水と親しめる中心市街地づくり

1
都市計画マスタープラン1班
岡部翔太 TA
飛鳥井啓
班長
梶淳哉
木田啓子
竹鼻紫
副班長
中井達也
武藤央子

守り、活かし、親しむ
2
霞ヶ浦
浄化

恩恵
水を活かす



土浦地域ブランド育成
集落営農

水に親しむ


土浦駅連続立体交差事業
掘割復元・親水公園計画
水を守る



廃食油リサイクルシステム
排泄物処理システム
排水権取引
水を守る
廃食油リサイクルシステム
排泄物処理システム
排水権取引

5
水質汚染の現状と3つの施策
水を守る
水質汚染を防ぐ
3つの施策
生活系
凡例
全リン
廃食油
リサイクル
全窒素
システム
工場・事業場系
畜産系
自然的要因
排泄物処理
システム
排水権取引
COD
人為的要因
0%
生活系排水
20%
40%
60%
工場系排水
80%
100%
畜産系排水
6
廃食油リサイクルシステム
霞ヶ浦の1番の汚染要因である生活排水
家庭排水による汚染を防ぐ
人々が汚染防止に意欲的になる
廃食油
リサイクル
システム
7
廃食油リサイクルシステム
事例: NPO法人 せっけんの街(千葉県 手賀沼・印旛沼)
廃食油を利用した製品の開発
廃食油の回収
製品の普及事業
リサイクル
システム
環境学習・石鹸作りWS
8
廃食油リサイクルシステム
土浦での提案
活動を主体的に行うNPO法人を設立
廃食油の回収
廃食油の回収
廃食油を利用した製品の開発
環境学習・石鹸作りWS
製品の普及事業
廃食油から製品の再生
実際に製品を市場に売り出す
シルバー人材を適用
地域を通じて環境学習
廃食油を利用した製品の開発
製品の普及事業
環境学習・石鹸作りWS
廃食油による汚染を防ぐ
環境保全の大切さを広める
リサイクル製品を普及させる
環境にやさしいリサイクル製品
人々の意識を高める
人件費削減&雇用拡大
9
排泄物処理システム
自己農地で処理しきれない家畜の排泄物
野積み・素掘りにより、水質汚濁へ繋がる
集落営農による排泄物処理システム
排泄物処理施設を
集落の耕作放棄地へ設置
排泄物による水質汚染を軽減
排泄物を
適切に処理
農地へ
循環させる
10
排水権取引
工業排水の現状
小規模工場
大規模工場
排水規制
排水未規制
しかし、経済的理由で規制に対応できない工場も・・・
排水権取引
規
制
し
て
い
か
な
け
れ
ば
な
ら
な
い
11
排水権取引
工場A
削減が必要な量
経済的に排水処理施設を持てない
余剰分
工場B
排
高性能排水処理施設を持つ
水
量
排
水
枠
工場A
排
水
量
工場B
工場Aで排水枠を超えた分を、工場Bで発生した
余剰分として買い取ってもらう
12
企業に対してのメリット
工場A
・高い排水処理施設建設費を払わなくても、規制をクリアできる。
工場B
・規制をクリアして発生した余剰でお金が得られる
・環境に対して、企業の社会的責任を果たすこと
によるイメージアップ
環境に対してのメリット
工業排水が減り、水質汚染を防ぐことができる!
13
今後の展望

廃食油リサイクルシステムの実現可能性

排泄物処理システムの実現可能性
水を活かす
土浦地域ブランド育成
集落営農

15
水を活かす
現
状
解決策の提案
集
落
営
農
事排
業泄
物
集
団
処
理
農
業
基
盤
整
備
・
水
の
浄
化
「
土
浦
ブ
ラ
ン
ド
」
を
確
立
し
PR
土
浦
は
地
域
ブ
ラ
ン
ド
が
な
い
問
題
点
の
発
掘
地き
域れ
ブい
ラな
ン水
ドを
化生
をか
目し
指た
す商
品
の
今
後
16

