臨床診断総論 画像診断(3) 磁気共鳴画像 Magnetic Resonance Imaging: MRI その6 放射線科井田正博 回転周波数 ► w = gB w:回転周波数 g:磁気回転比(一定) B:静磁場 ► 回転周波数は静磁場 強度に比例する。 ► 位相 w = gB 共鳴周波数は磁場強度に比例する Bの違いを人工 的に作る 電子遮蔽 w=g(1-s)B 化学結合による 共鳴周波数の 違い chemical shift 位置情報 透磁率mの違い w=gB=g(mH) MRは低エネ ルギー現象 周波数のずれ 位相のずれ 位相情報 磁化率強調画像 緩和過程 血流 SPIO造影 T2強調画像 微小出血 T1強調画像 MR spectroscopy 脂肪抑制 拡散画像 位相差画像 1. 今村惠子 画像診断22;1306-1311, 2000 Gd造影 スピンエコー(SE)法:基本的な撮像法 T2強調画像、T1強調画像 ► T2強調画像 ► T1強調画像 ► 長いTR, ► 短いTR, 長いTE ► 水が高信号 脳脊髄液が高信号 短いTE ► 水が低信号 脳脊髄液が低信号 スピンエコー(SE)法:基本的な撮像法 T2強調画像、T1強調画像 ► T2強調画像 ► T1強調画像 ► 長いTR, ► 短いTR, 長いTE ► 水が高信号 短いTE ► 水が低信号 脳脊髄液が高信号 脳脊髄液が低信号 撮像条件(TR, TE) エコー時間 (TE) 長い 繰り返し時間 長い T2強調画像 短い プロトン密度強調画像 短い T1強調画像 多くの病変はT2高信号、T1低信号 ► T2強調画像で高信号(白く表示) ► T1強調画像で低信号(黒く表示) 水分含量の増加を反映する。
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