bondingについて 電気情報工学科4年 林 健太朗 Contents 概要 設定準備 設定方法 設定確認 2 概要 NICの冗長化 bondingは主に、サーバーの耐障害性をたか めるために用いられる 普通NICの冗長化は「teaming」と呼ばれるが linuxではbondingモジュールを使用するため 「bonding」とよばれる 3 設定準備 Linux Kernelのバージョンが2.4.18以上 Fedora9 では2.6.26.3-29 NICのメーカー・型番などはなんでもよい 4 設定方法 /etc/modules.conf を編集 alias bond0 bonding option bond0 mode=0 miimon=100 modeは1-6 miimonとはbondingするNICが通信可能か 監視する頻度。ミリ秒単位 5 設定方法 mode 0 — 耐障害性と負荷バランシングに対するラウンド ロビン ポリシーを設定し ます。ボンディングされたスレーブインターフェイスは使用できるものから順に、 送受信を順次行ないます。 1 — 耐障害性に対するアクティブ バックアップ ポリシーを設定します。 最初 に使用できるボンディングされたスレーブインターフェイスによって送受信が 行なわれます。ボンディングされた他のスレーブインターフェイスはアクティブ なスレーブインターフェイスが失敗した場合のみ使用されます。 2 — 耐障害性と負荷バランシングに対する XOR (exclusive-or)ポリシーを 設定します。この方法では、インターフェイスによって1スレーブ NIC の MAC アドレスと受信要求の MACアドレスが適合されます。このリンクが確立され ると、最初に使用できるインターフェイスから送信を順次行ないます。 3 — 対障害性用のブロードキャストポリシーを設定します。全ての送信は、 全てのスレーブインターフェイスで送られます。 6 設定方法 mode 4 — IEEE 802.3ad ダイナミックリンク集合ポリシーを設定します。同じス ピードとデュープレックス設定を共有する集合グループを作成します。アク ティブな集合体内の全てのスレーブ上で送信と受信をします。そして802.3ad 対応のスイッチを必要とします。 5 — 対障害性とロードバランシング用の送信ロードバランシング (TLB)ポリ シーを設定します。外部への送信は、各スレーブインターフェイス上の現在の ロードに従って配信されます。受信は現在のスレーブにより受け付けられま す。もし受信するスレーブに障害があるともう一つのスレーブが問題のスレー ブの MAC アドレスを引き取ります。 6 — 対障害性とロードバランシング用のアクティブロードバランシング (ALB) を設定します。IPV4 通信用の送信および受信ロードバランシングを含んでい ます。受信のロードバランシングは ARP ネゴシエーションによって達成され ます。 7 設定方法 /etc/sysconfig/network-scripts/以下の設定 ifcfg-bond0 DEVICE=bond0 IPADDR=133.5.7.42 NETMASK=255.255.255.0 NETWORK=133.5.7.0 BROADCAST=133.5.7.255 ONBOOT=yes BOOTPROTO=none USERCTL=no 8 設定方法 /etc/sysconfig/network-scripts/以下の設定 ifcfg-eth0 DEVICE=eth0 MASTER=bond0 SLAVE=yes USERCTL=no ONBOOT=yes BOOTPROTO=none ifcfg-eth1 上のDEVICEをeth1に変更 9 設定確認 cat /proc/net/bonding/bond0を実行 bondingの状態を確認できる インターフェイス bond0 を活性化中: bonding デバイス bond0 は存在しないようで すので、初期化を遅らせます。 [失敗] 10 参考 JF:Linux Kernel 2.4 Documentation:bonding.txt http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/kernel-docs2.4/networking/bonding.txt.html NIC冗長化設定 (bonding設定) | JFEテクノリサー チ株式会社 ITプロフェッショナル・サービス http://it.jfetec.jp/column/tech_column/column_linuxn/000104.html 11
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