医療材料入力マニュアル 第1版 20090302版

医療材料入力マニュアル
第4版
20121029版
1
目次
表紙
目次
目的・前提
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・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・
1
2
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3
■外保連手術試案〔第8.1版〕の医療材料・医療機器の定義
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■原則 医療材料1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
5・6
■原則 医療材料2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7・8
*注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10・11
Memo ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
2
■目 的
外保連手術試案第7版に記載されている手術に用いられる医療
材料については学会によって記載方法や定義の違いがあり、厚生
労働省をはじめ、関係団体に提示する資料となっていない。外保連
手術試案の第8版では定義付けを行い、一定のルールに従い、
記述することを目的とする。8.1版では、新規手術試案と8版の精
度を向上した手術試案を作成する。
■前 提
①対象:DPC分類ではなく、手術試案第8.1版掲載術式について
調査する。
②価格:購入価格ではなく、定価(消費税なし)で収載する。
③メディエコード:特定保険医療材料として償還の有無を調べる
ため、メディエコードを記載する。なお、正確を期
すため、メディエに確認作業を依頼する。
④注意点:・特定の企業に偏らない(企業バランス)。
・特定の病院形態に偏らない(病院形態バランス)。
3
外保連手術試案〔第8.1版〕の
医療材料・医療機器の定義
外保連手術試案〔第7版〕
医療材料1
医療材料2
ディスポ製品
(薬剤は除く)
保険で償還される
特定保険医療材料
ディスポ製品、又は
繰り返し使用する基
本的医療材料
手術に適合して
開発した
医療材料
医療材料1
償還できるもの
医療材料 2-a
一部償還できるが、使
用に際して不都合があ
るもの
医療器具・医療機器
医療機器
薬事法に規
定あり
薬事法に
規定なし
償還できないもの
医療材料2-b
保険請求できる薬剤は別項目として調査する。
保険請求できない薬剤は医療材料2−cに分類する。
外保連手術試案〔第8.1版〕
医療材料2-c
医療材料2-c
(特殊縫合糸)
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■原 則
□医療材料1
1.
「医療材料1」は、単品で構成された医療材料キットを含み、以下の内容で
整理し、セット数は28に区分した。なお、1手術につき、原則、セットは1つとし、
体位交換や術野の変更がある場合のみセットを2つ以上とする。
セットを必要しない場合は、なしを選択すること。
なお、1手術で術野が2箇所ある場合は、最も近いと思われるセットを1つ
のみ選択すること。(詳細は、セット一覧及びセット構成内容一覧参照)
•
医療材料キット(以下キット)には非清潔の術着や靴カバーは含まない。
•
キットは、当該する手術で使用される消耗品から構成したものである。
•
キットにはメーヨー台カバーなど清潔操作に係る一式を含む。
•
キットはその施設又は学会で定型化されて用意されたものである。
•
原則、患者の身につけるものは全てディスポーザブル製品とする。
従って対極板類はディスポーザブルに区分する。
•
オイフ、ガウンはディスポーザブル製品とする。
•
ガウンや手袋は次の3セットから選択する。
A:特に清潔なガウンを必要とする手術
(移植、脳外科、心臓血管外科、関節の手術など) @\1,500B:一般的な手術 @\1,000C:簡易なガウンでよい手術(気管支鏡手術など) @\800-
・
診療科をまたがり共通・汎用性がある製品は[医療材料1]とする。
例)電気メス先、対極板、吸引器など。
•
手術台上で執刀医が使用する製品ではなく、患者管理の為に麻酔科医が使
用するものについては、[手術材料1]に含めない。
例)膀胱留置バルーン、NGチューブ、気管チューブ、心電図電極板、
点滴関連消耗品、スワンガンツカテーテル等。
5
•
清潔の数は、執刀医1名、協力医師、直介看護師1名(協力看護師3名の
場合は2名)の合計とする。8版に掲載済の項目の前3者(AP 列、AQ列)は
事務局により初期値として設定済ですので、変更できない。
体位交換がある場合は、手術時間に関係なく1回の体位交換は合計で
