医療材料入力マニュアル 検査第4版 20130128版 1 目次 表紙 目次 目的・前提 ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・ ■外保連生体検査試案〔第4版〕から〔第6版〕への 医療材料の定義の変更について・・・・・ ・・・・・・・・ 1 2 3 ■原則 医療材料1 ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ 4 5 ■原則 医療材料2 ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・ ・・・・・・ 6 Memo ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ 7 2 ■目 的 外保連生体検査試案第4版に記載されている検査に用いられる 医療材料については学会によって記載方法や定義の違いがあり、 厚生労働省をはじめ、関係団体に提示する資料となっていない。 外保連生体検査試案の第5版では定義付けを行い、一定のルール に従い、記述することを目的とする。第6版では、新規生体検査試案 と5版の精度を向上した生体検査試案を作成する。 ■前 提 ①対象:DPC分類ではなく、生体検査試案第5版掲載術式について 調査する。 ②価格:購入価格ではなく、定価(消費税なし)で収載する。 ③メディエコード:特定保険医療材料として償還の有無を調べる ため、メディエコードを記載する。なお、正確を期 すため、メディエに確認作業を依頼する。 ④注意点:・特定の企業に偏らない(企業バランス)。 ・特定の病院形態に偏らない(病院形態バランス)。 3 外保連生体検査試案〔第4版〕から〔第6版〕への 医療材料の定義の変更について 外保連生体検査試案〔第4版〕 医療材料1 医療材料2 ディスポ製品 (薬剤は除く) 保険で償還される 特定保険医療材料 ディスポ製品、又は 繰り返し使用する基 本的医療材料 検査に適合して 開発した 医療材料 医療材料1 償還できるもの 医療材料 2-a 一部償還できるが、使 用に際して不都合があ るもの 償還できないもの 医療材料2-b 保険請求できる薬剤は別項目として調査する。 保険請求できない薬剤は医療材料2−cに分類する。 外保連生体検査試案〔第6版〕予定 医療材料2-c 医療材料2-c (特殊縫合糸) 4 ■原 則 □医療材料1 1. 「医療材料1」は、単品で構成された医療材料キットを含み、以下の内容で 整理し、セット数は19に区分した。 • 医療材料キット(以下キット)には非清潔の術着や靴カバーは含まない。 • キットは、当該する検査で使用される消耗品から構成されたものである。 • キットにはメーヨー台カバーなど清潔操作に係る一式を含む。 • キットはその施設又は学会で定型化されて用意されたものである。 • 原則、患者の身につけるものは全てディスポーザブル製品とする。 従って対極板類はディスポーザブルに区分する。 • 診療科をまたがり共通・汎用性がある製品は[医療材料1]とする。 例)電気メス先、対極板、吸引器など。 • 手術台上等で執刀医が使用する製品ではなく、患者管理の為に麻酔科医が 使用するものについては、[医療材料1]には含めない。 例)麻酔科医が使用する、膀胱留置バルーン、NGチューブ、気管内チューブ、 心電図電極板、点滴関連消耗品、スワンガンツカテーテル等。 2.特定医療保険材料の範疇に含まれるディスポ製品はキットに含まない。 5 ■原 則 □医療材料2 *検討中のため今後変更することもあります。 ・価格調査は、中央値を使用し、基本検査で50症例(検査頻度の少ない 検査は、年間症例の10分の1)程度を目安とする。 (追加・変更の場合、随時提出してもらうが、過去に50症例以上の調査し たものに関しては改めて実態調査する必要はない。また、検査頻度の 少ない検査に限って、実際のデータがある場合には、2012年1月1日に 遡って活用することもできる。) なお、元データは外保連に提供や公表する必要はないが、各学会で保存すること。 ・医療材料1および麻酔科領域とする製品の基準から漏れた製品を[医療材料2]とす る。 ・医療材料のうち償還できるものと償還できないもの(対象外の医療材料)を区分する。 ・2-c、薬剤は包装単位とする。なお、特殊縫合糸は袋単位で、開封した 本数を記載するため、5本組を1袋開封した場合は、1本の使用でも1(袋)と 記入する(0.2袋にはしない)。 ・医療材料2-aは、該当手技で請求可能な特定保険医療材料を対象とする。 なお、償還できる製品と償還できない製品で構成されるセット品や使用加 算の適用が認められている製品も2-aとする。 ・医療材料2-bは、特定保険医療材料ではあるが、該当手技では適用を認められて いない製品を対象とする。(承認された本来の使用目的とは異なる方法・目的で使 用されているものや使用に際し個数制限されているが、実際それ以上使用するもの や使用加算がついているもの) 2-a、2-bは償還価格を単価とするため、償還できる項目から選択すること。 (データシート2-a、2-b参照) なお、一部償還(加算)される項目について、実情に即して、2-a、2-bに振り分けて 記載することとする。その場合、2-bの償還できない合計額は、償還価格を足したも のとする。 例:償還個数以内の自動縫合器 2-aに記載 償還個数を超えた自動縫合器 2-bに記載 ・保険収載されていない検査の場合、収載されたと仮定して2-a、2-bを記入ください。 ・医療材料2-cは、特定保険医療材料に該当しない医療材料で、定価×個数が 総額(単価×数量)100円以上でその検査特有の専門性のある製品を対象とする。 特殊縫合糸を含む。 6 医療材料1に含まれないガウン・手袋や無菌室で使用するような極めて特殊なガ ウンを含む。 二つ以上の医療材料が一つのセットとして使用される場合、合計で100円以上に なる場合は含める。 なお、1検査単価で総額(単価×数量)100円未満は対象としない。 2-c はデータシート2-c、特殊縫合糸から選択することができる。 ・薬価収載のない薬剤については、2-cへ記載する。 ・再使用可能な製品については原則削除になるが、特別な理由がある場合のみ、 1回当たりの使用単価を算出して、2-c(償還できない)に記載する。 ・データシート2-c、特殊縫合糸に掲載の無い製品については、定価を調べるため、 コード入力の際は、下記の3種類のコードのうち、2種類のコードを必ず記載するこ と。なお、特別注文品の場合は同等品に変更する場合がある。 ・メディエコードで定価を調べるため、「JANコード」、「商品コード」、「メディエコー ド」のうち、2個は必ず記載すること。 【コードの説明】 ◇JANコード・・・JISに定められている商品識別番号とバーコードの規格の一つで、 バーコードとして商品などに表示されているコード13桁の標準タイプと8桁の短縮 タイプの2種類がある。 例) ◇商品コード・・・メーカーがその製品に付番しているコードで、製品そのものや、 カタログなどに記載されている。注文番号などともいわれるコード。 例)00T19311990 ◇メディエコード・・・メディエ株式会社が独自に発行している有料の管理コード。 アルファベット『T』を含めた7桁のコード。 ※インターネット検索のウェッブメディエ会員か、CD(製品名:プラチナメディエ)を 購入している施設のみ利用しているコード。 例)T920951 ・医療材料2-cの医療材料に対し、複数社から医療材料がある場合は、 価格の中央値の医療材料を選択するのが望ましい。 特定のメーカーに偏らずに掲載するのが望ましい。 7 ・材料費合計額は、償還できる合計額(2-a、薬剤)と償還されない合計額(1、 2-b、 2-c)を足したものである。償還できない合計額(1、2-b、2-c)は、請求する材料費合 計のことであり、今回、こちらの金額の方が重要である。 ・薬剤は、その検査に不可欠な術野内で投与される薬剤のみをデータシート薬剤 から選択することができる。 【薬剤(医薬品)のルール】※総額(単価×数量)が100円以上になる薬剤のみ 1.