スライド 1

荷役運搬作業における
筋疲労の見える化
0655018
田中 翔
1
目次








研究背景
-物流作業の現状
-作業改善の必要性
-共同研究
研究目的
見える化
筋疲労
実験概要
実験結果及び考察
-連続ピッキング作業
-棚の高さの異なる連続ピッキング作業
まとめ
今後の課題
2
物流作業の現状
物流現場
消費者ニーズへの対応
労働人口の減少・少子高齢化
物流作業の効率性の向上
女性・高齢者の労働力確保
新総合物流施策大綱(H13.7) 物流フォーラム21
人力が必要な物流作業環境の整備
3
情報
22%
輸送
22%
保管
13%
荷役
27%
=
荷役運搬作業
流通加工
3%
包装
13%
荷役運搬作業の定義
物資の積卸し、運搬、積付け、取出し、仕分け、荷揃えなどの
作業
4
作業改善の必要性
運搬交通業及び貨物取り扱い業の疾病分類別業務上疾病発生状況
負傷に起因するその他の疾病
負傷に起因する疾病
90%
負傷に起因する腰痛
88%
腰痛やその他の疾病について考える必要があ
る
5
作業負荷について
作業負荷
ある作業における人体への負担量
一時的負荷
作業負荷
肉体疲労・・・筋肉痛など
繰り返し負荷
慢性疲労・・・慢性的腰痛など
作業負荷大
筋骨格系疾患や事故の原因
作業負荷を減らす作業改善が必要
6
荷役運搬作業における筋電位と腰の圧力の評価
2006年 物流学会 田坂 晃一
田中 翔
3
疲2
労
度1
0
首 左 右 背 胸 腹 左 右 左 右 左 右 腰
肩 肩 部
上 上 肘 肘 手 手
( (
前 前 腕 腕
・ ・ ・ ・
面 面
前 前 手 手
腕 腕 首 首
) )
左 右 左 右 左 右
臀 臀 膝 膝 足 足
部 部
・ ・ ・ ・
下 下 足 足
・ ・
大 大 腿 腿 首 首
腿 腿
筋系と骨格系の負荷を同時かつ定量的評価
7
0.9
重さ別の圧迫力
0.9
重さ別の圧迫力
荷物の重さ15kg
荷物の重さ10kg
荷物の重さ5kg
腰の圧力
重さ別の圧迫力
重さ別の圧迫力
(
最
大
0.6
筋
電
位
0.9
15kg
5kg
15kg
10kg
10kg
5kg
(
)
(
( 0.3
m
V
100
150
100
150
換算高さ(cm)
換算高さ(cm)
0
15kg
最
5kg
大 0.6
15kg
10kg
筋
電
10kg
5kg位
200
200
)
)
首
肩
0.9
荷物の重さ5kg
荷物重さ10kg
荷物の重さ15kg
最
上腕
手首
大腿
)
100
150
100
150
換算高さ(cm)
換算高さ(cm)
200
200
)
50
荷物の
荷物重
荷物の
( 0.3
m
V
m 0.3
下腿
V
)
50
荷物の重さ15kg
荷物の重さ10kg
荷物の重さ5kg
大
0.6
筋
電
位
(
6000最
6000
大 0.6
最 筋
5000
圧
大 5000電
位
4000
4000
力
圧
m 0.3
力 3000
300050
V
50
N 2000
2000
N
1000
1000 0
00
0
0
最大筋電位
0
0
首
肩
上腕
手首
大腿
下腿
作業者の負荷評価をすべき部位を特定・・・上腕、手首、腰
首、肩、脚の負荷評価はできていない
8
問題点
一時的負荷
作業負荷
繰り返し負荷
3
0.9
平2
均
疲
労
度1
最
大 0.6
筋
電
位
肉体疲労
慢性疲労
(
m 0.3
V
)
0
首
肩
背
部
胸
腹
(
前
面
(
前
面
)
)
上
腕
肘
手
・
前
腕
・
手
首
腰
評価できた部位
臀
部
・
大
腿
膝
足
・
下
腿
・
足
首
0
首
肩
上腕 手首
大腿 下腿
評価できていない部位
9
目次








