しかし、電子マネー発行会社が行う販促活動と ともに、市場の混乱も収束の方向に向かうと思 われます。 そして電子マネーは今後さらに普及していくと 予想されます。 また電子マネーが企業合併などを理由に統合さ れる、技術の進歩により一つのICカードで複数 の電子マネーが使えるようになる可能性もあり ます。 [電子マネー] 9 まとめ 電子マネーはここ最近急速に拡大しているジャ ンルである。 今、電子マネー市場は群雄割拠の時代である。 これからこの電子マネー市場を統一することが できる企業が現れるかは、企業の統合や買収、 提携などの戦略が求められる。 ただもし電子マネー市場が統一されると、他の 電子マネーとの競争がなくなり、市場が停滞し てしまう恐れがあると思いました。 電子マネー市場は今後どのように動いていくの か、とても注目しています。 10 参考文献 [電子マネー] 磯崎マスミ 「本格普及へ向かう電子マネーのすべて」 毎日コミュニケーションズ 2007年11月30日 [業界地図] 羽土力 「日経業界地図 2011年度版」 日本経済新聞出版社 2010年9月1日 [講座] 電子マネー・ICカード講座 http://www.icnavi.com/050ic/ic_9.html [wiki] ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/ 参照日付 2011年7月20日 11 12
© Copyright 2024 ExpyDoc