術野に使用する止血剤(ゼルフォーム、サージセル、スポンゼル、タココンブ、 トロンビン、ボルヒール、ベリプラスト)、抗生剤(セファメジンα注射用2g=ラセナ ゾリン1g)、造影剤(イオパーク350注100ml、ウログラフィン、オイパロミン37注、 リピオドールウルトラフルイド)、潅流液(のための生理食塩水を含む)は掲載する。 2.消毒液(イソジン液10%、3%オキシフル500ml、ハイポアルコール、 0.05%ヒビテングルコネート200ml、0.1%ヘキザックアルコール500ml、 0.01%塩化ベンザルコニウム10ml)、洗浄のための生理食塩水、エピネフリン やボスミン液、キシロカインE注射液などは、総額(単価×数量)が100円以上になる 場合のみ記載する。 3.IVRと胎児手術の薬剤(ウロナーゼ、シグマート注12mg、ソル・メドロール静注用 125mg、ニトロール注5mgシリンジ、ノボ・ヘパリン注、ピトレシン20単位/A)は、 麻酔に含むため対象外とする。 4.赤血球濃厚液は血液製剤のため対象外とする。 FFPと血小板は麻酔科で算定 するので対象外とする。 5.薬剤か医療材料か不明なものは例を参考に判断して記載ください。 例: 【2-a】 アルスロマチック関節手術灌流液(3L)6L未満、アビテン、インテグラン、 ジェルパート、ネオベール 【2-b】 アルスロマチック関節手術灌流液(3L)6以上 【2-c】 クストディオール、ビアスパン、ユーロコリンズ液、ET-Kyoto液 【薬剤】 ジアグノグリーン注射用 8 ※注意事項 1.別紙入力方法をご確認いただき、その際、項目に入力が無い場合、 事務局では判断がわかりかねますので、下記のシートにおいて名称、 数値またはプルダウンから選択してください。 【①(基本キット)】シート B列に学会を記入してください。C列に自動で学会番号が入力されます。 G列に検査名を入力します。 H列、I列、J列に「なし」~「輸液セット」のプルダウンから選択してください。 ※【②2-a(償還できる製品)】シート~ 【⑥薬剤リスト】シート の入力は 【入力用】シートから入力をお願い致します。 【②2-a(償還できる製品)】シート №、名称、単価、数量を入力します。 【③2-b(一部償還)】シート №、名称、単価、数量を入力します。 【④2-c(償還できない)】シート F列の「入力あり」「入力なし」プルダウンから選択してください。 名称、メーカー名、JANコード、商品コード、メディエコード、数量を入力します。 なお、検査用のゼリーやゲル(容量300g、5kgなど)は1g当たりで単価を算出 してください。 電極は1個単位で数量を入力してください。 [文言変更有] ※単価はメディエ様に入力いただきますので、入力不要です。 【⑤2-c(特殊縫合糸)】シート F列の「入力あり」「入力なし」プルダウンから選択してください。 名称、メーカー名、JANコード、商品コード、メディエコード、数量を入力します。 [文言変更有] ※単価はメディエ様に入力いただきますので、入力不要です。 9 【⑥薬剤リスト】シート F列の「入力あり」「入力なし」プルダウンから選択してください。 商品名、メーカー名、単価、数量を入力します。 薬価コード、YJコードはわかる場合ご入力ください。 なお、単位を入力されますとエラーとなりますので、数値のみご入力ください。 【⑦調査症例数】シート G列に「実態調査」~「未調査(不明)」のプルダウンから選択してください。 H列はF列に「実態調査」「準拠」を入力している場合、調査数を入力します。 準拠で未調査の場合は「0」を入力します。 G列に「準拠」を入力している場合、準拠する連番をI列に入力します。 J列は項目を確認する際のご連絡先となりますので、担当される先生の お名前をご入力します。 上記の項目に空欄があるものは恐縮ではございますが、自動的に返送させて いただきますので、予めご了承ください。 2.他学会項目(主学会ではない学会が入力)に入力希望の場合は、 項目の主学会に確認を取り、主学会側から事務局へご提出ください。 あるいは主学会の変更を検査委員会に提出ください。 10 memo 11
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