会員の維持と増強 ー今なぜ会員なのかー RRIMC 亀岡 弘 (第2640地区PDG) RI会長カール・ヴィルヘルム・ステンハマー 識字率および教育 水保全・保健・飢餓追放 公共的イメージ 会員増強と退会防止 目標:各クラブ1名またはそれ以上 持続性を強調 会員の動向(1-1) • RIレポート 世界の会員数 2002年6月124.3万人、2004年6月121.9万人 2005年5月122.1万人、2002年より2.2万人減少 2004~05年度 微増 日本の会員数 2002年6月11.19万人、2004年6月10.33万人 2005年5月10.37万人、2002年より0.82万人減少 2004~05年度 極微増 会員の動向(1-2) • 会員減少ワースト5 減少数 日本 4,173 米国 3,883 インド 1,814 ブラジル 734 メキシコ 704 2003.6~2004.6 減少率(%) 3.78 0.98 2.01 1.41 6.33 2004~2005: オーストラリアならびにブラジルを はじめ南アメリカ全域減少 会員の動向(1-3) • 会員増強ベスト5 2003.6~2004.6 増強数 増強率(%) ドイツ 1,153 2.80 韓国 893 1.85 イタリア 879 2.24 タイ 630 9.21 台湾 528 3.42 • 2004~05: フィリッピン、韓国、ドイツ、英国順調 会員の動向(1-4) • 日本1~4(A)ゾーン 01.6.30 02.6.30 03.6.30 04.6.30 05.5.31 2001.6~2005.5 クラブ数 会員数(女性) 増減数(女性) 2,311 116,644(2,521) ------2,323 111,995(2,871) -4,649(+260) 2,329 106,944(2,902) ー5,051(+121) 2,336 103,307(3,012) ー3,637(+110) 2,336 103,750 +443 会員の動向(1-5) 2640地区 2001.6 2002.6 2003.6 2004.6 2005.6 2001.6~2005.6 クラブ数 会員数(女性) 75 3,304(128) 75 3,119(131) 76 2,927(141) 76 2,764(135) 76 2,655(131) 増減数(女性) --------ー185(+3) ー192(+10) ー163(-6) ー109(-4) 今なぜ会員なのか(2-1) • ロータリーが末永く成功を収め、健全であり続ける ためには 1.優れた会員の退会を防止すること、これは新会員 の入会と同じく重要。 2. 会員を勧誘しながら既存会員の退会を防止する こと、これは常に退会した会員の替わりを求め続け るより建設的で経済的。 3.高邁な職業倫理を持った質の高い会員。 4.クラブ会員に経験に長けた、知識豊かなロータリ アンを多く持つことで勧誘活動が効果的。 今なぜ会員なのか(2-2) • 会員基盤の充実と増大によりもたらされる効果 1.平和、理解、親善を推進するロータリー活動の充実。 2.地元社会および世界中で、人道的および教育活動を 拡大化できる。 3.クラブに斬新的なアイデアや新鮮な視点がもち込ま れる。 4.親睦の機会が増す。 今なぜ会員なのか(2-3) 5.ロータリーの公共的イメージが高められる。 6.クラブの財政的基盤が強固になる。 7.ロータリーの指導者を輩出できる。 8.ロータリー財団、米山記念奨学会への財政的援助 が提供できる。 9.各クラブと国際ロータリーの将来が約束される。 ガバナー、ガバナー補佐、地区会員増強委員 (長)、クラブ会長、クラブ会員増強委員(長)を 含むクラブ奉仕委員(長)のリーダーシップが 最重要。 今なぜ会員なのか(2-4) • 会員減少の原因 1.自然減(病気・死亡・高齢・健康) 2.社会的事情(転勤・職業繁忙など) 3.経済的事情(事業不振・廃業・経済的負担が大きいなど) 4.クラブ内事情(クラブ活動に不満・奉仕活動のマンネリ化・クラ ブ内派閥など) 5.ロータリーの規制緩和 6.ロータリーの原点的魅力の無理解 7.教育・研鑽の不足 8.一身上の都合・その他 今なぜ会員なのか(2-5) • 自然減少は、年間5~10%程度あります。例えば50人のクラブ で自然減少だけで10%あれば、5人減ることになります。これ が5年続き、増強がなければ、25人になります。