ITソリューションの活用現状

サーバ・WSに関する市場動向と
コンピュータ・ユーザズシステムアワード2002
最優秀賞受賞システムのご紹介
2003年10月7日
社団法人 電子情報技術産業協会
サーバ・WS事業委員会
委員長 牧野 友明
サーバ・WS市場専門委員会 委員長 高橋 徹
目次
1.サーバ・WS事業委員会の活動
2.サーバ市場の出荷実績
3.「コンピュータ・ユーザーズシステム・アワード2003」のご紹介
[特別講演]
コンピュータ・ユーザーズシステム・アワード2002
最優秀賞 学校法人玉川学園 CHatNetシステム ご紹介
- 2 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
サーバ・WS事業委員会の活動
JEITAとは
社団法人 電子情報技術産業協会
Japan Electronics and Information Technology Industries Association





2000年11月1日に社団法人日本電子工業振興協会
(JEIDA)と社団法人日本電子機械工業会(EIAJ)が統
合して新しく発足
エレクトロニクス及びIT(情報技術)分野の日本の業界
団体
会員企業数:521社(正会員383社、賛助会員138社)
平成15年9月現在
主な対象製品
電子計算機および関連装置、ソフトウェアおよびソ
リューションサービス、オーディオ・ビジュアル機器、放
送装置、無線通信装置、医用電子装置、電子計測器、
工業用計測制御機器、ディスプレイデバイス、電子管、
集積回路、電子材料、その他電子部品
<主な活動>
1.新分野対応
e-Japan計画等への政策提言
2.国際協力
3.環境・安全問題
4.標準化・技術関係
5.調査・統計関係
6.業界環境整備
7.広報・展示会関係
CEATEC JAPAN等の開催
地球温暖化防止等の環境対策等にも取り組んでいる。
- 4 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
JEITAにおけるコンピュータ関連の部会
JEITA
サーバ・WS市場専門委員会
情報システム部会
サーバ・WS事業委員会
システムプラットフォーム専門委員会
情報端末事業委員会
ソリューションサービス事業委員会
マイクロプロセッサ事業委員会
IT製品環境事業委員会
パーソナル情報部会
パーソナルコンピュータ事業委員会
モバイルコンピューティング事業委員会
パソコン3R推進事業委員会
アクセシビリティ(AC)事業委員会
- 5 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
サーバ・WS事業委員会の担当範囲
□メインフレーム(汎用コンピュータ)
□ミッドレンジコンピュータ
・UNIX系サーバ
・NOSサーバ(WindowsNT/2000/2003,OS/2,Netware等
のNetworkOS搭載)
・独自OSサーバ(オフィスコンピュータ,ミニコンピュータ等)
□ワークステーション
- 6 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
サーバ・WS事業委員会の構成
【委員会参画会社】(順不同)
沖電気工業(株)
(株)東芝
日本電気(株)
(株)日立製作所
富士電機(株)
(株)リコー
カシオ計算機(株)
日本アイ・ビー・エム(株)
日本ユニシス(株)
富士通(株)
三菱電機(株)
【出荷自主統計参加会社】(上記以外 順不同)
セイコーエプソン(株)
サン・マイクロシステムズ(株)
日本ヒューレット・パッカード(株)
(株)PFU
パナソニックソリューションテクノロジー(株)
- 7 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
委員会の活動内容
□オープン系・独自OS系からメインフレーム系に亘るサーバ機とワークス
テーションを対象に調査・研究・啓蒙活動を実施
□具体的な活動
1.サーバ機とワークステーションの出荷実績の発表と出荷予測
2.市場/技術動向調査
例: データセンタ,インターネット関連のサービス提供事業等に使用される
サーバ機の利用動向,大規模サーバの技術動向等について調査を実施
3.「コンピュータ・ユーザーズシステム・アワード2003」の開催
開催目的:優秀なシステム事例を表彰、公開することにより、IT市場活性化の
一助とする
- 8 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
活動内容の一部ご紹介