研究背景
-物流作業の現状
-作業改善の必要性
-共同研究
研究目的
見える化
筋疲労
実験概要
実験結果及び考察
-連続ピッキング作業
-棚の高さの異なる連続ピッキング作業
まとめ
今後の課題
10
研究目的
実際の荷役運搬作業において首と肩の筋疲
労の見える化を実現
 本研究では、繰り返し負荷を対象とし、肉体
疲労の中でも、首と肩にかかる筋疲労を対象
とし、その計測・算出方法について検討
 計測・算出結果から筋疲労についての検討

11
目次








研究背景
-物流作業の現状
-作業改善の必要性
-共同研究
研究目的
見える化
筋疲労
実験概要
実験結果及び考察
-連続ピッキング作業
-棚の高さの異なる連続ピッキング作業
まとめ
今後の課題
12
見える化
見える化とは
ただ見えるようにするだけでなく、見えた結果を利用し、
考え、行動するという過程
新聞における「見える化」検索結果
2004年
2005年
2006年
2007年
検索結果
8
6
14
27
物流改善事例大会での報告・・・12件
見える化の目的
作業時間の効率化
コストの削減
近年注目された言葉
人体負荷の見える化は行われてない
13
見える化
対象
目的
評価指標
施設
レイアウト
ロケーション
動作解析
貨物
ラベル
リスト
筋電位
筋硬度
人
情報
作業負荷
問題の早期発見
心拍
脳波
在庫管理
腰の圧力
負荷の見える化
負荷の定量的な計測・算出方法を用いて負荷を定量的に計
測・算出するだけでなく、計測・算出結果を評価し、作業改
善案を考え、実際に作業改善を行う
14
目次








研究背景
-物流作業の現状
-作業改善の必要性
-共同研究
研究目的
見える化
筋疲労
実験概要
実験結果及び考察
-連続ピッキング作業
-棚の高さの異なる連続ピッキング作業
まとめ
今後の課題
15
疲労
疲労とは
作業の結果、筋肉・神経などの機能が低下する状態。
末梢性疲労の中でも、短期間で回復する疲労を肉体疲労、
回復するのに著しく長い時間を有する疲労を慢性疲労とする
疲労
末梢性疲労
肉体疲労
筋系
中枢性疲労
慢性疲労
神経疲労
骨格系
筋疲労
16
筋疲労
筋疲労とは
筋収縮のための刺激が過剰になり徐々に収縮力が低下し、
筋肉痛や凝りの原因となる現象
筋疲労の計測・算出
筋電位
筋硬度
現場での計測が容易
血中乳酸濃度
エネルギー消費
筋電位・筋硬度
筋疲労を計測・算出
17
負荷と疲労の関係
大
負
荷
瞬間疲労
筋疲労
骨格疲労
作業時間
慢性疲労
大
18
筋硬度
筋硬度とは
「身体を押圧した時に感じる硬さ」を数値化したもの
NEUTONE TDM-N1
特徴
・押圧し置き針の数値を読むだけで筋硬度測
定が可能
・測定値の偏差をなくすために、押圧が一定
になる工夫
誰にでも計測可能
問題点
深部にある筋肉は計測できず、表面
にある筋肉しか測定できない
19
筋疲労を計測・算出する人体部位
僧帽筋(上部)
僧帽筋(中部)
三角筋
:筋電位測定部位
:筋硬度測定部位
:筋電位及び筋硬度測定部位
20
目次








研究背景
-物流作業の現状
-作業改善の必要性
-共同研究
研究目的
見える化
筋疲労
実験概要
実験結果及び考察
-連続ピッキング作業
-棚の高さの異なる連続ピッキング作業
まとめ
今後の課題
21
予備実験 ー目的ー
本実験を行うにあたり
①作業回数の決定
②作業時間、作業ペースの決定
③筋硬度の計測方法の決定
22
予備実験 -結果ー
①作業回数
ショルダー・シュラッグ
N
40
35
30
25
筋
硬
度
20
右
左
15
10
5
0
実験前
実験前
条件
・重さ 23kg
・10回1セット
・回数 7セット
10
1
20
2
30
3
40
4
50
5
60
6
回
70
7
実験回数
実験回数は30回以上必要
23
②作業時間、作業ペース
140.0
120.0
棚
約50秒
3
0 100.0
回
の 80.0
総
作 60.0
業
時 40.0
間
棚
20.0
165cm
160cm
0.0
被験者A
被験者B
被験者C
被験者D
作業時間に差がある
60cm
条件
・荷物の重さ 5kg 10kg 15kg
・作業回数 30回
・作業ペース 自由
計測・測定結果が違ってくる
一定時間で行う
24
7.0
s
6.0
1
回
あ
た
り
の
作
業
時
間
5.0
被験者A
被験者B
被験者C
被験者D
平均
4.0
3.0
2.0
4秒
3.6秒
1.0
回
0.0
0
5
10
15
20
25
30
作業回数
実験ペースは4秒に1回
25
③筋硬度の計測方法
(1)点計測
0
20
26
(2)線計測
①
③
②
0
15
23
27
本実験 目的
筋電位及び筋硬度の計測・算出結果から筋
疲労の評価可能性
 棚の高さの違いによる筋疲労変化
 作業回数による筋疲労変化

