有効な主張のための ポイント TAKAHASHI Masaru Saitama Institute of Technology Foundation Study Center 教採対策講座 2004/11/20 ビビッとくる論文とは 間違いがない 無駄がない:字数の制約 はっきりしている 核がある:明確な論点が存在する 事実がある:根拠のある議論 アイデアがある:対策の提示 教採対策講座 2004/11/20 間違いがない 単語のレベル 誤字・脱字 文のレベル(主にてにおは) 主語が明示されている 主語と述語が対応している 句点(。)と読点(、) 読点はできるだけ少なく 体言止めではない 文体(敬体と常体) 長すぎない 教採対策講座 2004/11/20 文と文をつなぐ 後続文は先行文をどのように受けるのか? 説明? 例示? 否定? 要約? 別の複線? 適切な接続詞を たとえば,しかし,つまり,ところで なんでも「しかし」でつながない 口語的表現に注意 でも(→しかし),なので(→ゆえに),ぶっちゃけ(→端 的に言えば),だって(→なぜならば) 教採対策講座 2004/11/20 段落 字下げは大丈夫? ひとつのトピックセンテンス(TS)と,(通常は) いくつかのサポートセンテンス(SS)より構成 TSにアンダーラインを引いてみよ 文意は通じるか? 教採対策講座 2004/11/20 無駄がない 字数制限守った?(±1割) 無駄な言葉がない 「私が今もっとも関心を持つ時事問題は…」 無駄な形容詞/副詞 無駄な引用がない(最大3分の1) 教採対策講座 2004/11/20 はっきりしている あいまいな表現:誤解のもと 数値化できることは数値化する 比較:何と何を比較しているのか明示 「昔と比べて今の子どもは…」:昔っていつ? 程度の副詞:本当に必要? 明らかに,はっきりと:たいてい明らかにもはっきりともし ていない 数値化する 教採対策講座 2004/11/20 核がある:明確な論点が存在する 現状認識 現状認識自体に議論がある場合(cf. 学力低下問 題) ホント? ダイジ? デキル? 丁寧な問題設定が必要 偏った議論をしない(疑う相手には逆効果) 言葉の定義も必要(ゆとり教育:のどの側面?) 言い切る勇気を 教採対策講座 2004/11/20 事実がある 議論の根拠を示す 根拠は妥当か? 調査結果/ロジックの展開/例 いつの? だれの? どんな? 自分が思うよりも丁寧に説明する 自分と立場の異なる事実もきちんと検討する 教採対策講座 2004/11/20 アイデアがある:対策 具体的? 誰が 何を? 「生徒の個性に合わせて」→テキトーに 実現可能? 「皆で考えなければならない」→俺は考えない 「社会全体の問題である」→俺の問題じゃない 「一人一人が考える必要がある」→お前が考えろ 空いた時間を利用して→あるの? これまで以上の努力→燃え尽きるよ なぜその対策がなされなかったのかを考える 問題に対して有効? 教採対策講座 2004/11/20
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