サーバ市場の出荷実績
「コンピュータ・ユーザーズシステム・アワード2003」
のご紹介
特別講演
コンピュータ・ユーザーズシステム・アワード2002
最優秀賞 学校法人玉川学園 CHatNetシステム ご紹介
- 9 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
サーバ市場の出荷実績
JEITA市場実績の特色
・参画会社各社の実績データそのものを集計したもので
予測・推測は一切含まれていない
・国内市場参入全社のほとんどが参画:市場カバー率90%以上
・過去から継続して統計を算出し,データを収集
- 11 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
JEITAサーバ市場統計の範囲
□メインフレーム(汎用コンピュータ)
□ミッドレンジコンピュータ
・UNIX系サーバ
・NOSサーバ(WindowsNT,OS/2,Netware等のNetworkOS搭載)
・独自OSサーバ(オフィスコンピュータ,ミニコンピュータ等)
・その他(上記に含まれない専用機他)
○市場で求められているOS機種別に分類
○今回は特に市場を牽引しているミッドレンジコンピュータの出荷実績
を紹介
- 12 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
サーバの統計
・月単位でのOS機種別,価格クラス別での自主統計を実施
・半期単位でOS機種別,価格クラス別,産業別の出荷実績を
算出し,今後の需要予測とともに報道発表
- 13 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
産業別分類
・第一次産業 … 農業・林業・漁業・鉱業
・製造業
… 建設業、食品、繊維、紙・パルプ、出版・印刷、化学・石油
医薬品、硝子・セメント、鉄鋼、非鉄金属、機械、電気機械
輸送用機械、精密機械、その他製造業
・金融関係
… 金融業・保険、証券
・販売業
… 卸売・商事、小売業、飲食店
・サービス業 … 不動産、報道・通信、運輸・倉庫、電力・ガス、サービス業
・公共関係
… 病院、学校、研究所、地方公共団体、政府、政府関係機関
・その他
… 協同組合、団体、その他
・輸出
… 輸出
[通商産業省(当時)統計での産業別分類に準拠]
- 14 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
メインフレームの出荷実績(クラス別・台数)
中上位クラスを中心に根強い需要あり
単位:台
小型4千万円未満
中型4千万円~2億5千万円
大型2億5千万以上
2,500
2,059
2,000
625
1,574
1,490
1,500
231
416
1,000
1,305
207
971
866
618
741
500
463
456
477
357
平成11年度
平成12年度
平成13年度
平成14年度
0
- 15 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
メインフレームの出荷実績(クラス別・金額)
単位:億円
高度の信頼性を要求される
社会インフラとして根強い需要あり
7,000
6,000
5,916
446
4,991
5,000
1,380
4,745
367
93
1,033
4,000
1,233
3,000
2,000
小型4千万円未満
中型4千万円~2億5千万円
大型2億5千万以上
4,091
3,591
3,702
65
1,043
3,419
2,593
1,000
0
平成11年度
平成12年度
- 16 -
平成13年度
平成14年度
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
ミッドレンジコンピュータの出荷実績(機種別・台数)
UNIX系サーバが過半数、オープンサーバ比率が拡大
単位:台
200,000
180,000
独自OSサーバ他
NOSサーバ
UNIX系サーバ
160,000
152,242
140,000
23,479
190,926
80,000
185,037
6,277
122,164
120,150
60,773
58,610
平成13年度
平成14年度
161,279
9,962
120,000
100,000
7,989
107,360
94,608
60,000
40,000
20,000
0
43,957
34,155
平成11年度
平成12年度
- 17 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
ミッドレンジコンピュータの出荷実績(機種別・金額)
単位:億円
UNIX系サーバ、NOSサーバが牽引
8,000
7,183
7,043
7,000
6,514
997
1,312
6,000
4,000
6,192
733
1,776
5,000
独自OSサーバ他
NOSサーバ
UNIX系サーバ
1,607
1,477
1,457
1,358
3,000
2,000
4,579
4,254
4,002
3,381
1,000
0
平成11年度
平成12年度
- 18 -
平成13年度
平成14年度
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
メインフレームコンピュータの出荷構成比(産業別・金額)
サービス関係、公共関係が伸長
100%
90%
80%
24.3%
32.6%
70%
60%
28.7%
27.8%
11.3%
10.3%
0.2%
0.1%
12.2%
50%
13.8%
40%
6.4%
4.2%
11.2%
0.4%
15.6%
4.2%
28.4%
30%
16.2%
0.1%
22.0%
13.2%
3.7%
国家公務及び政府関係機関
地方公務
第一次産業
製造業
販売業
金融機関
サービス関係
病院・学校等
その他
13.8%
22.0%
20%
10%
0%
13.2%
0.3%
1.3%
平成11年度
17.4%
1.1%
0.9%
平成12年度
16.1%
1.3%
0.6%
平成13年度
- 19 -
23.4%
0.6%
0.9%
平成14年度
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
ミッドレンジコンピュータの出荷構成比(産業別・金額)
製造業が需要の中心、公共関係の構成比が拡大
100%
0.4%
0.3%
0.4%
0.3%
33.3%
32.1%
22.9%
30.6%
90%
80%
70%
60%
50%
7.2%
11.2%
40%
23.0%
7.8%
6.9%
8.1%
7.6%
7.2%
25.0%
21.9%
22.7%
24.6%
3.8%
3.5%
4.0%
9.3%
第一次産業
製造業
金融関係
販売業
サービス関係
公共関係
その他
輸出
23.5%
30%
20%
18.6%
20.3%
3.7%
2.5%
3.6%
3.1%
10%
0%
平成11年度
平成12年度
平成13年度
- 20 -
3.4%
平成14年度
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
サーバの需要予測(台数・金額)
・メインフレームは減少が続くが、依然根強い需要あり
・ミッドレンジコンピュータは、オープンサーバの牽引で台数は着実に増加を予測
(億円) 【ミッドレンジコンピュータの需要予測】
(台)
7,000
220,000
6,192
6,000
5,000
733
1,457
5,939
5,886
5,859
586
499
1,410
1,455
215,000
(213,500)
429
210,000
1,527
200,000
4,000
(198,200)
3,000
2,000
4,002
205,000
195,000
■
その他
NOSサーバ
UNIX系サーバ
台数
3,890
190,000
(187,700)
(185,037)
3,905
3,983
185,000
180,000
1,000
0
175,000
平成14年度
平成15年度
平成16年度
- 21 -
平成17年度
170,000
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
今後の取り組み
成長分野の出荷動向のタイムリな把握
□IA64サーバの取扱い
□Linuxの出荷動向の把握等
- 22 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
「コンピュータ・ユーザーズシステム・アワード2003」のご紹介
1.コンピュータ・ユーザーズシステム・アワードとは?