28
連続ピッキング作業概要
棚
棚
実験内容
165cm
160cm
・荷物の重さ 5kg
・棚の高さ 160cm
・作業回数 60回(4分間)
・作業ペース 2秒毎に積み付け
積み下ろし作業
・筋電位計測 実験中
・筋硬度計測 実験前と実験後
・実験後アンケートを実施
60cm
実験目的
筋電位及び筋硬度の計測・算出結果から筋疲労の評価可
能性の検討
29
棚の高さの異なる連続ピッキング作業概要
実験内容
40cm
・荷物の重さ 5kg
・棚の高さ 4cm 20cm 40cm
80cm 120cm 160cm
20cm
4cm
120cm
160cm
・作業回数 105回
・作業ペース 2秒毎に積み付け
積み下ろし作業
・筋硬度計測 計8回計測
(計測時間30秒)
・実験後アンケートを実施
80cm
実験目的
・棚の高さの違いによる筋硬度を用いた筋疲労の評価可能
性の検討
・作業回数による筋疲労の変化の検討
30
目次








研究背景
-物流作業の現状
-作業改善の必要性
-共同研究
研究目的
見える化
筋疲労
実験概要
実験結果及び考察
-連続ピッキング作業
-棚の高さの異なる連続ピッキング作業
まとめ
今後の課題
31
連続ピッキング作業 ‐筋硬度‐
僧帽筋(中部)
N
30
25
20
筋
硬 15
度
10
1回目
2回目
3回目
4回目
5
変動要因 変動 自由度 分散 観測された分散比 P-値 F 境界値
僧帽筋(中部) 128
1 128
48 0.000448 5.987374
有意水準5%
0
実験前
実験後
32
連続ピッキング作業 ‐アンケート‐
3
平2
均
疲
労
度1
0
首
肩
背
部
胸
及
び
腹
上
腕
肘
・
前
腕
腰
手
・
手
首
賢
部
・
大
腿
膝
足
・
下
腿
・
足
首
・実験翌日上腕が筋肉痛になったという回答があった
・その他の部位に関しては実験後にはハリがあるとしても、
翌日には何もなかった
33
連続ピッキング作業 ‐筋電位‐
僧帽筋(中部)
mV
1回目
2回目
3回目
4回目
平均
1 1
/
3
最
大
筋 0.5
電
位
0
変動要因
10回-20回
20回-30回
30回-40回
40回-50回
50回-60回
変動 自由度 分散 観測された分散比 P-値 F 境界値
0.011947 1 0.011947 17.08015173 0.000625 4.413873
0.003925 1 0.003925 10.27378822 0.004905 4.413873
5.53E-08 1 5.53E-08 0.000197551 0.98894 4.413873
1.75E-06 1 1.75E-06 0.003830908 0.951329 4.413873
0.001816 1 0.001816 3.749765351 0.068676 4.413873
有意水準5%
回数
10
20
30
40
50
34
連続ピッキング作業 ‐まとめ‐
筋疲労を筋硬度により計測・算出できる可能
性がある
 筋疲労を評価するには筋電位では困難

