まちづくりNPOにおける円滑な 資金調達を可能にするリターン の研究 総合政策学部3年 総合政策学部3年 総合政策学部3年 環境情報学部3年 大平貴久 小川綾子 鋤先麻美 生田目啓 [email protected] 目次 Ⅰ研究概要 研究背景 研究目的 研究対象 予想される研究成果 Ⅱ今期の研究内容 今期の活動の変遷 文献調査 インタビュー調査 今期の成果 Ⅲ今後の展望 今後の展望 スケジュール 研究の動機・背景 研究概要 今期の 研究 今後の 展望 NPOが抱える問題 「活動資金の不足」―77.8% (平成13年「行政と民間非営利団体」東京都政策報道室 「非営利」という葛藤 現状の資金調達 収入内訳 自主財源・NPOの裁量次第 寄附・会費:4割 公的補助・民間助成:2割 年度毎のため長期的 展望が立てづらい 事業収入:2割 (2001年「市民活動レポート」内閣府国民生活局編) 研究の目的 研究概要 今期の 研究 今後の 展望 寄附・会費に対する「リターン」とは何 か ①寄附や会費へのリターンの認識はあるか ②NPOと寄附者・会員の双方で、リターンの認識のズ レが生じていないか ③事業活動以外で、寄附や会費に対する「リターン」を 与えることができているか 「リターン」の概念の整理・発展・最適 化 →どういったリターンの形・見せ方が寄附者・ 会員とNPOの双方に受け入れられるか 研究対象 研究概要 今期の 研究 今後の 展望 継続性のある寄附・会費収入の範囲 「自分にリターンがある」 寄附者・会員 =明確な動機付け 事業の受益者 受益者と寄附者・会員が近いことがリアルなリ ターンの条件 →「まちづくりの推進を図る活動」を主とする NPO法人に焦点 予想される成果 研究概要 今期の 研究 今後の 展望 「リターン」という認識とその見せ方に よる 継続的な資金調達 「寄附者を育てる」リターンの仕掛け 会員 ①寄附者を会員にするためのリターン ex.・感謝状 ・イベント 寄附者 ②一般市民を寄附者にするためのリターン ex.・強力なミッション ・マーケティング 一般市民 今期の活動の変遷 研究概要 今期の 研究 今後の 展望 4~5月 研究テーマ決定 「資金調達のためのコミュニティウェイモデル 調査」 6月 先行研究 「コミュニティリターンを活用した資金調達」(猪尾 愛隆氏) →コミュニティリターンの概念を研究の軸に 政策支援機構助成申請 「寄附に見返りはない」 →出資・寄附の概念の整理 「NPOで普遍的なモデルは不可能」→対象をまちづく りNPOに 7月 中間報告 アンケート作成 インタビュー調査(ファンドレイズ、 神楽坂) 文献調査 研究概要 今期の 研究 今後の 展望 リターンの概念の整理 辞書・WEBによる定義を調査→今後も継続的に行う 事例調査 2003/06/14 ファンドレイズ資料×3 雑誌「エコノミスト」記事×2 事例web×5 言葉の定義参考web×4 雑誌「日経Bp」記事×9 雑誌「AERA」記事×10 雑誌「朝日DNA」記事×7 日経4紙記事×3 図:アーカイブ用WEBフォルダ 日本NPOセンターDBNPOプロフィール×15 インタビュー① 研究概要 今期の 研究 今後の 展望 大西たまき氏によるファンドレイズセミ ナー ファンドレイザーの役割 非営利組織の活動に必要な資金を集めてくる 団体のミッションの広告塔 自分たちの団体の活動が、いかに必要なものであるか 寄付をしてもらう事によって、何が出来るようになるの か 寄付に対する日本とアメリカの認識の違 い 日本 寄付者が積極的に行うもの アメリカ インタビュー② 研究概要 今期の 研究 今後の 展望 NPO法人『粋なまちづくり倶楽部』 NPOのリターン内容とまちづくりNPOの現状を調査するため 2003年7月29日『粋なまちづくり倶楽部』山下馨氏インタビュー ①まちづくりNPOの2つの側面 NPOの中には身近なまちの問題を専門にするNPOと法律を使ってマ ンション建設の問題などにも対応しているNPOの2方向がある。この NPOは両方ともに活動内容に組み込んでいる ②リターンの内容 具体的なものではなく「参加して楽しむこと」がリターンなのでは ないかと 考えている。 「普通のNPOは寄付者と受益者が近いと考えている から失敗するのではないか」 ③資金運用 運営費は事業収入だけでまかなっていき、入会金・年会費は ストックして基金化することが理想 アンケート案作成① 研究概要 今期の 研究 なぜアンケートをするのか まちづくりNPOのリターンは何かを知る まちづくりNPOと会員・寄付者の間に リターンの認識の違いがあるのかを知る ミッションや会員・寄付者への宣伝方法などと リターンにはどのような関係があるのかを知る 研究目的達成に資する活動 今後の 展望 アンケート案作成② 研究概要 今期の 研究 今後の 展望 対象 全国のまちづくりNPO100箇所程度 手法 アンケート用紙を郵送 Webでも郵送でも回答できるシステムを導入 「リターン」という言葉は使わないが、「見 返り」にどのようなものがあるかを事例を用 いて最初に説明 回答団体へのリターン アンケート結果の集計レポートの公開 アンケート案作成③ 研究概要 今期の 研究 具体的な内容 ●会費・寄附に関する質問 ・リターンとして与えているものは何か ・一般の人を寄附者に、寄附者を会員にする手法 (宣伝方法など)は何か ●事業収入に関する質問 ・事業収入の目的は何か ・その事業の売りは何か ●NPOそのものの質問 ・現在の収入の内訳の割合と将来の希望 今後の 展望 今後の展望 研究概要 今期の 研究 今後の 展望 今期の活動 研究テーマの確立と事例収集が中心 来期の活動 アンケートやインタビューを中心とし、NPOと会 員・寄付者のリターンの認識がどのようなものかを 明らかにする どのようなリターンであれば、どのような手法でリ ターンを提示すれば資金調達が行いやすくなるのか、 考察を行う スケジュール 研究概要 今期の 研究 今後の 展望 アンケート郵送、回答の集計作 第一次フィールドワーク 10月 会員へのアンケート、秋学期研 計画詳細決定 11月 第二次フィールドワーク(三田 休み期間中) 12~1月 考察・まとめ 8~9月 ご静聴ありがとうございました
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