開催目的


企業、団体等の情報化推進と産業界の活性を図ること
を目的にコンピュータを企業経営や事業に効果的にご
活用されている企業、自治体、各種団体等のシステム
を表彰致します。
2000年より毎年実施



2000年 4団体受賞
2001年 3団体受賞
2002年 5団体受賞
- 24 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
2.「コンピュータ・ユーザーズシステム・アワード2003」実施要領
応募対象:UNIX、Linux、Windowsなどのオープン系サーバ、メインフレーム、
オフィスサーバ等のサーバやワークステーションを活用し、企
業経営、事業に役立てていただいているシステム。なお、「事
業」とは、自治体、各種団体等の活動業務も含む。
応募方法:電子情報技術産業協会の募集ホームページ
http://it.jeita.or.jp/infosys/report/award2003/index.html
より応募頂く。
募集開始:平成15年9月1日(月)
募集締切:平成15年10月31日(金)
審査発表:平成15年12月中旬を予定
受賞された企業・団体様を(社)電子情報技術産業協会のホー
ムページに掲載
- 25 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
3.「コンピュータ・ユーザーズシステム・アワード2003」における
サーバ・WS事業委員会メンバーの取組み

各社ホームページからのリンク活動
- 26 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
4.「コンピュータ・ユーザーズシステム・アワード2002」の受賞紹介(Ⅰ)
http://it.jeita.or.jp/infosys/report/award2002/index.html

最優秀賞:CHatNetシステム (学校法人玉川学園 様)
→ 先生と生徒間だけでなく、学年を越えた学生間の情報交換、さらには保
護者との情報交換にネットワークを活用している。

優秀賞:在庫管理システム MATRIX (ダイコク電機株式会社 様)
→ 帳簿上の在庫と実在庫差異を把握するシステムであるが、誰でも使える
ことを念頭にシステムを構築。100%Javaアプリケーションを採用。

優秀賞:現場PC管理システム (株式会社 橋本 様)
→ 工事現場事務所というPCに不慣れなユーザが使用するシステムを管理
するために、現場PCのプログラム管理をサーバ側で一元管理できる機能
や、現場PC操作ミスによるシステム修復のリカバリ機能など、強化工夫
をしている。
- 27 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
4.「コンピュータ・ユーザーズシステム・アワード2002」の受賞紹介(Ⅰ)
http://it.jeita.or.jp/infosys/report/award2002/index.html

優秀賞:販売系データウェアハウス (日本化成株式会社 様)
→ 基幹系パッケージシステムでは構築できない点を、現場へのデータ解放
を図り、エンドユーザコンピューティングを展開している。また、サーバ
ベースドコンピューティング機能の活用により、TCO削減にむすびつけて
いる点や地方拠点への配慮もされている。

優秀賞:販売管理システム (株式会社 インス 様)
→ アパレル商品特有のサイズ、色などに配慮した販売管理システムであり、
経営指標を1画面で見えるように、小企業オーナーへの迅速な対応がで
きる。
- 28 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
5.「コンピュータ・ユーザーズシステム・アワード2002」の受賞紹介(Ⅱ)
http://it.jeita.or.jp/infosys/report/award2002/index.html
- 29 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
お願い
最優秀賞 :30万円相当の賞品あるいは商品券
優 秀 賞 :10万円相当の賞品あるいは商品券
入
賞 : 5万円相当の賞品あるいは商品券
ご応募お待ちしております。
http://www.jnetcom.jeita.or.jp/members/server/index.html
- 30 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会
特別講演
コンピュータ・ユーザーズシステム・アワード2002
最優秀賞 学校法人玉川学園 CHatNetシステム
- 31 -
2003.10.7 JEITAサーバ・WS事業委員会