35
目次








研究背景
-物流作業の現状
-作業改善の必要性
-共同研究
研究目的
見える化
筋疲労
実験概要
実験結果及び考察
-連続ピッキング作業
-棚の高さの異なる連続ピッキング作業
まとめ
今後の課題
36
棚の高さの異なる連続ピッキング作業
‐棚の高さと筋硬度‐
僧帽筋(中部)
実験前後の筋硬度の分散分析
10
実
験
前
後5
の
筋
硬0
度
の
差
1回目
0
20
40
2回目
60
3回目
80
-5
棚の高さ
4回目
100
120
140
160
4cm
20cm
40cm
80cm
120cm
160cm
変動 自由度 分散 観測された分散比 P-値 F 境界値
10.125
1 10.125 3.626865672 0.105519 5.987374
0.125
1 0.125 0.021582734 0.888015 5.987378
10.125
1 10.125 2.271028037 0.182533 5.987378
10.125
1 10.125
3.24 0.121952 5.987378
15.125
1 15.125 3.666666667 0.104006 5.987378
55.125
1 55.125
9.8 0.020312 5.987378
有意水準5%
37
多重比較法 結果
α(0.01)
α(0.05)
項目名
4cm
4cm
4cm
4cm
4cm
20cm
20cm
20cm
20cm
40cm
40cm
40cm
80cm
80cm
120cm
0.000667 t(α(0.01), n-k)
4.10364
0.003333 t(α(0.05), n-k)
3.380337
項目名
20cm
40cm
80cm
120cm
160cm
40cm
80cm
120cm
160cm
80cm
120cm
160cm
120cm
160cm
160cm
ni
nj
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
T
1.744206
0.581402
0.581402
0.290701
1.162804
1.162804
1.162804
1.453505
2.907009
0
0.290701
1.744206
0.290701
1.744206
1.453505
P値
0.098175
0.56818
0.56818
0.774603
0.260094
0.260094
0.260094
0.163297
0.009402
1
0.774603
0.098175
0.774603
0.098175
0.163297
判定
[ ]
[ ]
[ ]
[ ]
[ ]
[ ]
[ ]
[ ]
[ ]
[ ]
[ ]
[ ]
[ ]
[ ]
[ ]38
棚の高さの異なる連続ピッキング作業
‐筋硬度の時間変化‐
30
N
25
20
筋
硬 15
度
10
5
0cm
20cm
40cm
120cm
80cm
160cm
目
計
測
7回
目
計
測
6回
目
計
測
5回
目
計
測
4回
目
計
測
3回
目
2回
測
計
1回
測
計
実
験
目
前
0
39
棚の高さの異なる連続ピッキング作業
‐結果‐
棚の高さ160cmでは筋硬度は出たが、その
他の高さでは明確に出なかった
 棚の高さの影響はない
 計測2回目から3回目にかけて上昇傾向

40
目次








背景
-作業改善の必要性
-先行研究
研究目的
見える化
筋疲労
実験概要
実験結果及び考察
-連続ピッキング作業
-棚の高さの異なる連続ピッキング作業
研究まとめ
今後の課題
41
まとめ
首と肩にかかる筋疲労を対象とし、その計測・算出方法に
ついて検討
計測・算出結果から筋疲労についての検討
僧帽筋(中部)の筋硬度の結果から繰り返し
負荷による筋疲労を筋硬度により計測・算出
することができた
 僧帽筋(中部)に関しては、棚の高さ160cm
では筋硬度は明確な差が出た。その他の高
さについては明確な差が出なかった。
 筋疲労の評価するには、筋電位では難しく、
筋硬度によって評価できる可能性がある
 2~3分で繰り返し負荷が出る

42
目次








背景
-作業改善の必要性
-先行研究
研究目的
見える化
筋疲労
実験概要
実験結果及び考察
-連続ピッキング作業
-棚の高さの異なる連続ピッキング作業
まとめ
今後の課題
43
今後の課題
その他の荷役運搬作業で筋疲労を確認
 本研究では、繰り返し負荷の中でも、筋疲労
に注目したが、慢性疲労についての検討
 肩の筋疲労の評価、改善案の提案など見え
る化の完成

