スライド 1

過学習を考慮した
AAMパラメータの選択と回帰分析による
顔・視線方向同時推定
IS1-60
高谷 学 滝口 哲也 有木 康雄(神戸大学)
顔・視線同時推定
研究背景
◆顔方向推定誤差の影響
◆視線は人間の意図や興味を表す情報
◆AAMによる顔・視線方向の同時推定
・AAMによる顔・視線方向のモデル化
・AAMのパラメータを回帰分析
・顔方向推定誤差の緩和
・不要な次元による過学習
◆単眼カメラによる視線推定技術への期待
・ロボットビジョン
・インターフェース
・マーケティング
非接触・低侵襲の単眼カメラによる
視線推定技術
◆モデル選択手法による過学習の緩和
・回帰分析に用いる不要な説明変数の削減
・赤池情報量規準(AIC)、ベイズ情報量規準
(BIC)、最小記述長規準(MDL)など
AAMによる顔・視線同時推定
◆顔・視線方向の変化をモデル化
モデル選択による過学習の緩和
・顔・視線方向の変化に伴う、顔の形状、テク
スチャを同時にモデル化
◆不要な次元の削減の必要性
1
s
s  s  Ps W Q s c
・顔・視線方向の変化を表さない次元が過学習の原因
・モデル選択の手法を用いて不要な次元を削減
g  g  Pg Q g c
yk   f (k , i)ai xi
s:形状ベクトル
g:テクスチャベクトル
◆様々なモデル選択の手法
Ps,Pg,Qs,Qg,:直交空間
・回帰式の汎化能力を学習データを用いて評価
・赤池情報量規準(AIC)
Ws:単位を揃えるための変換行列
パラメータを変化と
c:combinedパラメータベクトル
AICk  2 ln L  2k
モデルの変化
◆combinedパラメータを回帰分析
cos
sin
φ:顔方向角度
θ:視線方向角度
yk:目的変数
xi:説明変数
f:k番目のモデルにおいて、i番目の
説明変数を用いるかを選択する変数
・最小記述長規準(MDL)
cosθ sinθ  Ac a0
T
MDL k
k:回帰式の自由度(説明変数の数)
L:モデルの最大尤度
n:学習データの数
k
  ln L  log n
2
・ベイズ情報量規準(BIC)
BICk  2 ln L  k log n
a0:定数係数ベクトル
A:係数行列
評価実験と考察
◆実験データ
◆実験結果
・被験者4名
・顔、視線方向左右20度以内の顔画像
・表情は全て無表情
・学習画像63[枚/人]、テスト画像[252枚/人]
・石川らの手法を従来手法として比較
Estimation error( deg )
4.5
4
3.5
Conventional
Separately
Simlutaneous
3
◆考察とまとめ
・主にモデル選択を行ったため精度が改善した
・AAMが未学習人物に対して、特徴量を追跡で
きない問題への対応
・推定に必要な計算時間の問題への対応
2.5
2
No Selection
MDL
BIC
Method to Select model.
AIC