地域における禁煙教育 深浦町地域包括ケアセンター 保健師 阿部 丈亮 喫煙予防教室実施の背景 平成12年度に「健康長寿のまち」宣言 • 禁煙・防煙対策を重点課題に 喫煙予防教室・環境整備 こどもの健康づくりの重要性 • 健康な大人になるためには、こどもの時から健康 を意識できるよう方向付けする事が必要 • こどもが家庭で健康教育を行うようになれば・・・ 学習指導要領 • 小学校・中学校とも保健分野で、喫煙予防を含む 「疾病の予防」に関する目標が掲げられている 深浦町における喫煙予防教室の実施状況 平成12年スタート • 全小学校(6校)で実施(うち1校は小中学校) 平成13年度 • 全小中学校で実施 平成14年度 • 小学校2校で実施 平成15年度 • 小学校4校で実施 • この年に、定期的な養護教諭との情報交換を開始 する 平成16年度 • 全小中学校(小学校4校・中学校2校)で 実施 • 前年度から開始された養護教諭との情報交 換が奏功し、対象学年の設定や学校行事へ の組み込みが順調になる 平成17年度(岩崎村と合併) • 全小学校(5校)と中学校2校で実施 ただし、年内の養護教諭との調整により未実施 の中学校についても次年度実施の内諾を得る • 小学校1校で児童参加型メニューを実施 平成18年度 • 全小中学校で実施 東奥日報 2007.4.3 深浦町における喫煙予防教室の内容 教室開始初期 • • • • 健康劇(シナリオは保健師が作成) 紙芝居 講話 実験(ミミズ実験・スモーキングボードなど) 現在 • • • • 講話 実験(ミミズ実験・スモーキングボード・CO測定等) DVD視聴 その他(ディベート・保健委員による発表など) 喫煙予防教室実施に際し留意している点 講話 • 学年に応じてポイントを絞る 小学校:喫煙の害そのものを中心に(受動喫煙含) 中学校:受動喫煙の害を中心に 実験 • ミミズ実験 「なぜこんな実験をしなくてはいけないのか」・「命の大切さ」を 十分に説明 • ヤニケン・スモーカライザー 反応が出た児童生徒へのフォロー • スモーキングボード 室内の換気 全体的に • 授業時間を延長しない • 事前の打合せ(講話のポイントや 実験の内容、児童生徒の参加につ いて)を学校で行う • 養護教諭との情報交換を定期的に 行う • 児童生徒の「気づき」のきっかけ になるように 今後の課題 一番の課題は、「継続」 事業の評価 • 児童生徒の感想 内容のマンネリ化 • 現在検討中のメニュー 保健委員などの児童生徒に、深浦町独自のパンフレットや 健康劇シナリオ・紙芝居を作成してもらう • 児童生徒の自己肯定感の醸成 • こどもが「小さな保健師」「小さなお医者さん」に! 保育園へ回覧板形式でエプロンシアターを回す 後進の育成
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