メカトロニクス 12/22 デジタル回路(続き) コンピュータ(ハードウェアを中心に) メカトロニクス 12/22 1 コンピュータ メカトロニクス機器に欠かせないコン ピュータについて簡単な原理の紹介 を行う。 メカトロニクス 12/22 2 黄:データの流れ 青:アドレス信号 の流れ マイクロプロセッサ(CPU)の内部構造 メカトロニクス 12/22 3 レジスタはCPU内部 でデータを一時的に 格納し計算などの処 理を行うためのフ リップフロップの集 合。 マイクロプロセッサ(CPU)のレジスタ構成 メカトロニクス 12/22 4 これは8ビットのCPUのピン 配置で 緑:メモリやインタフェースの アドレスを指示する信号 赤:データのやり取りをする 信号 黄:データのやり取りのコン トロール信号 となっている。それ以外は電 源や割り込みの制御などの 信号線である。 マイクロプロセッサ (MC6809)のピン配置 メカトロニクス 12/22 5 マイクロプロセッサシステム構成 メカトロニクス 12/22 6 温度の制御を行う処理の流れを書 いた図(フローチャート)。プログラム を作成する前にこのように処理の 流れを図にしておくとプログラム作 成の助けになる。 温度コントロールプログラム フローチャート メカトロニクス 12/22 7 図6 温度コントロール システム概要 メカトロニクス 12/22 8 リスト1 アセンブラ言語による制御プログラム メカトロニクス 12/22 9 リスト2 BASIC言語による制御プログラム メカトロニクス 12/22 10 同じような処理を何度も行う 場合サブルーチン(C言語で は関数)にするとプログラム がコンパクトになる。 サブルーチンを使った プログラムの流れ メカトロニクス 12/22 11 入れ子構造(サブ ルーチンからさらにサ ブルーチンを呼び出 す)のサブルーチンを 使ったプログラムの 流れ メカトロニクス 12/22 12 AD変換とDA変換 • コンピュータはすべての情報を“0”、“1”の2 種類の符号の組み合わせで表現する。それ に対してアナログの信号は電圧の値が情報 となっているそのためコンピュータに電圧の 情報を入力するためにアナログ電圧を符号で 表現する形への変換が必要となる。これをA D変換(analog to digital conversion)という。 メカトロニクス 12/22 13 AD変換とDA変換 • 逆にコンピュータで求めた結果で機器を動か す際に電圧の情報に変換する必要がある。こ のときの変換をDA変換(digital to analog conversion)と呼ぶ。 メカトロニクス 12/22 14 図9 連続的に変化す る信号のAD変換 上の図のように連続的 に変化する信号を4ビッ トの分解能でAD変換す るとデジタル化した4 ビットの信号は下の図 のように変化する。 メカトロニクス 12/22 15 図10 連続的に変化 する信号のDA変換 上の図のように変化す る信号を4ビットの信号 をDA変換すると下の図 のように電圧が出力さ れる。 メカトロニクス 12/22 16 図11 AD変換におけるビット数の違い メカトロニクス 12/22 17 図12 DACの概念 メカトロニクス 12/22 デジタルの符号データ を受け取りそれを電圧 に換算したアナログ信 号を出力する素子を DAC(digital to analog converter)と呼ぶ。一 般的には8~16ビット のデジタル信号入力と アナログの出力を持 つ素子である。 18 図13 2進重み付DAC メカトロニクス 12/22 19 図14 ラダー型DAC メカトロニクス 12/22 20 図15 ラダー型抵抗の原理 メカトロニクス 12/22 21 図16 フラッシュ型ADコンバータ メカトロニクス 12/22 22 図17 2段型フラッシュ型ADコンバータ メカトロニクス 12/22 23 図18 逐次比較型ADコンバータ メカトロニクス 12/22 24 図19 逐次比較型ADコンバータ メカトロニクス 12/22 25 図20 積分型ADコンバータ メカトロニクス 12/22 26 図21 積分型ADコンバータ メカトロニクス 12/22 27 図22 積分型ADコンバータ メカトロニクス 12/22 28 図23 ΔΣ型ADコンバータ メカトロニクス 12/22 29 図24 ΔΣ型ADコンバータ メカトロニクス 12/22 30 12/22 課題 a 0 0 1 b 1 1 1 c 1 0 0 d 0 1 1 4つのデジタル入力信号a,b,c,d がある。それらの信号が左の 表の3つの状態の時、出力が” 1”それ以外の組み合わせの場 合は”0”となるデジタル回路を 設計しなさい。not, and, or, nand, norなどを使う。多入力の論理 回路を使っても良い。 締切は1月11日(水)17:00まで 6号館事務室レポート提出箱まで メカトロニクス 12/22 31
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