おくすりの正しい使い方 薬事衛生指導員 学校薬剤師 研修会 平成22年1月17日 福山商工会議所 1 薬剤師とは (薬剤師法第1条) 薬剤師は、調剤、医薬品の供給その 他薬事衛生をつかさどることによって、 公衆衛生の向上及び増進に寄与し、 もって国民の健康な生活を確保する ものとする。 2 薬事衛生とは ○ 製薬企業:医薬品の研究・開発・品質 管理・情報管理 ○ 卸販売業:品質管理・情報管理 ○ 薬局:薬物教育・環境検査・ 禁煙支援など (学校薬剤師) 3 改正薬事法 附帯決議(抜粋) • 新たな一般用医薬品の販売制度について、 十分な周知を図るとともに、医薬品を使用する 消費者が医薬品の特性等を十分に理解し、適 正に使用することができるよう、知識の普及や 啓発のための施策の充実を図ること。 • また、学校教育においても医薬品の適正使 用に関する知識の普及や啓発に努めること。 4 改正薬事法 第77条の3の2 (医薬品等の適正な使用に関する普及啓発) 国、都道府県、保健所を設置する市及び特別 区は、関係機関及び関係団体の協力の下に、 医薬品及び医療機器の適正な使用に関する啓 発及び知識の普及に努めるものとする。 5 「教育課程部会における審議のまとめ」パブリックコメント (H19.11.8~12.7)への日薬提出意見(概要) ①中学・高校の保健体育中に「医薬品に関する内容を追加・改 善する」旨の記載がなされたことに賛意を表する。 ②一方、小学校高学年の段階から医薬品に関する基本的知 識を学習するとともに、中学・高校と段階的に学習内容のレ ベルアップを図ることが大切。 ③したがって、小学校の学習指導要領においても、医薬品に 関する学習が反映されるよう、配慮願いたい。 ④併せて、児童生徒の健康や選手生命の保持、スポーツの健 全な発展という観点から、中学・高校の保健体育において 「アンチ・ドーピング」の教育がなされるよう、配慮願いたい。 6 社会的要請に基づく学校薬剤師活動 (日本薬剤師会 学校薬剤師活動方針/平成19年9 月) 1.医薬品の適正使用の啓発 2.薬物乱用防止の啓発 3.アンチ・ドーピングの啓発 4.思春期の保健教育 5.新たな環境対策(内分泌かく乱物質等) 6.災害時の対応 7.実務実習における薬学生への指導 7 医薬品の適正使用の啓発 1.日本薬剤師会(学校薬剤師部会) 厚生労働省、文部科学省、(財)日本学校保健会、 くすりの適正使用協議会等との連携を図り、学校薬 剤師の教育現場等におけるくすり教育活動を支援 するとともに、支援体制を整備する。 また、学校薬剤師が使用する資材の作成と提供 を行う。平成19年度においては、医薬品適正使用 啓発推進等事業を実施する。 8 医薬品の適正使用の啓発 2.都道府県薬剤師会(学校薬剤師部会) 都道府県教育委員会、薬務主管部局等との 連携を図り、学校薬剤師の教育現場等にお けるくすり教育活動を支援するとともに、体制 整備に努める。 9 医薬品の適正使用の啓発 3.支部薬剤師会(学校薬剤師部会) 市町村教育委員会、薬務主管部局等との連 携を図り、学校薬剤師の教育現場等におけ るくすり教育活動を支援するとともに、体制整 備に努める。 10 医薬品の適正使用の啓発 4.学校薬剤師 児童生徒及び教職員・PTA等を対象に、次の項 目を中心として医薬品の適正使用推進の啓発活動 を実施する。 ①薬の種類(一般用医薬品と医療用医薬品等) ②薬の正しい使い方(服用方法、保管等) ③薬を正しく使うための制度(薬事法、かかりつ け薬局等) 等 11 くすりとは、どういうもの? からだの状態を変えるもの • 変調を正す → 病状の改善(治療) • 正常な状態を変える → 副作用 医薬品は、一般に、使用することにより人体に作用を及ぼして 効能効果を発現させるものであるが、同時に、程度の差こそあれ、 何らかのリスクを併せ持つものである。 