ZSP2データシート入力マニュアル 日本川崎病学会 冠動脈内径標準値作成小委員会 研究代表者:東京都立小児総合医療センター 三浦大 CRF作成サポート:株式会社アイメプロ(http://imepro.jp) 1 ZSP2データシート入力マニュアル 1. データの入力 1)[新規入力]をクリックして下さい。 まずはじめに[新規登録]をクリック。 いきなり入力すると新規症例入力ができません。 2 ZSP2データシート入力マニュアル 2)患者IDの決定 施設番号入力ウインドが表示されます。 各施設に割り振られた施設番号(00~99)を入力して下さい。 ②クリック 施設番号が不明の際は、事務局までお 問い合わせ下さい。 ①施設番号を入力 3 ZSP2データシート入力マニュアル 施設番号(00~99)を入力すると、患者IDが自動で付与されます。 患者ID (施設番号-患者番号)が決定します。 施設毎で、登録順に自動で付与されます。 4 ZSP2データシート入力マニュアル 3)施設で管理する情報(診療録ID、氏名)を入力します。 診療録IDと氏名(カナでも漢字でも可)を入力。 提出ファイルでは、この個人情報は削除されます。 (提出ファイルの作成は、5.データ提出方法参照) 5 ZSP2データシート入力マニュアル 4)基本情報(生年月日、性別、川崎病の発症について)を入力します。 生年月日(各施設の方針で生年月でも可), 性別を入力。 罹患回数(初発は1)、何回目かの罹患か(初発は 空欄)を入力。 6 ZSP2データシート入力マニュアル 5)身体計測値(体重、身長)を入力します。Zスコア算出に必要です。 体重と身長を入力。(小数点以下1桁まで) 発病90日以内で診断時に近い数値を入力。 計測していない場合、-99.9と入力。 7 ZSP2データシート入力マニュアル 6)最終受診と生死を入力します。 最終受診年月日、生死、さらに死亡時は年月日 と心臓関連死かどうかを入力。 カーソルを合わせると、プルダウンが表示され ますので、選択して下さい。 ([心臓関連死か否か]も同様) 8 ZSP2データシート入力マニュアル 7)急性期治療(発症90日以内)を入力します。 IGの方法 一括:投与期間2日以内 分割:投与期間3日以上 急性期(発症90日以内)の治療について、 初回と追加の内容を入力。 薬剤名の入力について 各セルにカーソルを合わせると、記入例が表示 されます。(次ページで説明) 9 薬剤名の入力について ZSP2データシート入力マニュアル ここでは、急性期、慢性期治療に使用した薬剤名(略名)の入力方法を説明します。 記入例:IG,IFX アスピリン以外の抗血小板薬 (急性期、慢性期それぞれ入力) ・DP:ジピリダモール ・TC:チクロピジン ・CL:クロピドグレル その他の初回治療 ・PSL:プレドニゾロン ・MP:ステロイドパルス ・UTI:ウリナスタチン ・IFX:インフリキシマブ ・CYA:シクロスポリン ・PE:血漿交換 各セルにコメントで 表示されます。 追加治療 ・IG:免疫グロブリン ・PSL:プレドニゾロン ・MP:ステロイドパルス ・UTI:ウリナスタチン ・IFX:インフリキシマブ ・CYA:シクロスポリン ・PE:血漿交換 これ以外の治療については セル内に適宜入力して下さい。 10 ZSP2データシート入力マニュアル 8)慢性期治療(発病91日以降)を入力します。 慢性期(発病91日以降)の治療 内容を入力。薬剤の略号はボッ クスを参照。 ワーファリンのコントロール目標値について プルダウンより選択して下さい。 TT値を目標にしていた場合は、数値のみ入力して 下さい。自動で%がつきます。 11 ZSP2データシート入力マニュアル 9)心エコーを入力します。 (発症90日以内の冠動脈最大内径を入力して下さい。) 各セルにカーソルを合わ せると、説明が表示され ます。 CALの有無にかかわらず、発症90日以内の最大内径を入力。 (小数点以下1桁まで) 各枝の計測時期は異なってもよい。 計測していない場合、-99.9と入力。 各枝のCALの有無を判定する。わからない場合は不明を選択。 12 冠動脈瘤の形態の定義 (計画書3.5参照) ZSP2データシート入力マニュアル 冠動脈病変は拡大と瘤に区別する。 拡大とは・・・5歳未満は4㎜未満、5歳以上は周辺の正常部位の1.5倍 瘤状の形態を呈さないもの 瘤の形態分類(CAG、造影CT、MRIのいずれかで評価) ①球状:流の最大横径(a)が縦径(b)以上・・・ a≧b ②球・紡錘状:①と③の中間型・・・a<b<2a ③紡錘状:縦径(b)が最大横径(a)の2倍以上・・・2a≦b ④管状:③の一種で横径の変化がほとんどないもの。 ソーセージ状とも呼ばれる。 13 ZSP2データシート入力マニュアル 10)初回心臓カテーテル検査を入力します。 (複数回行っていても、初回心カテの結果を入力して下さい。) #a,#b,#c :瘤が一つずつある #a-#b-#c :1つの瘤が複数のセグメ ントにまたがる #a,#a’ ,#a’’:同じセグメントに複数ある セグメント入力は、半角 で統一して下さい。 CALの有無にかかわらず、冠動脈最大内 径を入力。 (小数点以下1桁まで) 計測していない場合、-99.9と入力。 14 ZSP2データシート入力マニュアル 初回心カテ入力例① 横径(a)は8.9㎜。