ガウン2セット、2回の体位交換は合計でガウン3セットとする。
体位交換がない場合は、5時間未満の手術は原則交代不要で
ガウン1セットを基本として、5時間を超える手術は手洗い医師と看護師が
1回交代するので合計でガウン2セットとする。
なお、10時間を超える場合は、 5時間毎に交代するので、適宜計算する。
AW列は事務局により初期値として設定済ですので、変更できない。
体位変換が必要な手術について例えば、
皮弁植皮術(連番S81-0010200:『全層植皮術.25c㎡未満)』)は、
手術時間が5時間未満なので1回ガウン交換で合計ガウン2セット。
食道根治術(連番S81-0197600 :『食道悪性腫瘍切断術(消化管再建術を
併施するもの)3.胸部腹部の操作による』)は、基本セットが腹部セットと
胸部セットの2つなら、ガウンは1回交換で合計ガウン2セット。
基本セットが腹部セットと胸部セットと頸部の3つなら、ガウンは2回交換
で合計ガウン3セット。
尚、体位交換した場合は、時間によるガウンはカウントしない。
悪性腫瘍手術などの手袋交換のみは、低額であり、ガウン交換とは
みなさない。
2.特定医療保険材料の範疇に含まれるディスポ製品はキットに含まない。
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■原 則
□医療材料2
・価格調査は、中央値を使用し、基本手術で50症例(手術頻度の少ない
手術は、年間症例の10分の1)程度を目安とする。
(追加・変更の場合、随時提出してもらうが、過去に50症例以上の調査し
たものに関しては改めて実態調査する必要はない。また、手術頻度の
少ない手術に限って、実際のデータがある場合には、2012年1月1日に
遡って活用することもできる。)
なお、元データは外保連に提供や公表する必要はないが、各学会で
保存すること。
・医療材料1および麻酔科領域とする製品の基準から漏れた製品を[医療材
料2]とする。
・医療材料のうち償還できるものと償還できないもの(対象外の医療材料)を
区分する。
・2-c、薬剤は包装単位とする。なお、特殊縫合糸は袋単位で、開封した
本数を記載するため、5本組を1袋開封した場合は、1本の使用でも1(袋)と
記入する(0.2袋にはしない)。
・医療材料2-aは、該当手技で請求可能な特定保険医療材料を対象とする。
なお、償還できる製品と償還できない製品で構成されるセット品や使用加
算の適用が認められている製品も2-aとする。
・医療材料2-bは、特定保険医療材料ではあるが、該当手技では適用を認
められていない製品を対象とする。(承認された本来の使用目的とは異な
る方法・目的で使用されているものや使用に際し個数制限されているが、
実際それ以上使用するものや使用加算がついているもの)
2-a、2-bは償還価格を単価とするため、償還できる項目から選択すること。
(データシート2-a、2-b参照)
なお、一部償還(加算)される項目について、実情に即して、2-a、2-bに振
り分けて記載することとする。その場合、2-bの償還できない合計額は、
償還価格を足したものとする。
例:超音波凝固切開装置 償還できる手術の場合 2-aに記載
超音波凝固切開装置 他手術では償還されるが、当該手術では償還
できない手術の場合2-bに記載
償還個数以内の自動縫合器 2-aに記載
償還個数を超えた自動縫合器 2-bに記載
・保険収載されていない手術の場合、収載されたと仮定して2-a、2-bを
記入ください。
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・医療材料2-c は、特定保険医療材料に該当しない医療材料で、定価×個数が
1,000円以上でその手技特有の専門性のある製品を対象とする。特殊縫合糸を
含む。無菌室で使用するような極めて特殊なガウンを含む。
二つ以上の医療材料が一つのセットとして使用される場合、合計で1,000円以上
になる場合は含める。
なお、1手術単価で総額(単価×数量)1,000円未満は対象としない。
2-c はデータシート2-c、特殊縫合糸から選択することができる。
・データシート2-c、特殊縫合糸に掲載の無い製品については、定価を調べるため、
コード入力の際は、下記の3種類のコードのうち、2種類のコードを必ず記載する
こと。 なお、特別注文品の場合は同等品に変更する場合がある。
【コードの説明】
◇JANコード・・・JISに定められている商品識別番号とバーコードの規格の一つで、
バーコードとして商品などに表示されているコード13桁の標準タイプと8桁の短縮
タイプの2種類がある。
例)
◇商品コード・・・メーカーがその製品に付番しているコードで、製品そのものや、
カタログなどに記載されている。注文番号などともいわれるコード。
例)00T19311990
◇メディエコード・・・メディエ株式会社が独自に発行している有料の管理コード。
アルファベット『T』を含めた7桁のコード。
※インターネット検索のウェッブメディエ会員か、CD(製品名:プラチナメディエ)を