【平成17年12月15日厚生科学審議会医薬品販売制度改正検討部会報告書】 12 健康な人生をすごすために セルフメディケーションの必要性 セルフ:自分あるいは自己 メディケーション:病気を治すこと「医療」 両方をつなげると「自分で疾病を治す」 ? 「自分で自身の健康を管理する」 背景:生活習慣病の増加など 身体をこのような疾患から守るのは、「自分で自身の健康を管理する」ことです。これがセ ルフメディケーションの概念といってよいでしょう。 「健康管理」 自分の健康に関心をもつ 身体はかけがえのない「自分自身のもの」であり他人や医療関係者任せにしない ⇒自分の健康状態を常にチェックする ⇒自分で病気にかからないための生活改善を実践する ⇒⇒自分の健康、病気、薬に関する知識を高める 医師や薬剤師、その他の医療関連の専門職能従事者: セルフメディケーションを支援する役割を担う 13 日本薬剤師会の「セルフメディケーション」の考え方 1. セルフメディケーションとは 薬剤師が関わるセルフメディケーションとは、次のように位置付けることが できると考える。 「セルフメディケーションとは、自己の健康管理のため、医薬品等 を自分の意思で使用することである。薬剤師は生活者に対し、 医薬品等について情報を提供し、アドバイスする役割を担う。」 2. セルフメディケーションを普及・啓発するにあたり必要な事項 (1)小学生のうちから、医薬品等に関する正しい知識を持たせるだけでなく、 セルフメディケーションについても指導に入れるよう、文部科学省を通じ、 関係方面に働きかける。 (2)生活者に対しては、行政および日本薬剤師会が中心になって、日本大衆 薬工業協会および製薬企業の協力を得て、各所で講演会等を継続的に 実施する。 (3)薬剤師は、一般用医薬品等に関する幅広い知識と最新の情報を入手し、 セルフメディケーションの普及に寄与する。 14 セルフメディケーションのための行動様式 薬剤師:セルフメディケーションを支援する役割を担う 診察、治療 一般市民 医療機関 処方箋 指導 薬 相 談 指導 薬 公共(行政)機関 団体 紹介 照会 国、都道府県、市町村 薬局・薬店 ドラッグストア 情報 医師会、歯科医師会、 薬剤師会、看護協会 (かかりつけ薬剤師) セルフメディケーションネットワーク 製薬企業 相談室 15 「医薬品販売制度改正検討部会報告書」より 購入者の誤解や認識不足 専門家による適切な情報提供がなされていないため、購入者側が、 リスクについて誤解したり、認識が不十分であったりすることもあると 考えられる。 医療用医薬品と比較して一般用医薬品のリスクは概ね低いが、副 作用による健康被害が起こっている。 そのことが広く購入者に認識され、服用前に添付文書を必ず読む 等の適切な行動がとられるよう促していくことが必要。 医薬品を使用する前に添付文書を読むか いつも読む 8% 1% ときどき読む 35% 購入者への啓発とその環境整備 専門家による適切な情報提供 26% その医薬品を初めて 使う時にだけ読む ほとんど(全く)ない 30% 無回答 医薬品販売に関する国民意識等調査に関する研究 16 (平成17年) くすりの 正しい使い方 中学・高校・一般 17 くすりの適正使用協議会 病気かな と感じたとき、 あなたはどうしますか? 18 くすりの適正使用協議会 そのような時は、 以下の3つの方法から選びましょう 安静にする お医者さんに診てもらう くすりを飲む 不安な時は身近な人に相談しましょう くすりの適正使用協議会 19 くすりが できるまで 中学・高校・一般20 くすりの適正使用協議会 くすりができるまで 基礎研究 2年~3年 非臨床(動物)試験 くすりが開発されるまで には、長い年月と、莫大 な開発費用(500億円)が かけられます。 