縦径(b)がaの2倍以上 の場合は(2a≦b)、紡錘状。 ゼグメントを入力。 b a 各セルにカーソルを合わ せると、説明が表示され ます。 15 ZSP2データシート入力マニュアル 初回心カテ入力例② 横径(a)は9.3㎜。縦径(b)がaより大きく、 2倍よりは小さい場合は(a<b<2a)、 球・紡錘状。 ゼグメントを入力。 a b 16 ZSP2データシート入力マニュアル 初回心カテ入力例③ 分岐部にあるが、最も範囲の広いLADの欄に記入。横 径(a)は5.1 ㎜。縦径(b)がaより大きく、2倍より 小さいので(a <b<2a)、球・紡錘状。 ゼグメントを入力。 b a 17 ZSP2データシート入力マニュアル 初回心カテ入力例④ 最も大きい②の瘤について入力。横径(a)は6.7 ㎜、 縦径(b)がaの2倍以上なので(2a ≦ b)、紡錘状。(① は球・紡錘状、③は球状。) 計3個の瘤を認める。 ①は#1 。 ③は#4にある。 ②は#1から#2にまたがり、#1 の2番目の瘤なので、[’] (半角ダッシュ)をつけ#1’(半角ハイフン)#2とする。 ① b ② a ③ 18 ZSP2データシート入力マニュアル 11)冠動脈の経過を入力する。 【RCAの経過】 血栓溶解療法、PCI、CABGを複 数回行っている場合は、それぞれ 初回の年月日を入力して下さい。 退縮、血栓、血栓溶解、狭窄(75%以 上狭窄)、閉塞(再疎通含む)、PCI、 CABGの有無と、有れば年月日を入 力。 19 ZSP2データシート入力マニュアル 【LMTの経過】 退縮確認年月日は、経過観察の検 査実施日を入力して下さい。心エ コー、心カテ、CT、MRIのいずれ かです。 退縮、血栓、血栓溶解、狭窄(75%以 上狭窄)、閉塞(再疎通含む)、PCI、 CABGの有無と、有れば年月日を入 力。 20 ZSP2データシート入力マニュアル 【LADの経過】 退縮、血栓、血栓溶解、狭窄(75%以 上狭窄)、閉塞(再疎通含む)、PCI、 CABGの有無と、有れば年月日を入 力。 21 ZSP2データシート入力マニュアル 【LCXの経過】 退縮、血栓、血栓溶解、狭窄(75%以 上狭窄)、閉塞(再疎通含む)、PCI、 CABGの有無と、有れば年月日を入 力。 22 ZSP2データシート入力マニュアル 12)狭心症、心筋梗塞の有無 (複数回起こした場合は、それぞれ初回イベントについて入力して下さい。) 狭心症、心筋梗塞の有無、 発症年月日を入力。 経過等をコメント記載欄です。他の データ同様、内容が保存されます。 23 ZSP2データシート入力マニュアル 2.データの保存とPatient listの作成 入力が終了したら[症例データ保存]をクリックして下さい。 ②クリッ ク 保存しない場合は、 [保存せず終了]を クリック ①[症例データ保 存]をクリック データ格納先は、ファイル 内の[F_PATIENTLIST] シートです。 患者ID順(登録順)にデータが 蓄積していきます。 24 ZSP2データシート入力マニュアル 3.症例検索、前後の症例表示 患者ID、氏名または生年月日に よる検索が可能。(ただし、完 全一致となります。) 検索の有無、方法により動きが異なります。 検索未実施、患者ID検索 保存されている症例順で、表示されてい る症例から前後の症例を表示します。 氏名検索、ならびに生年月日検索 検索結果が複数症例あれば、その中で前 後の症例を表示します。 25 ZSP2データシート入力マニュアル 4.データのチェック ①クリッ ク ②チェック結果が、ファイ ル内の[クエリフォーム] シートに作成されます。 チェック結果は、データチェックを実施 する毎に書き換えられますので、必要に 応じで印刷またはシートのコピーを行っ て下さい。 26 ZSP2データシート入力マニュアル 5.データの修正 [初回心カテ]最大経、 CALの有無と形態が 未入力です。 ①データ入力 データチェック結果 [心カテ施行年月日] 2001/10/01 が、[RCA血栓形 成発見日]2001/07/03より後 の日付です。([RCA血栓溶解 療法施行年月日] も同様) 誤)2000→正)2010 ①データ修正 ②[症例データ保存] をクリック 保存しない場合は、 [保存せず終了]を クリック ③必要に応じて、クリック 27 ZSP2データシート入力マニュアル 6.データ提出方法 データ入力が終了したら、 同ファイルの[操作方法]シートの下部 にある[提出ファイル作成]をクリック データ提出時には、診療録ID、 患者氏名を除いたフォームで送 付していただきます。 ②[F_PATIENTLIST]が別 に作成されます。 ①クリック ③名前をつけて保存し、データ センターへ送付して下さい。 28 ZSP2データシート入力マニュアル 7.その他 1)データ削除の方法 症例データの削除機能はついておりません。 同一症例の重複入力等の理由で削除する場合は、患者IDを 残して、その他のデータはブランクにして下さい。 2)注意点 入力画面の中で、保存という言葉を使っていますが、あく まで別シートへの格納だけですので、処理またはExcelを 終了するときは、必ずファイルを保存して下さい。 また、定期的に別の名前でバックアップを取ることをお勧 めいたします。 29
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