2013-09-26 MR1223 0 1 【発表の主題】 経営戦略と戦争戦略-二つの思想的な比較 【焦点を当てた人物】 クラウゼヴィッツ カール・フォン・クラウゼヴィッツ Wikipedia 2013/9/24 孫子 ようこそ家づくりの羅針盤 小高のブロ グへ http://ameblo.jp/kotaka/entry10080905745.html 2 仮説 クラウゼヴィッツの戦争戦略思想 孫子の戦争戦略思想 現代の(経営)戦略思想 戦争戦略と経営戦略との比較 結論 参考文献 3 クラウゼヴィッツの戦略と、孫子の戦略は、 同じ戦略でも明確な違いがある。 理由はいくつか挙げられるが、 その最も大きな理由は【利益を得るために必要な目 的の違い】である。 そして、孫子の戦略思想は経営戦略にも当てはま るのではないだろうか? という仮説が今回の主 張である。 4 「戦争とは、相手にわが意思を強要するた めに行う力の行使である」 (クラウゼヴィッツ著 発行 より抜粋) 篠田英雄訳「戦争論 上」岩波文庫 昭和43年2月16日 第一刷 力は、上記を達成する手段であり、 そのために敵を無力にしなくてはならない。 5 ・国家の生存・生き残りが目的 ・武力行使を慎重にして、なるべく使わず に勝つことが理想 ・敵国は撃破せず、保全したまま無傷で 支配下に入れることが最善の策 たとえ戦争に勝ったとしても、多大な被 害を受けるようでは、生存することが危 うくなり、意味がない。 6 大前提として、武力は用いない 物理的な意味で敵(ライバル会社)を破壊、もしく は組織の人間を殺さない。 ミンツバーグの定義曰く、 1「計画」:目標達成手段、方向、指針 2「策略」:競合企業より優位に立つ 3「パターン」:意思決定や行為の流れを読む 4「位置」:組織の資源・スキルと環境機会・ リスク、組織目標との適合重視 5「視野」:将来に向けてのビジョンやデザイン 7 7ページで記した5つは、戦争戦略においても 勝つために必要といえる定義である。 クラウゼヴィッツの主張は、戦争の最終目的 として一般的な定義といえる。 孫子「敵を無傷で保全したまま支配下に入れ る」という思想→ 現代でいうM&A 争いとは避けられないものであり、生存を目 的とするという考え方も、現代社会の企業間抗 争に置き換えて表現できる。 8 孫子は、経営戦略との比較に非常に役に 立ちそうである。 むろん、クラウゼヴィッツをはじめとし た他の戦争戦略家の思想なども吟味しつ つ、研究を進めていく。 9 ようこそ家づくりの羅針盤 小高のブログへ 2013/9/24http://ameblo.jp/kotaka/entry-10080905745.html カール・フォン・クラウゼヴィッツ Wikipedia 2013/9/24 河野収「竹簡孫子入門」大学教育者 1928年 クラウゼヴィッツ著 篠田英雄訳「戦争論 上・中・下」岩波文庫 1968年2月16日 第一刷発行 杉之尾宣生編著「戦略論体系①孫子」芙蓉書房出版 2001年12月10日 第一刷発行 川村康之編著「戦略論体系②クラウゼヴィッツ」芙蓉書房出版 2001年12月10日 第一刷発行 井上善海・佐久間信夫編著「よくわかる経営戦略」ミネルヴァ書房 2008年3月10日 第一刷発行 10
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