3年~5年 臨床(ヒト)試験(治験) 3年~7年 承認申請と審査 1年~2年 21 (出典:福島県立医大附属病院 斎藤百枝美先生、編集:くすりの適正使用協議会) くすりの適正使用協議会 薬価基準価格の算定 後発医薬品(ジェネリック) 再審査終了・特許切れ(製品・製法) * 先発特許切れ直後 7割 * 後発品既収載 最低薬価 * 既収載20品以上 最低薬価の9割 n.murakami くすりの 効き方 中学・高校・一般 23 くすりの適正使用協議会 くすり(成分)は、体の中を どのように巡るのでしょうか? めぐ 24 くすりの適正使用協議会 薬 の吸収と排泄(一般的な内服薬) 薬 の一生は? 4.残りは血液に のって全身に 1.胃で溶け 2.小腸で吸収 3.肝臓で一部壊され ※1回まわるとまた肝臓へ 5.壊れた薬は腎臓でろ過され 6.おしっこの中へ ※ 血管内に入ることによって初めて薬は効果を示すようになる! 薬 の服用時間 時間ごとの服用、頓服って・・・? • 食 前:食事のおよそ30分前 • 食 後:食事のおよそ30分以内 • 食 間:食事のおよそ2時間後 食直前:食事のすぐ前 食直後:食事のすぐ後 寝る前:就寝のおよそ30分前 頓 服:必要に応じて くすりの 「血中濃度」という 言葉を知っていますか? 27 くすりの適正使用協議会 けっちゅうのうど 薬の血中濃度 副作用域 有効域 無効域 くすりを飲む 時 間 血中濃度の変化 分けて飲む訳は ・・・ ? くすりは、決められた量の2倍飲んだり、 飲む回数を多くしたら、 病気が早く治るのでしょうか? 30 くすりの適正使用協議会 薬の血中濃度 副作用域 有効域 無効域 くすりを飲む 時 間 くすりの 種類と形 中学・高校・一般 32 くすりの適正使用協議会 くすりの種類は 大きく3つに分けられます 内服薬:口から飲むくすり 外用薬:貼ったり塗ったりするくすり 注射薬:直接、体の中に入れるくすり 33 薬 にはいろいろな形があるよ! 形には理由があります! 早く効く 早く溶ける、早く効く、 粒の大きさによって溶け 方や吸収の速さを調節 口から飲め ないとき 散剤が飲め ないとき 苦い薬でも飲み やすい <内服薬> <外用薬> <注射薬> 投与方法による 薬 の効き方 使い方が違うと ・・・ ? 「錠剤」にはこんな 「仕掛け」もあります 例えば・・・ 胃で溶ける膜 胃で溶けるくすり 腸で溶ける膜 腸で溶けるくすり カプセルの中のツブツブに、 このような工夫を加えることがあります 例えば・・・ すぐ効くツブ ゆっくり効くツブ 胃で溶けるツブ 腸で溶けるツブ 痛みを抑えるツブ 熱を下げるツブ くすりを 飲む時の注意 中学・高校・一般 39 くすりの適正使用協議会 くすりは、1回くらい 飲み忘れても 大丈夫なのですか? 40 くすりの適正使用協議会 血中濃度の変化 分けて飲む訳は ・・・ ? くすりは、正しい使い方をしないと 効き目が現れません くすりの飲み忘れをしないように注意しましょう もし、飲むのを忘れた事に気付いたら、 次の3つの方法で対応しましょう。 ① 約束の飲む時間からあまり時間が経っていない場合、で きるだけ早く飲み、次に飲む時間を少し遅らせる。 ② 次に飲む時間まで、あまり時間がない場合は、1回分飲 むのを飛ばす。だからといって次に2回分をまとめて 飲むのは、危険なので絶対にしてはいけない。 ③ よく分からない時は自分勝手に判断しないで薬剤師に相 42 談しましょう。 くすりの適正使用協議会 くすりはどの位の 水(量)で服用したら良いの でしょうか? コップ1杯の水かぬるま湯で 服用しましょう 水の量が少ないと、喉や食道の途中でくすりが張 り付いてそこで溶けてしまい、潰瘍を起こすこと もあります。 くすりは本来、十分な量の水やぬるま湯で胃まで 送られて溶け、くすりの成分が血液中に入り効果 が発揮されます。 喉や食道で溶けてしまったくすりは、効果が期待 できません。 実 験! ペタペタ実験 2 1 水 カプセル 3 指先と同じことが喉で起こると、 カプセルが喉で溶けてしまいます。 