ドラッカー研究ノート 広島経済大学 高見 広敏 ドラッカーとの出会い • マツダ中堅社員時代にマネジメントの勉強の必要性を 痛感。「現代の経営」を読む。 • 広島経済大学の「外書講読」で「現代の経営」の原書 を学生と読む。 • ゼミで「チリの落盤事故」におけるリーダーシップを紹 介・議論する。 • ゼミで「もしドラ」を紹介し、ドラッカー入門を推奨する。 • 経営入門で、マネジメントの原理、特に目標管理を講 義する。 • 東日本大震災の危機管理、復興計画のあり方にド ラッカーの哲学を応用することを学生と考える。 ドラッカーの生い立ち • オーストリア生まれの経営学者・社会学者。(1909-2005) • 「マネジメントの父」とも称されている。 • 1909年、オーストリア・ウィーンで生まれ、フランクフルト大学を卒 業後、経済記者、論説委員として活躍。1933年ナチス・ドイツの不 興を買うことを承知の論文を発表したため、ロンドンへ移住。マー チャントバンクでアナリストをつとめたのち、37年にアメリカへ。 ニューヨーク大学教授などを経て、71年、ロサンゼルス近郊のクレ アモント大学院大学教授に就任し、以降この地で著作とコンサル ティング活動に務めた。2005年、95歳で永眠。 • ドラッカーの専門領域は、政治、行政、経済、経営、歴史、哲学、 文学、美術、教育、自己実現など多方面にわたっており、さまざま な分野に多大な影響を及ぼし続けている。そのなかでも、生涯を 通じた最大の関心事は「社会的存在としての人間の自由と平等」 であり、そのために社会、組織、企業はどうあるべきか、そして個 人は何をなすべきかを問い続けた。 現代経営学(マネジメント)の発明者 • ピーター・ドラッカーはアメリカ政府の特別顧問に就任。ニューヨー ク大学で教鞭をとりつつ「現代の経営」という本を書き上げた。 • その後、ドラッカーは経営学の集大成として「マネジメント」という本 を1974年に発表。 • ドラッカーが、マネジメントに興味を持ったのは、大企業ゼネラル・ モーターズの幹部から、自社の経営方針と組織構造の研究を依 頼されたことが発端である。 • ドラッカーはゼネラル・モーターズの経営者や労働者に、社会学者 として1年半にわたる徹底的なインタビューを行い、彼らが抱える 問題点を次々に明らかにした。 • そして彼は、企業においてなぜ問題が発生するのか、どうやったら 解決できるのか、理想の組織とはどんな組織なのかを分析し、経 営学としてまとめた。 なぜみえないものがみえたのか? • 野中郁次郎 三菱総研倶楽部 2008 危機のマネジメント • チリの落盤事故 • GMの破綻 – スローンはなぜドラッカー『企業とは何か』(1946 年)を無視したのか。 • 東日本大震災 • 福島第一原発事故 目標達成のマネジメント • マネジメントの役割は「目標達成」 • 計画とは未来に関する現在の決定である • マネジメント入門(PDCAサイクルをまわそ う!) 経営入門 高見 広敏 ドラッカー名言集 • 産能大学教授 小林 薫 • ドラッカー学会
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