農業後継者不足


土浦市農業の課題
特に果樹などの農地で深刻
耕作放棄地の増加

・集落営農の採用
後継者不足に伴うもの
・排泄物集団処理事業

家畜系排水が霞ヶ浦水質汚染に関与


生活排水などに並んで原因のひとつ
きれいな水を使用したブランド作物を作る上で障害
となる
17
集落営農とは
個別営業体
-それぞれの農家が個別に
経営を行う
集落営農型農業生産法人
-経営体が集落法人を設立し
共同で経営を行う
対個別経営
-経営費 5割
-所要労働時間 5割
18

高効率な農業を営める



集落営農のメリット
機械の共同利用などにより負担軽減
まとまりある農地確保により栽培可能性の増加
耕作放棄地増加抑制


人と人との繋がりが生まれる
安定した農業基盤の維持
土浦地域農業改良普及センター
でのヒアリング
・農家の人々の高齢化
・しかし見ず知らずの人には土地
を譲れない
・耕作放棄地の増加が予想される
19

様々なライフスタイルに合わせられる


集落営農のメリット
高齢者・女性・兼業農家などそれぞれの適正に
あった農業が営める
後継者問題が緩和される

法人化によって担い手が明確化
20
水を活かす
しかしこれだけでは地域ブランドの
確立にはつながらない
そこで
さらなる水質の改善を図り、
「水を生かした」地域ブランドを提案
21
水を活かす
水質汚染原因のひとつに
凡例
生活系
工場・事業場系
畜産系
自然的要因
畜産系排水があげられる
全リン
畜産(主に養豚)の排泄物を
素掘り・野積みとして処理
全窒素
COD
堆肥化の促進が必要
0%
20%
40%
60%
80%
100%
22
集落営農×堆肥化
集落営農と組み合わせた堆肥化の促進
水質の向上
きれいな水を活かした”地域ブランド”の基盤整備
養豚家
水に親しむ
土浦駅連続立体交差事業
掘割復元・親水公園計画

土浦駅立体交差事業
25
土浦駅の問題点
殺風景な東西自由通路
活気のない東口ロータリー
老朽化の進む跨線橋
それが・・・。
26
常磐線高架化概要
3橋の撤去
貨物駅は神立に移転
東西連絡道路の敷設
対象区間:2km
航空写真:GoogleEarthより引用
27
完成イメージ
28

土浦市




高架化による利点
将来予想される跨線橋・高架道補修費を削減。
東西連絡による土浦港の活性化
高架道撤去による都市環境の改善
JR東日本


下り退避線新設による常磐線の速達化
高架下開発による収益の向上
29

釧路駅の事例


釧路市では釧路駅の高架化もしくは橋上駅舎化を検討中。
釧路駅を高架化する場合(釧路市試算)





事業費算出(釧路駅高架化計画)
対象区間:約2.5km
鉄道高架整備費:162億円
二箇所の跨線橋地表化:27億円
都市計画道路整備:12億円
高架道撤去などを除けば、釧路と土浦の事業規
模は類似している。
土浦の場合も高架化費用を
201億円と試算
30


連続立体交差事業
国土交通省の行っている整備事業。
JR中央線の場合


事業区間:約13.1km
事業費:1710億円
(国・都・沿線自治体で約1430億円負担)
31

採択基準



連続立体交差事業採択基準
基準①:道路三本と連続に立体交差し、かつ二ヶ所以上の
踏切除去。
基準②:高架対象内のあらゆる1km区間において五年後の踏
切交通遮断量の和が20,000台時/日以上である。
土浦に踏切はないが以下の緩和要件
で基準を満たすことが可能!
32
事業費試算
連続立体交差事業における出費




総事業費:201億円
鉄道事業者はこの内4%を負担
残りを国と地方自治体で折半する。
土浦市の支出する額は
JR
4%
国
48%
1
0%
約96億円
10%
20%
30%
土浦市
48%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
33

