PowerPoint プレゼンテーション

データの種類
動作のキネマティクス
動作のダイナミクス
筋活動
脳活動
脳活動に関するデータ
データの種類
• 脳波・脳磁図・fMRI画像
データの特徴
• 脳活動とパフォーマンスの関係はきわ
めて冗長。
• 脳波とニューロン活動は1対1に対応し
ない。
• fMRI信号の増減とニューロン活動の
増減は1対1に対応しない。
脳は刺激依存性ではなく
課題依存性に活動する
実験設定
脳活動の解析手順
実験結果
Kudo et al. NeuroImage. (In revise)
発表概要
1. 実験データの種類
2. データからの情報抽出・実験例
2.1 複数レベル間の関係
2.1.1 動作のキネマティクス・ダイナミクス
2.1.2 筋活動
2.1.3 脳活動
2.2 時系列という情報
3. 非線形時系列解析法
4.1 フラクタル解析
4.2 再帰定量化解析
4. まとめ
データから得られるもう一つの情報
:時系列情報
時系列情報に着目する意味
• 厳密な意味での独立試行はありえ
ない。
• 時系列データには、平均および標
準偏差以上の情報が含まれる。
• 複雑な変動の背後にある単純な構
造が抽出できる可能性がある。
時系列データ
データの種類
• リズム動作・心拍・足圧中心動揺、学
習曲線
データの特徴
• 統計的ノイズでは説明できない変動を
含む。
• データの変動がダイナミカルシステム
の時間発展としてモデル化しうる可能
性がある。
• すべての状態変数を観測することは不
可能。
発表概要
1. 実験データの種類
2. データからの情報抽出・実験例
2.1 複数レベル間の関係
2.1.1 動作のキネマティクス・ダイナミクス
2.1.2 筋活動
2.1.3 脳活動
2.2 時系列という情報
3. 非線形時系列解析法
4.1 フラクタル解析
4.2 再帰定量化解析
4. まとめ
発表概要
1. 実験データの種類
2. データからの情報抽出・実験例
2.1 複数レベル間の関係
2.1.1 動作のキネマティクス・ダイナミクス
2.1.2 筋活動
2.1.3 脳活動
2.2 時系列という情報
3. 非線形時系列解析法
4.1 フラクタル解析
4.2 再帰定量化解析
4. まとめ
環境とのカップリングにより
動作は集合変数のアトラクタレベルで安定する
実験設定
実験結果
Mean relative phase
40
30
20
S ingle -3
10
D ouble 3
S ingle 0
0
D ouble 0
-10
S ingle +3
D ouble +3
-20
再帰プロット
-30
-40
0.67
1.00
1.33
c
Kudo, Park, & Turvey (In preparation)
再帰定量化解析で用いる指標
指標
平均相互情報量
リアプノフ指数
次元
エントロピー
再帰率
最大線長
決定率
意味
備考
情報を得たあとのあいまいさの
減少度 。
3変数への拡張が容易。
誤差の指数的増大の指標。
  lim
時系列を説明する状態変数の数。
時系列の複雑さ
1
N  N
N
 log f ' ( x(t ))
t 1
複雑な時系列であっても、必ずし
も状態変数が多いとは限らない。
n
H   p(ei ) log2 p(ei )
i 1
システムに含まれるノイズに関連。 RQAによって算出可。
リアプノフ指数に関連。
RQAによって算出可。
系の決定論的構造。
RQAによって算出可。
時系列解析のためのツール
URL
内容
http://www.mpipksdresden.mpg.de/~tisean/TISEAN_2.1/in
dex.html
非線形時系列解析ツール。DOSベース。
http://homepages.luc.edu/~cwebber/
再帰定量化分析ツール。DOSベース。
http://pw1.netcom.com/~eugenek/down 再帰定量化分析ツール。Windowsプログラ
load.html
ム。
http://www.agnld.unipotsdam.de/~marwan/rp/index.php
再帰定量化分析の方法、研究例紹介等
再帰定量化解析
(recurrent quantification analysis, RQA)
・ RQAとは何か?
― RQAとは、時間遅れをもつ高次元の状態空間に再構
成された時系列信号の再帰状態を検討するための方法。
Webber and Zbulit (1991)により開発された。
・ RQAによって分析される時系列データにはどのようなものが
あるか?
― 心拍変動、筋活動、周期動作軌跡、重心動揺など
・ RQAによって何が分かるか?
― 非線形性をもつシステムの背後にあるアトラクタの状態を
推定できる。
再帰定量化解析の利点
• ある時系列がいくつの状態変数で最もよく説明できる
のか分かる。
• 時系列情報を生み出すアトラクタの状態を推定するこ
とができる。
• 時系列の変動が統計的ノイズに由来するのか、それと
も決定論的カオスによって生じているのか区別すること
ができる。
• 非線形性をもつ時系列を扱うことができる。(相関
やコヒーレンスでは線形性の仮定が必要)
• 時系列のドリフトに対処可能。
• サンプル数が少なくても適用可。
• 時系列の微弱な変化を検出できる。