購入している施設のみ利用しているコード。
例)T920951
・医療材料2-cの医療材料に対し、複数社から医療材料がある場合は、
価格の中央値の医療材料を選択するのが望ましい。
特定のメーカーに偏らずに掲載するのが望ましい。
・材料費合計額は、償還できる合計額(2-a、薬剤)と償還できない合計額(1、2-b、
2-c)を足したものである。
償還できない合計額(1、2-b、2-c)は、請求する材料費合計のことであり、今回、
こちらの金額の方が重要である。
8
・薬剤は、その手術に不可欠な術野内で投与される薬剤のみをデータシート薬剤
から選択することができる。
【薬剤(医薬品)のルール】
1.術野に使用する止血剤(ゼルフォーム、サージセル、スポンゼル、タココンブ、
トロンビン、ボルヒール、ベリプラスト)、抗生剤(セファメジンα注射用2g=ラセナ
ゾリン1g)、造影剤(イオパーク350注100ml、ウログラフィン、オイパロミン37注、
リピオドールウルトラフルイド)、潅流液(のための生理食塩水を含む)は掲載す
る。
2.消毒液(イソジン液10%、3%オキシフル500ml、ハイポアルコール、
0.05%ヒビテングルコネート200ml、0.1%ヘキザックアルコール500ml、
0.01%塩化ベンザルコニウム10ml)、洗浄のための生理食塩水、エピネフリン
やボスミン液、キシロカインE注射液などは、低額のため対象外とする。
3.IVRと胎児手術の薬剤(ウロナーゼ、シグマート注12mg、ソル・メドロール静注用
125mg、ニトロール注5mgシリンジ、ノボ・ヘパリン注、ピトレシン20単位/A)は、
麻酔に含むため対象外とする。
4.赤血球濃厚液は血液製剤のため対象外とする。FFPと血小板は麻酔科で算定
するので対象外とする。
5.薬剤か医療材料か不明なものは例を参考に判断して記載ください。
例:
【2-a】
アルスロマチック関節手術灌流液(3L)6L未満、アビテン、インテグラン、
ジェルパート、ネオベール
【2-b】
アルスロマチック関節手術灌流液(3L)6L以上
【2-c】
クストディオール、ビアスパン、ユーロコリンズ液、ET-Kyoto液
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※注意事項
1.別紙入力方法をご確認いただき、その際、項目に入力が無い場合、
事務局では判断がわかりかねますので、下記のシートにおいて名称、
数値またはプルダウンから選択してください。
【①(基本キット)】シート
B列にプルダウンから学会を選択して下さい。
I、K、L列及びO、P列に数値を入力します。
N列に「なし」~「C」のプルダウンから選択して下さい。
S列、T列、U列に「なし」~「腹_3」のプルダウンから選択して下さい。
※【②2-a(償還できる製品)】シート~ 【⑥薬剤リスト】シート の入力は
【入力用】シートから入力をお願い致します。
【②2-a(償還できる製品)】シート
№、名称、単価、数量を入力します。
【③2-b(一部償還)】シート
№、名称、単価、数量を入力します。
【④2-c(償還できない)】シート
F列の「入力あり」「入力なし」プルダウンから選択して下さい。
名称、メーカー名、JANコード、商品コード、メディエコード、数量を入力します。
※単価はメディエ様に入力いただきますので、入力不要です。
【⑤2-c(特殊縫合糸)】シート
F列の「入力あり」「入力なし」プルダウンから選択して下さい。
名称、メーカー名、JANコード、商品コード、メディエコード、数量を入力します。
※単価はメディエ様に入力いただきますので、入力不要です。
【⑥薬剤リスト】シート
F列の「入力あり」「入力なし」プルダウンから選択して下さい。
商品名、メーカー名、単価、数量を入力します。
薬価コード、YJコードはわかる場合ご入力ください。
なお、単位を入力されますとエラーとなりますので、数値のみご入力ください。
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【⑦調査症例数】シート
F列に「実態調査」~「未調査(不明)」のプルダウンから選択してください。
G列はF列に「実態調査」「準拠」を入力している場合、調査数を入力します。
準拠で未調査の場合は「0」を入力します。
F列に「準拠」を入力している場合、準拠する試案IDを入力します。
I列は項目を確認する際のご連絡先となりますので、担当される先生の
お名前をご入力します。
上記の項目に空欄があるものは恐縮ではございますが、自動的に返送させて
いただきますので、予めご了承ください。
2.他学会項目(主学会ではない学会が入力)に入力希望の場合は、
項目の主学会に確認を取り、主学会側から事務局へご提出ください。
あるいは主学会の変更を手術委員会に提出ください。
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memo
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