くすりの 保管について 中学・高校・一般47 くすりの適正使用協議会 【保管管理】 *先入れ先出し(有効・使用期限) *温度・湿度・光線 標準温度 常温 室温 冷所 指定温度 20℃ 15~25℃ 1~30℃ 15℃以下 2℃~10℃ n.murakami くすりの副作用 中学・高校・一般49 くすりの適正使用協議会 副作用が起きる原因には こんなことがあります ① くすりの元の性質 ② くすりを正しく使用しなかった時 ③ 自分の体質、または体調 ④ くすりと飲食物との相互作用 ⑤ くすりとくすりとの相互作用 50 くすりの適正使用協議会 かかりつけ薬局と お薬手帳 中学・高校・一般 51 くすりの適正使用協議会 52 追加・差し替え用 スライド 53 保健機能食品制度 保健機能食品 医薬品 医薬部外品 食特 品定 保 健 用 保条 健件 用付 食特 品定 栄養機能食品 (規格基準型) 一般食品 (いわゆる健康食品 を含む) (個別許可型・ 疾病リスク低減表示含) (規格基準型) 2001年4月からスタートし、近年の健康志向の高まりから、食品の機能性に 対し正しい情報提供を行い、安全性や有効性の確かな食品が選択できるよう に作られた制度。2005年2月からは、条件付特定保健用食品が新たに創設 54 される等、制度が見直されている。 薬 局 調 剤 の 流 れ 処方せん受付 薬剤師法第23条 (処方せんによる調剤) 1.薬剤師は、医師、歯科医師又 は獣医師の処方せんによらなけれ ば、販売又は授与の目的で調剤し てはならない。 2.薬剤師は、処方せんに記載さ れた医薬品につき、その処方せん を交付した医師、歯科医師又は獣 医師の同意を得た場合を除くほか、 これを変更して調剤してはならな い。 処方せん鑑査 薬剤調製 薬剤鑑査 薬剤の交付 患者 55 養護教諭の職務 • • • • • • 学校保健情報の把握に関すること。 保健指導に関すること。 救急体制及び救急処置に関すること。 健康診断,健康相談,相談活動に関すること。 学校環境衛生に関すること。 学校保健に関する各種計画及び組織活動の企画、立 案、運営への参画及び一般教員が行う保健活動への 協力に関すること。 • 伝染病の予防に関すること。 • 保健室の運営に関すること。 56 学校保健委員会 【学校保健委員会における留意事項】 ・ コーディネータ的な役割を担う者を予め決めておく。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 委員会の開催時間を予め明確にする。 委員会の出欠等、事前連絡を密にすること。 テーマに即した分り易い資料を、提供することを心がける。 学校薬剤師(三師)は専門的立場から提言をする。 次回のテーマ、日時、場所を確認し継続性を持たせること。 協議内容等決定事項は、職員打合せ等で必ず報告するな ど委員会のルールを決め、徹底すること。 ・ 児童・生徒を通じて、「学校だより」や「PTA通信」などの媒 体を活用し、家庭の親に確実に伝達をする。 57 くすりの正しい使い方授業 • 打合せ:校長、養護教諭、担任教員、学校薬剤師 意義 内容(くすり、薬物乱用防止、禁煙、アンチドーピング) 日時(45分、90分) 人数(学年別、クラス別) 方法(パネル使用、PP使用、実験) • 授業計画案の作成 • 授業実施(プレテスト) • 授業後の検討会(実施校、薬剤師会、ポストテスト) 58 授業構成例(教員、薬剤師による授業) 1.授業名:薬の正しい使い方 2.対象学年:中学生 3.本時のねらい: ①薬の役割について考える。 ②薬の種類、効果などについて学び、 正しい服用方法を理解する。 ③副作用を学び、対応方法を理解する。 ④健康3原則や心の健康の 重要性について理解する。 ⑤病気や薬の専門家としての 薬剤師の役割を認識する。 【関心・意欲】 【知識・理解】 【知識・理解】 【知識・理解】 【思考・判断】 59 4.