臨床診断総論 画像診断(3) 磁気共鳴画像 Magnetic Resonance Imaging: MRI その9 放射線科井田正博 MRI:まとめ 臨床にいっても役に立つこと1 ► 臨床MRIの対象核種は水素原子(プロトン) 水成分、高分子成分内に水素原子 プロトンのない組織(骨皮質、石灰化など)は無信 号になる。 ► 静磁場内部には禁忌がある 心臓ペースメーカーなど精密機器 金属製医療器具(義肢、動脈瘤クリップ、ハサミな ど) MRI:まとめ 臨床にいっても役に立つこと2 ► スピンエコー(SE)法は基本的な撮像法で、T2 強調画像やT1強調画像がある。 T2強調画像(左)では水は高信号を呈する T1強調画像(右)では水は低信号を呈する ►脳膿瘍症例(膿瘍と周囲の浮腫) スピンエコー(SE)法:基本的な撮像法 T2強調画像、T1強調画像 ► T2強調画像 ► T1強調画像 ► 長いTR, ► 短いTR, 長いTE ► 水が高信号 短いTE ► 水が低信号 脳脊髄液が高信号 脳脊髄液が低信号 撮像条件(TR, TE) エコー時間 (TE) 長い 繰り返し時間 長い T2強調画像 短い プロトン密度強調画像 短い T1強調画像 MRI:まとめ 臨床にいっても役に立つこと3 ► 病変の多くは水分含量の増加を反映して、 T2強調画像(左)で高信号、 T1強調画像(右)で低信号を呈する。 ► 脳膿瘍症例(膿瘍と周囲の浮腫)
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