そのままにして おけば、いかに優秀なクラブ会員ばかりであっても、クラブ活動 やプロジェクトへの継続的関与はできなくなり、クラブの体質に 変化が起こり、クラブ運営もクラブの存続も危惧されるようになり ます。当然ロータリーの目的とその使命の達成は出来なくなる でしょう。 • 自然減少以外の退会もありますから、最低自然減少分は増強し なくてはクラブの将来に何の光明も見えません。 • クラブの適正な会員数を維持しつつ、ロータリアンに相応しい会 員を増強することです。バブル時のような安易な増強は慎むべ きです。かえってクラブの体質を悪くします。 会員維持の方法(3-1) ー会員への感謝と尊重ー • クラブの活動やプロジェクトへの継続的関与が新会 員や長年の会員の退会防止に不可欠です。会員を 参加させ続ける一つの方法として、仲間のクラブ会 員から、自分の価値が認められ、クラブ活動に直接 関与しているという自覚を持たせることです。自分 が尊重されていることを本人に示すためのいくつか を挙げてみます。 会員維持の方法(3-2) 1.会員が例会に欠席したら、何か問題が起こっていないか確 認の電話を入れ、その人が例会にこなかったことを残念に思 う気持を伝える。 2.誰かが病気になったら見舞い状を送り,祝い事(昇進など) があったら祝状を送る。 3.クラブの卓話者、例会プログラム、社交行事などを手配する 役割を定期的に交替し、会員が計画的に参加し、個々の会 員にとって重要な話題や活動をクラブと共有する機会を持て るようにする。 4.参加の少ない会員に、委員会での奉仕や他の指導的役割 に当たるよう働きかける。責任を持ち、また新しいアイデアが クラブに吹き込まれる。 会員維持の方法(3-3) 5.会員にとって何が重要かを明確にするためのクラブ・アン ケートを活用し、クラブの全員に意見表明の機会を与える。 公式な場でなくてもIDMなどをやり、非公式に意見を結集す る。 6.クラブ行事やプロジェクトに家族にも参加してもらう。いわゆ るロータリー家族です。週報、ガバナー月信、ロータリーの友 を茶の間に置いて下さい。身近なところからPRする。 7.最近のプロジェクトに参加していない会員を特定し、既存プ ロジェクトに参加させたり、次のプロジェクトを企画するよう働 きかける。 8.和やかな雰囲気を作るゲームや互いに知り合うための放談 会を開くなど、非公式な親睦行事を計画する。 効果的な増強方法(4-1) 1.会員候補者への動機付けの方法をクラブ会員に教 える。 2.会員候補者のために「理想の会員像」を明確にす る。 3.会員が年間1人を必ず推薦する。 4.魅力ある例会にする。 5.印象に残る方法で会員候補者を招く。 6.会員候補者が自分が特別と思えるようにする。 7.会員候補者に入会を請うのではなく、自発的に希 望するようにする。 効果的な増強方法(4-2) 8.ロータリー界の将来を背負って立つ若い男女の指導者を探 す。 9.青年エグゼクティブクラブの結成。 10.ロータリー財団学友、ローターアクターなどに声を掛ける。 11.事業/職業/地域社会に手を差し伸べる。 12.地域社会でのイメージの高揚と広報活動をする。 13.元ロータリアン、ロータリアン二世などロータリー家族に声 を掛ける。 14.地域住民に尊敬される会員で構成されるクラブにしなけれ ばと願うロータリアンを増やすこと。 15.「入って下さい」というよりも「入れて下さい」という魅力ある クラブ作りをすれば「質か量か」の問題も解決します。 クラブの枠を越えたロータリー • 新会員の中には、献身の心構えで入会してくる人もいれば、入 会後に日を追って専心の精神を身につけていく人もいます。し かし、感動的な行事や国際的なプロジェクトを通じ、所属クラブ の範囲を超えてロータリーを体験することで、会員としての自覚 が強まって行くことは、多くのロータリアンに共通する点だと言 えます。クラブの枠を離れた行事やプロジェクトを一度でも経験 したことのある会員は、意欲を燃やし、ロータリーに対する自覚 を持つようになるのが常です。この自覚が高まるにつれ、会員 が所属クラブにしっかりと根を下ろす確率も高まるはずです。退 会を考える会員が少なくなるでしょう。 • 国際ロータリー年次大会、地区大会、地区会員増強セミナー、 地区財団セミナー、ロータリー親睦活動、WCS、GSEなど。 RI本部における会員数の数え方 6月末の会員数と7月1日RI半期報告の 人数について 2005~06年度 クラブから地区への 会員数報告書
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