アンモニア(アミン類) 配位結合:結合を形成する2つの原子の一方からのみ結合電子が分子軌道に提供される 化学結合。 アミン(amine):アンモニア(NH3)の水素原子を炭化水素で置換したもの。 1 EDTA エチレンジアミン四(し)酢酸 ethylenediaminetetraacetic acid 2 1 3 2 4 3 5 1 4 5 6 6 2 キレート(滴定) キレート:多座配位子をもつ化合物。 キレート滴定:金属イオンとキレートとの反応(配位結合)を利用した滴定。 キレート試薬(chelating reagent):滴定に使用するキレート。 金属イオン(Mn+)とEDTA(H4Y=Y4-)の反応式 M n Y 4 MY n4 平衡時に水中に残っている金属とEDTAをM'、Y'とする。 平衡時 M Y MY 平衡定数の式 K n 4 MY n4 M Y 3 全モル濃度 Mtotal MY M n4 Ytotal MY Y n4 Ytotal M total M Y この式から 金属イオンとEDTAのモル比 Ytotal 1 M Y M total M total M total ここで M MY M K M Y M n4 total M total M K M Y M K M Y 1 M total M total Y 1 1 M total K M K M total 4 よって Ytotal 1 M Y 1 M 1 1 M total M total M total M total K M K M total Kは一般に大きく(>107) 1 K M total は無視できる。 Ytotal 1 M 1 M total M total K M この式を用いて Ytotal と log10 M pM のグラフを 描いてみる。 Mtotal=0.01(M) K=1010 、108 、106 5 10 9 9 9 8 8 8 7 7 7 6 6 6 5 pM' 10 pM' pM' 10 5 5 4 4 4 3 3 3 2 2 2 1 1 1 0 0 0 0 0.01 Y 0.02 0 0.01 Y 0.02 0 0.01 Y 0.02 Mtotal=0.01mol/L、左からK=1010、108、106。 0.01mol/Lのキレートを添加していく。 キレート濃度(Y)を高めていくと急激に金属濃度(M’)が減少する点 (=当量点)があることがわかる。 pMからすぐに濃度がイメージできるようにしておく。 6 キレートの利用 錯体の解離定数 Cd 2 4KCN Cd CN 4 4K 2 [Cd(CN)4]2- Cu 2 4KCN CuCN 4 4K [Ag(CN)2]2 Cd 2 Na2 S CdS 2Na 1.4×10-17 1.0×10-21 [Cu(CN)3]2- 5.0×10-28 [Fe(CN)6]4- 1.0×10-37 [Hg(CN)4]2- 4.0×10-42 [Fe(CN)6]3- 1.0×10-44 7
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