高架化の影響(JICAでの検証)
高架化による変更点

土浦高架道の撤去

川口跨線橋・真鍋跨線橋の地平化・拡幅
以上の変更点を反映し、
土浦駅周辺の自動車交通がどのように
変化するかJICA-STRADAによる検証を行う。
34
混雑度の検証
跨線橋地平化による拡幅
高架道撤去による拡幅
国道125号線は混雑が激しいままだが、
少なくとも事業による渋滞の悪化はない
掘割復元・親水公園計画
36

事業の意図




歴史を生かした水路・親水公園整備
城下町の歴史を生かしたまちづくり
水を中心とした賑わいのある空間の創出
「水城」の趣を取り入れる
主な内容




堀、水路の復元
公園、観光ルート整備
景観の向上
周辺地域の再開発
37

歴史





室町時代建立
江戸時代、土浦藩主居城
明治6年廃城
建物の取り壊し、堀の埋め立て
門や土塁等の遺構が一部残る
土浦城下町と堀



水戸街道の宿場町
霞ヶ浦を利用した水運との交差
堀の機能が防衛水運の両方を持つ
土浦城
38
土浦城の堀復元の可能性

堀の完全復元は難しい


宅地・道路に転用
堀や川だった場所に水
路及び親水公園を整備
39
水路及び親水公園の候補地

A
川口一丁目~土浦港

B
土浦新川~築地川跡

C
桜町ポンプ場付近
A


を採択
モール505
土浦再開発事業
との一体整備が可能
40
水路及び親水公園整備計画
41

高架事業実施した場合としなかった場合の比較
をさらに精密に行う




今後の課題
跨線橋・高架道の補修費・耐用年数の調査
西口ロータリーから東口貨物ターミナル跡地を
経て霞ヶ浦と有機的に結合するために必要な方
策の検討。
商店街の街並整備
事業資金の確保
42


































・土浦市公式HP
http://www.city.tsuchiura.lg.jp/index.php?code=1328
・茨城県 土浦市新治地区における「硝酸性窒素総合対策モデル事業」調査結果について
http://www.env.go.jp/water/report/h18-03/gaiyo.pdf
・財団法人 日本都市センター
http://www.toshi.or.jp/gappei/tsuchiura060616.pdf
・農林水産省HPhttp://www.maff.go.jp/
・踏切すいすい大作戦http://www.fumikiri.com/
・JR中央線(三鷹~立川)高架化工事全記録
http://www.railstation.net/chuo/
・駅周辺まちづくりプラン(案)(Aプラン・鉄道高架案)
http://www.city.kushiro.hokkaido.jp/www/contents/1157076946555/files/tetudou-kouka.pdf
・広報つちうら -第981号 8p
・せっけんの街http://www.sekkennomachi.org/
・EICネットhttp://www.eic.or.jp/
・土浦市第7次総合計画
・あびこ版 水戸土浦道中絵図/編著・長谷川一/発行・我孫子市教育委員会/1988.3
・土浦城とその藩主たち/著・永山正/発行所・筑波書林/1995.6
・土浦市史/編集者・土浦市史編さん委員会/発行所・土浦市役所/1975.11
・土浦市史別巻 土浦歴史地図/編集・土浦市史編さん委員会/発行・土浦市教育委員会/1974.3
・土浦町内誌/著者・永山正/編集・土浦市企画部広報課/発行・土浦市教育委員会/1989.3
・日本と閉鎖性海域の環境保全
http://www.emecs.or.jp/01cd-rom/
・廃食用油回収による環境負荷低減の効果
http://envsys.k.u-tokyo.ac.jp/info/thesis14/16634.pdf
・より良き霞ヶ浦の創造を目指して
http://www.pref.ibaraki.jp/forum/forum01/1-5.htm
・霞ヶ浦河川事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/kasumi/hozen/dousui.htm
・日本石鹸洗剤工業会
http://jsda.org/w/06_clage/4clean_190-4.html
・泳げる霞ヶ浦2020市民計画
http://www.kasumigaura.com/2020/index.html
・茨城県ホームページhttp://www.pref.ibaraki.jp/index.html
参考文献
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ご清聴ありがとうございました
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