44
ご清聴ありがとうございました
45
疾病分類
負傷に起因する腰痛
負傷に起因する疾病
(2)有害光線による疾病
(3)電離放射線による疾病
(4)異常気圧下
異常温度条件
(6)騒音による耳の疾病
(7)(2)~(6)以外の原因による疾病
(8)重激業務による運動器疾患と内蔵脱
(9)負傷によらない業務上の腰痛
(10)振動障害
(11)手指前腕の障害および頚肩腕症候群
(12)(8)~(11)以外の原因による疾病
(13)酸素欠乏
(14)化学物質による疾病(がんを除く)
(15)じん肺及びじん肺合併症
(16)病原体による疾病
(17)電離放射線によるがん
(18)化学物質によるがん
(19)(17),(18)以外の原因によるがん
(20)その他業務によることの明らかな疾病
46
物流作業改善の事例
情報
22%
輸送
22%
運搬
25%
ピッキング
28%
保管
13%
荷役
荷卸し 27%
4%
荷揃え
13%
検品
15%
仕分け
15%
流通加工
3%
包装
13%
内訳
47
本研究の評価方法
Ⅰ 筋系と骨格系の負荷をそれぞれ筋収縮による筋電位と腰の圧迫
力であらわし、筋電位と腰の圧力による負荷を作業の限界のときの
負荷の値との比率(負荷率)であらわす。
Ⅱ 実際に複数の作業者で複数回作業を行い、そのデータによる各作
業、各人体部位ですべての負荷率を求め、統計上95%の作業者に
当てはまるように負荷率の95%タイル値を求める。
Ⅲ 作業者の人体にかかっている筋肉への負荷と腰の骨への負荷を
評価する。
・負荷率1との大小関係による比較検討
・作業同士の負荷率の比較検討や、作業改善の効果を定量的に
air検討
・人体部位同士(筋肉と筋肉、筋肉と骨等)の負荷率の比較検討
48
40
共同研究の結果
2.0
1.5
1.8
1.6
1.4
1.2
負
1.0
荷
0.8
率
0.6
0.4
0.2
0.0
スライド
負
荷 1.0
率
2.0
0.5
1.5
持ち上げ
荷物の重さ:15kg
負
0.0
荷 1.0 荷物の重さ:10kg
上腕 手首 腰
上腕 手首 腰
荷物の重さ:5kg
荷物の重さ:15kg
率
荷物の重さ:10kg
持ち上げ動作
0.5
荷物の重さ:5kg
0
40
80
120
換算高さ(cm)
80
120
換算高さ(cm)
160
160
0.0
95%タイル値
スライド動作
上腕 手首 腰
持ち上げ動作
上腕 手首 腰
スライド動作
荷物の重さと棚の高さから作業者が安全に作業できる範囲を決定
動作の違いによる負荷の違いから改善案を提案
49
見える化と可視化の違い
見える化
ただ見えるようにするだけでなく、見えた結果を利用
し、考え、行動するという過程
可視化
ただ単に視覚的に見えるようにしただけの状態
50
51
52
荷
役
運
搬
作
業
の
要
素
と
本
実
験
の
条
件
荷役運搬作業の分類
大分類
中分類
連続ピッキング作業条件
容器
ダンボール
性質
可変性
運搬物
寸法
幅40cm、高さ30cm、奥行き30cm
数量
1個
重量
○5kg
路面
舗装
通路の床
水平
環境
通路寸法
格納場所
4cm、高さ160cm
条件
態様
ピッキング
作業方式
筋肉労働
連続性
連続的
定期性
定期的
方向
単独方向
作業時間
○4分間
作業
速度
○4秒/回
距離・高さ
4cm、160cm
体勢
立位
体のひねり
なし
歩行
なし
持つ場所
底部
持ち手
両手持ち
性別
男性
年齢
20代
人
身長
体重
運搬機器
機械
なし
棚の高さの異なる連続ピッキング作業条件
ダンボール
可変性
幅40cm、高さ30cm、奥行き30cm
1個
○5kg
舗装
水平
4cm、20cm、40cm、80cm、120cm、160cm
ピッキング
筋肉労働
連続的
定期的
単独方向
○10分間(作業1分+計測30秒を7セット)
○4秒/回
4cm、20cm、40cm、80cm、120cm、160cm
立位
なし
なし
底部
両手持ち
男性
20代
なし
53
※格納場所の高さは身長165cmの場合
筋電位 その2
最大値
1/3最大値の平均
平均値
筋電位
1.068
0.343
0.169
注) 筋電図は全て絶対値に変換し、
その最大値、1/3最大値、平均値を算出
1/3最大値は波の高さを計測する時に使われる値で、有義波高
と言い一般的に人間が感じる平均的な波の高さに近い値である
