産業廃棄物処理業者育成推進事業の概要 平成15年12月 社団法人大阪府産業廃棄物協会 Osaka pref. Industrial Waste Association “優良な産業廃棄物処理業者”とは? 本事業における定義 排出事業者が、円滑な事業運営を続けて いく上で安心して産業廃棄物の処理を委 託できる(選定できる)許可業者 ↓ “信頼できる処理業者” “信頼できる処理業者”としての選定要件 処理料金に対する要件 「排出事業者責任」に係る適正処理を担保 するための要件 環境への取り組み姿勢を示す要件 処理業者の立地条件等に関する要件 排出事業者が、過去に取引実績がない処 理業者を選定する場合の困難性に係る要 件 選定要件と処理業における業務項目の対応 一般的事項 営業の基礎/人的基礎/業務遂行体制/法令の遵守 事務管理 処理受託事務/処理委託事務 施設等 収集運搬施設/積替保管施設/処分場等 二次廃棄物の管理 環境への配慮/情報公開 その他 団体等への貢献 実態調査のための項目の決定 「処理業における業務項目」から実態調査 に有効となる項目を抽出・加工 ↑ 産業廃棄物処理業者指導指針検討委員会 (学識経験者3名/排出事業者3名/処理業者3名) 実態調査のための項目 ・収集運搬業許可業者:143項目 ・処分業許可業者:263項目 実態調査に要する諸票の作成 事前記入票(収集運搬業用/処分業用) 「実態調査のための項目」のうち現地調査において即答 が困難と思われるもののみを集約し、事前に回答を用意 してもらっておくことを意図したシート 調査票(収集運搬業用/処分業用) 「実態調査のための項目」のうち現地調査において即答 が容易と思われるもの、あるいは現地の状況を確認した 上で内容記録を行う方が効果的であると思われるものを 集約したシート 実態調査の要領 目的:「優良事業所を目指す処理業者のための指針」 検 討に要するデータ収集 主体:大阪府 受託団体:社団法人大阪府産業廃棄物協会 期間:平成14年7月1日から平成14年11月30日まで 対象:大阪府域における処理業者全事業所(約5000事 業所)の中から次の内訳に基づく1000事業所を目標数 として無差別に選択 ・収集運搬業(直送業)許可業者:800事業所 ・収集運搬業(積保業)許可業者:100事業所 ・処分業許可業者:100事業所 実態調査の方法 渉外調整員が調査対象事業所に対し、調査協力依頼文 書と併せて事前記入票を送付する。 渉外調整員が調査対象事業所に連絡をとり、 事前記入 票への記入を済ませているかどうかの確認を行う。 →記入を済ませていない場合は同票への記入を促す。 渉外調整員が 事前記入票(記入済み)の回収及び現地 調査を行うための日時に関するアポイントメントをとる。 当該日時、現地調査員が調査対象事業所に赴き、調査 票に基づく聞き取り、内容記録、指定場所に関する写真 撮影を行った上事前記入票(記入済み)を回収してくる。 渉外調整員が事前記入票(記入済み)、調査票(記録済 み)、写真の3点をファイルし、調査対象事業所ごとに整 理・保管する。 実態調査結果及び部分的考察 『産業廃棄物処理業者育成推進事業に基 づく実態調査報告書』としてとりまとめ、 ↓ 考慮の上… ↓ 『優良な産業廃棄物処理業者を目指すた めの指針』を策定。(平成15年3月) 指針の特徴・性格 「マニュアル編」の策定 指針の内容を、より実務に反映させやすくするための付 属解説書を策定。 各事項に関する法的位置付け等の明示 事項ごとに「法律要件」、「上乗せ要件」、「処理業者と排 出事業者の協議事項」の何れかを明示。 「処理業者の格付け」を意図していない 事項ごとの「十分な重み付け」については行っておらず、 いわゆる「処理業者の格付け」を意図していない。 「優良な排出事業者」についての言及 優良な処理業者を育成していくための必要条件として、 “排出事業者の優良化”について言及。 “排出事業者の優良化” の必要性 “優良な処理業者”が育成され、事業所として存続するた めには、そのような処理業者を選定する資質が、排出事 業者に必要。 ↓ 優良な排出事業者 = 優良な処理業者 (イコール・パートナー) “排出事業者の優良化”を促す大阪府等の施策 ・大阪府循環型社会形成推進条例(平成15年4月施行) ・堺市循環型社会形成推進条例(平成16年4月施行予定) →「産業廃棄物管理責任者」の設置 →産業廃棄物の自家保管に関する届出
© Copyright 2024 ExpyDoc