2014年度 水産学部 海洋生物科学科 乗船実習 海洋観測(CTD採水分析) データ整理ブック 海洋観測レポート表紙 学生番号 氏名 乗船中のデータ整理とレポート課題 乗船中のデータ整理: 本冊子の2~12ページを埋める。13ページ目は、レポート提出時 でもよい。 レポート提出: 海洋観測6ステーション分のT-S分布、水塊区分、鉛直分布を作成する。そ れらをまとめて水平・鉛直的な水塊構造について説明する。 気象庁の表層水温分布を各自 ダウンロードして考察を深める。他の班が取得したデータは、班長を通じて班員に配布する。 各班の班長は、他の班長にデータコピーを渡す。本データ整理ブックに追加する形でレポー トを作成する。(レポート整理ブックをダウンロードして全て書き直してもよい) 乗船中のデータ整理では、3ステーション分を船上でプロットする。水塊の特徴の違いが表 れるように、なるべく離れた場所のステーションを3つ選ぶ。 (このデータ整理ブックは、HP(大木)からダウンロードできる。必要であればダウンロー ドしてレポート作成のとき利用すること。また、鉛直分布やAOU-リン酸の図など、各自、エ クセルで作り直してもよい。) ① 航路と観測ステーションの場所を実習海域の図に記す。 どのような実習を行ったのか、 あとで思い出せるように、海域の特徴(気象、海況、魚・プランクトン・鳥の分布、釣果 など)について、気付いたことをメモする。 ② 観測ステーションの情報(場所、日時、採水層など)を記入のうえ、各採水層のデータ を記入 観測ステーションの情報は、CTD観測野帳をCTDオペレーション室内にて各班代表者が 書き写す。 (観測野帳の原本は決して持ち出さない。オペ室に置いておく) ③ 各ステーションについて、T-Sプロットをしてから、水塊を区分する(次頁の水塊区分 を参照) ④ 水温、塩分、密度、酸素、クロロフィル、リン酸塩 の鉛直分布をプロット (軸は各 自設定する。色マーカーで見やすくしてください。) T-Sプロットの水塊区分をもとに、鉛直分布にも各水塊区分の層をしるす ⑤ 水平・鉛直的な水塊分布の特徴を文章でまとめる。クロロフィル、酸素、リン酸の鉛直 分布の特徴をまとめる。 (レポート作成時には、気象庁HPから、観測日の表層水温分布図と比較してみること) ⑥ リン酸塩ーAOUをプロットする。 一次回帰直線が得られたら、その傾きと切片は何を -1- データ整理とレポート作成の手引き 津軽暖流水(TW) :塩分33.7~34.2、水温5℃以上、24σ以上 親潮水(OW) :塩分33~33.7、水温7℃以下、26.7σ以下 黒潮水(KW) :塩分34.2~35、26.7~24.0σ 低温-中深層の水(CL) :26.7σ以上、TWの範囲外 親潮-黒潮移行領域の水塊区分(Hanawa and Mitsudera, 1987) 観測海域の表層水塊は、亜熱帯系の津軽暖流水と黒潮水、亜寒帯系の親潮水に分けられま す。各水塊は特徴的な水温と塩分をもつので、水温と塩分をX-Yプロットして水塊分けがで きます(上図)。海洋表面に親潮水が覆っていて日射により暖められれば、OWと記した範 囲よりも上側(高水温側)にプロットされることもあります。表層水塊(OW, KW, OW)の下に は、中層や深層の水に由来する水が存在します。 洋上で風が吹くと、水が鉛直方向に混合します。海面から鉛直方向によく混同している層 を、表層混合層といいます。混合層内では、水温、塩分、密度が一様になります。深度5mの 密度(σ)に比べて、プラス0.125σ上昇する深度が、混合層深度(混合層の底部)と定義でき ます。 -2- 実習海域図 -3- 観測者(班): 航海名・ステーション名 観測日時: 年 緯度・経度: 月 日 : N, ~ E : (UT or JST) 海底水深: (m) ニスキン番号(採水深度m):採水者 ニスキン番号(採水深度m):採水者 No. ( m): No. ( m): No. ( m): No. ( m): No. ( m): No. ( m): No. ( m): No. ( m): No. ( m): No. ( m): No. ( m): No. ( m): 水深(m) 水温( ℃ ) 塩分 密度( σ ) クロロフィル (μg/L) -4- 酸素(mL/L) or (μmol/L) AOU(mL/L) or (μmol/L) リン酸(mL/L) or (μmol/L) 観測者(班): 航海名・ステーション名 分析結果の整理 水深(m) /担当者 酸素 酸素 瓶容量 滴定量 (mL) (mL) Chl-a ろ過量 (mL) 抽出 液量 (mL) Chl-a 蛍光値 / / / / / / / / / / / / / -5- リン酸 吸光度 リン酸 吸光度 ブランク サンプル リン酸 (μmol/L) 自らの班が観測したステーション ステーション -6- 航海名・ステーション名 観測者(班): , リン酸塩(μmol/L) -7- 他の班が観測したステーション ステーション -8- 航海名・ステーション名 観測者(班): , リン酸塩(μmol/L) -9- 他の班が観測したステーション ステーション - 10 - 航海名・ステーション名 観測者(班): , リン酸塩(μmol/L) - 11 - 水平・鉛直的な水塊構造の特徴 - 12 - - 13 -
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