本研究では筋電位による負荷は1/3最大値であらわす54
実験風景
被験者
筋電計
ビデオカメラ
55
計測部位(筋電位)
56
(コード番号:
‐
‐
)
疲労部位調査票
疲労部位調査票
注) 右上に*のついている
部位は前面のことです
首( 0 1 2 3 )
現在、あなたの身体各部に
左肩( 0 1 2 3 )
どの程度の疲労があります
か?各部位名横の該当する 背部( 0 1 2 3 )
番号に○をつけてください。
左上腕( 0 1 2 3 )
例)
背部 ( 0 1 2 3 )
左上腕( 0 1 2 3
)
0:まったく疲れていない
左肘・前腕( 0 1 2 3 )
右肩( 0 1 2 3 )
胸*( 0 1 2 3 )
腹*( 0 1 2 3 )
右上腕( 0 1 2 3 )
右肘・前腕( 0 1 2 3 )
腰( 0 1 2 3 )
左手・手首( 0 1 2 3 )
右手・手首( 0 1 2 3 )
1:少し疲れている
2:かなり疲れている
3:痛みがある、もしくは
動かすのがきつい
左臀部・大腿( 0 1 2 3 )
左膝・下腿( 0 1 2 3 )
左足・足首( 0 1 2 3 )
右臀部・大腿( 0 1 2 3 )
右膝・下腿( 0 1 2 3 )
右足・足首( 0 1 2 3 )
57
計測について
実験前計測
計測1回目
計測2回目
計測3回目
:1分間の連続ピッキング作業
計測4回目
計測5回目
計測6回目
計測7回目
58
連続ピッキング作業 三角筋 筋硬度
30
N
25
20
筋
硬 15
度
10
1回目
2回目
3回目
4回目
5
0
実験前
実験後
59
連続ピッキング作業 三角筋 筋電位
V
1
1
/
3
最
大
筋
0.5
電
位
1回目
2回目
3回目
4回目
平均
0
回数
10
20
30
40
50
60
連続ピッキング作業 僧帽筋(上部)
筋硬度
N
30
25
20
筋
硬 15
度
10
5
1回目
2回目
3回目
4回目
0
実験前
実験後
61
連続ピッキング作業 僧帽筋(上部)
筋電位
V
1
1
/
3
最
大
筋
0.5
電
位
1回目
2回目
3回目
4回目
平均
0
回数
10
20
30
40
50
62
棚の高さの異なる連続ピッキング作
業(三角筋)
30
N
25
20
筋
硬 15
度
10
5
0cm
20cm
40cm
120cm
80cm
160cm
験
後
実
目
計
測
6回
目
測
5回
目
計
計
測
4回
目
計
測
3回
目
2回
測
計
1回
測
計
実
験
前
目
0
63
棚の高さの異なる連続ピッキング作
業(僧帽筋(上部))
30
N
25
20
筋
硬 15
度
10
5
0cm
20cm
40cm
120cm
80cm
160cm
後
実
験
目
測
6回
目
計
測
5回
目
計
測
4回
計
目
測
3回
目
計
測
2回
目
計
測
1回
計
実
験
前
0
64
棚の高さ4cm
30
N
25
20
筋
硬 15
度
僧帽筋(中部)
三角筋
僧帽筋(上部)
10
5
目
計
測
7回
目
計
測
6回
目
計
測
5回
目
計
測
4回
目
計
測
3回
目
2回
測
計
測
計
実
験
1回
前
目
0
65
棚の高さ20cm
30
N
25
20
筋
硬 15
度
僧帽筋(中部)
三角筋
僧帽筋(上部)
10
5
目
7回
計
測
6回
目
計
測
計
測
5回
目
計
測
4回
目
計
測
3回
目
計
測
2回
目
計
測
1回
験
前
実
目
0
66
棚の高さ40cm
30
N
25
20
筋
硬 15
度
僧帽筋(中部)
三角筋
僧帽筋(上部)
10
5
7回
目
計
測
6回
目
計
測
5回
目
計
測
4回
目
計
測
3回
目
計
測
2回
目
計
測
1回
目
計
測
実
験
前
0
67
棚の高さ80cm
30
N
25
20
筋
硬 15
度
僧帽筋(中部)
三角筋
僧帽筋(上部)
10
5
目
計
測
7回
目
計
測
6回
目
計
測
5回
目
計
測
4回
目
計
測
3回
目
2回
測
計
測
計
実
験
1回
前
目
0
68
棚の高さ120cm
30
N
25
20
筋
硬 15
度
僧帽筋(中部)
三角筋
僧帽筋(上部)
10
5
目
測
7回
計
目
測
6回
計
目
測
5回
計
目
測
4回
計
目
測
3回
計
目
測
2回
計
目
測
1回
計
実
験
前
0
69