川崎駅東口地区での 路面電車運行 交通ビジネス研究会 平成14年11月9日 社会的背景 • 多くの人が交通問題(渋滞・大気 汚染・交通事故)の解決を切望 1 現状分析、理念(志)、行動 • 既存の交通事業者は、交通問題 の解決への気概に欠ける • それに代わり、持続発展可能な ポスト車社会のモデルを作る • 純民間で鉄道の建設・運営が可 能となるビジネスモデルを構築 し実践 2 周辺図と路線計画 • 川崎駅東口に環状ルート4,100m 3 中心図と路線計画 • 広幅員道路を活用し、歩道寄り 車線へ路面電車を運行 4 本ビジネスプランの特徴 • 川崎商工会議所の報告書を参考 にプランを作成 • 補助金に頼らず収益性を確保し、 純粋ビジネスとして実現 • 圧倒的に便利な交通サービスを 提供し、顧客の選択を受ける • 利用者へは応分の負担を求める 5 独創的ビジネスモデル(1) -専用車線等の保有- • 広幅員道路と現行のバス停 6 独創的ビジネスモデル(1) -専用車線等の保有- • 完全専用車線・交差点優先信 号・駅(自動券売機・自動改札)を 保有 • 渋滞の影響を受けず、マイカー より速い • 地代を負担し社会的合意を得る • 既存バス事業者へも賃貸 7 独創的ビジネスモデル(2) -法人会員制- • 高価な駐車場を利用者負担せず 8 独創的ビジネスモデル(2) -法人会員制- • 駅周辺・沿線の商店・企業等を 法人会員に • 先方は、高コストの駐車場を持 たずに来店客を得る • 利用者は、路面電車を格安利用 • 我々は、事業収益性を向上 9 独創的ビジネスモデル(3) -P&R、C&R- • 富士見公園付近は低層土地利用 10 独創的ビジネスモデル(3) -P&R、C&R- • 渋滞は川崎駅周辺が中心 • 駐車場が高価なのは川崎駅周辺 • 周辺部に駐車場・駐輪場を設置 し、駅との行き来は路面電車 • 沿線以外の陸の孤島エリアの移 動ニーズを取込み 11 本ビジネスのサービス内容 • 駅は歩道上に平均200m間隔 • 渋滞に巻込まれず、自転車及び マイカーより速い • 朝夕1.5分間隔・昼3分間隔の運 行で、待たずに乗れる • P&RとC&Rにより、沿線以 外の出発・目的地でも利用可能 12 本ビジネスの地元への貢献 • マイカーなしに便利に移動でき、 環境にやさしく安全な街づくり • 違法駐車・放置自転車を低減 • 駐車場を確保できず寂れ行く商 店街を活性化 • 既存バス事業者に運転業務を委 託し雇用を確保 13 路面電車は渋滞を解消? • 渋滞=道路と駐車場の容量不足 • 1車線当りの輸送能力:路面電 車>自動車 • 路面電車は駐車場が不要 • 人は、自己評価で交通機関選択 • 顧客に選択される路面電車サー ビスを提供すれば、渋滞は解消 14 初期投資額 地上設備 82億円 車両新造 その他 8 17 12 11 駅設備 基地設備 合計130億円 • 地下鉄建設費200~300億円/kmと 比較すると低額 15 損益分岐点超えの利用者数 地代 11億円/年 設備・車両保守費 7 運営費 5 5 合計 28億円/年 減価償却 • 既存バス事業者から:3億円/年 • 必要売上:25億円/年≒700万円/日 • 単価200円として、3.5万トリップ/日 • 現行16万トリップ/日の22%で実現可能 16 資金調達130億円への道 • 地元の各主体へビジネスプラン を説明し理解を得る • 県庁・市役所・商工会議所等に よる支援・推薦 • 各種の融資・助成金 • 地元企業・商社・車両メー カー・ゼネコン・VC等から出 資 17 交通ビジネス研究会 • NPO法人の設立認証申請を準 備中 • 便利でかつ環境にやさしい交通 システムをビジネスとして実現 させる可能性を研究 • 実現の目途が立った時点で、株 式会社へ移行 18
© Copyright 2025 ExpyDoc