学習過程(45分) 課程 時間 指導内容 2分 学習活動 健康な体 1.健康な毎日を過ごすために 導 健康な生活を過 ごすために大切 なことを考える。 入 2分 教師の支援 (○教員、 ★薬剤師) 薬とは スライド等 ○健康3原則、 心の健康につい て,教える。 2.薬とは何なのですか? 薬の使用目的な どについて知っ ていることを発言 (記述)する。 教材等 ○&★:病気の 治療、診断、予 防を目的として 使用されるもの であることを理 解させる。 スライド等 60 課程 時間 指導内容 3分 薬の製造 学習活動 教師の支援 (○教員、 ★薬剤師) 3.薬ができるまで。 教材等 スライド等 展 薬を製造し、使用できるよ うになるまでの工程につ いて考える。 開 5分 薬の効き方 ○or★:薬の製造、試験、 流通、販売の工程につ いて概説する。 4.薬はどのようにして、効いてほしい場所(患部)ま で届く? 栄養素と対比して薬のた びを考える。 スライド、 模型等 ○薬は血液とともに体中 を巡ることを教える。★ 血中濃度の考えを理解 させる。 5.薬を使うときの約束は? 体験から、どんな約束が あるか考える。 ★用法、用量の重要性 を説明する。 61 課程 時間 指導内容 7分 薬の種類 学習活動 教師の支援 (○教員、★薬剤師) 6.薬にはどのような種類があるのですか? 教材等 スライド、見本等 使用したことのある薬、 ○&★:種類と使い方 などについて教える。 見本、パネルなどか ら剤形を分類する。 7.どうして色々な種類がある? 散剤、錠剤、カプセル 剤など、剤形の異な る理由を考える。 展 12分 開 薬を飲むこときの注意 ★錠剤、カプセル剤の 構造とその理由を説 明する。 8.薬を飲む時に注意することは? 飲む時間や飲み忘れ たときの対処などに ついて、体験を思い 出す。 スライド、模型等 スライド、実験材料 等 ★薬の効き方を復習 しながら、、注意事項 を理解させる。 9.薬を水以外の飲み物で飲んだことがある? 水、お茶、コーラなど で飲んだ経験を思い 出す。 ★薬を水、ぬるま湯以 外で飲んだ時のトラブ ルを説明する。 実験:①お茶と薬の飲 み合わせ ②カプセル吸着実験 62 課 程 時 間 指導内容 2分 薬の保管 学習活動 10.薬はどこに保管されている? 薬がどこに保管されているか 述べる。 展 5分 薬の副作 用 開 教師の支援 (○教員、★薬剤師) スライド等 ★保管場所や保管すると きの注意事項を教える。 11.副作用について知っていることを述べる。 副作用について知っているこ とを述べる。 教材等 スライド等 ★副作用の種類、副作用 が出たときの対応につい て教える。 12.なぜ副作用が現れるのか? 副作用の原因について考える。 ★薬と飲食物の相互作用 などを例示して説明する。 2分 薬の相談 ま と め 5分 質問 スライド等 13.薬について相談しよう。 薬について疑問が出たときの 対応について考える。 ○薬剤師が薬の専門家で あることを教える。 ★お薬手帳について説明 する。 薬剤師に質問する。 ★質問に答える。 63 授業構成例(教員、薬剤師による授業) 5 .生徒評価 ①薬の役割について考えることができたか。 ②薬の種類・効果・副作用などについて学び、 正しい服用方法を理解できたか。 ③体と心の健康の大切さを理解できたか。 ④病気や薬の専門家としての薬剤師の役割を認識する。 【関心・意欲】 【知識・理解】 【知識・理解】 【知識・理解】 6.教員評価 ①発達段階に合わせ、科学的に教えることができたか。 ②生徒が自分達に身近な学習であると捉えることができるように 進められたか。 ③生徒の悩みや質問にできるだけ答え、不安を取り除くよう 配慮できたか。 64
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