横浜LRT

本牧LRTの
実現に向けて
平成18年2月7日
交通に関する時代の状況
• LRTへの期待感の向上
– クルマへの過度の依存への反省
– 環境・高齢社会への対応
– 都市再生、中心市街地の活性化
– コンパクトシティ、TOD
• 各人が個別交通システムを所有
→ 共用交通システムを利用
1
LRTの建設・運営の財源
• 欧米タイプの税金投入?
– 過去の日本タイプの民間主導?
• 欧米タイプは理想解でない
– 時代の潮流は“小さな政府”
• 採算の取れるビジネスモデル構築
– DMV活用と規制改革で経費大幅減
– 既に投資への多額な補助制度あり
– 便利なサービスで需要を喚起
2
DMVの強味
• 自動車業界による合理的生産
• 電気鉄道車両と比較して
– 生産費・保守費とも低額
– 速度は遜色なし、加減速性能は上
– 電力設備が不要
– 道路上を走れて車庫が低コスト
– 運転操縦が容易→運転業務外部委託
– 内燃エンジンで排ガスは出るが僅か
3
サービス内容
• 石川町-本牧-根岸の約7km
– 麦田町または山下橋経由
– 全線専用車線、交差点優先信号
• 石川町-根岸を17分走行
– 表定速度25km/h
• 朝夕1.5分間隔、その他3分間隔
– 5時~24時で約460往復
– DMVの朝は2両連結、他は単車
4
所要投資額
項 目
走行路面・路盤
軌道
電停インフラ
電停施設
信号
車両
単 価
4 億円/km
3 億円/km
0.1 億円/箇所
0.2 億円/箇所
5 億円/一式
0.3 億円/両
運賃収受システム 4 億円/一式
合 計
数量
14
14
30
30
km
km
箇所
箇所
60 両
金 額 [億円]
国地方の
総額 国 地方 事業者 補助割合
56 28 28
0
1/2
42 10.5 10.5 21
1/4
3 1.5 1.5
0
1/2
6
2
2
2
1/3
5
0
0
5
0
18 4.5 4.5
9
1/4
4
1
1
2
1/4
134 47.5 47.5 39
• 事業者の負担はわずか39億円
– 補助制度とDMV活用の効果
5
経費と損益分岐点
項 目
計 算 方 法
運転士人件費
4000[円/h]×トレインアワー[h/日]
減価償却費+保守費 投資額[円]×10[%/年]÷365[日/年]
諸経費
上記2項目×20%
合 計
経費
[万円/日]
104
107
42
253
※トレインアワーは、17分/本×460往復×2本/往復≒260h
• 250万円/日を売上げるには、
– 125円/人として2万人/日の利用者数
– 現行のバス利用からして実現性大
6
実現までのステップ
• (株)横浜ライトレールを設立
– 1000~数千万円の資本金
• 事業計画を作成
– 収益性を確保できる、現実感のある
• 政治・行政への働きかけは
– DMVの実用化、規制改革の実現
• 資金調達
– 増資・補助金・融資・社債発行等
7