4.グループワークの効果と手法 ・学びと記憶 ・グループワークの意義、進行、具体的手法 ・ファシリテーターの役割 ・意見を引き出す具体的方法 ・多職種間の議論で注意すること 学んだ内容はどの程度記憶に残るか ワークショップ 「ワークショップ」 ・参加・体験型の学習手法(work=討論・創意、shop=発表・提案) ・グループの相互作用の中で何かを学びあったり、創り出したりする、 双方向的な学びと創造のスタイル 標準的な流れ 6~8名の小グループ ・KJ法 ・意見を板書 ・インタビュー ・ロールプレイ 等 相互評価 全体発表 グループワーク 導入 意見を引 き出す ・アイスブレイキング ・ブレインストーミング 論点を整 理する まとめ 確認 グループワークの意義 ・能動的に参加する中で学ぶため、学習者の意欲や 集中力を高め、学習効率を高めることができる。 ・現場にある課題を、仮想チームの中で解決しながら 学ぶため、実践的な学習になる。 ・自分の考えや知識を他の専門職と共有しながら学 ぶことができるとともに、他の専門職から自分の専門 性に求められていることを理解することで、専門職と しての学習意欲ややりがいを高めることができる グループワーク進行の流れ 導入 いきなり討論ではなく、 ウォームアップできる話から。 アイスブレイキング☆ 「アイスブレイキング」 • セミナーや体験学習でのグループワークなどの前に、初対面の参加者 同士の抵抗感をなくすために行うコミュニケーション促進のための手法。 • 「アイス(氷)」を「ブレイク(砕く)」する(=氷のように冷えた固い雰囲気 を壊す)意味で、本題の討議が活性化するよう、導入部分で場の雰囲 気を和ませる方法です。 チームを構成するメンバーの雰囲気がつかめる利点もあります。 <アイスブレイクの種類> なんでもありですが、後のグループワークにつながる内容だとよりよい。 ①互いの特性を知る紹介系 ②緊張や体のほぐし系 ③気づきを促すさとり系 ④ゲーム系 「KJ法」 (川喜田二郎氏がデータをまとめるために考案した手法) • データ(意見)をカードに記述し、グループ毎にまとめて図解し、まとめてゆく。 • グループワーク等によく用いられ、「創造性開発」「創造的問題解決」に効果 • 幅広く、思いついた様々な意見を拾い上げるのに効果的。 KJ法の活用 • 多様な意見をなるべくたくさんピックアップするグループ ワークの工夫の一つとして、KJ法が知られている。今回の グループワーク2では、KJ法を用いて、地域の課題を抽出 する。 KJ法では、まず第1段階として、考えなければならな いテーマについて思いついた事をカードに書き出す個人 作業を行う。この時 1枚のカードには1つの事だけを書く。 次に、第2段階として、同じグループに入れたくなったカー ドごとにグループを形成する。グループが形成された ら、 グループ全体を表わす一文を書いた表題を決めてラベル に書きこむ。 第3段階として、グループ化されたカードを1 枚の大きな紙の上に配置して図解を作成する。近いと感じ られたカード同志を近くに置いたり、カードやグループの間 の関係を示したい時には、それらの間に関係線を引いたり し、それぞれ島や島どおしの関連などについて論議する。 ファシリテーターの役割 ●ファシリテーターの役割として特に大事なこと 時間管理 時間を守って進行する 公平さ 公平に発言機会を提供する(同じ人が長く話さない) 発言のない人に発言を促す 等 編集力 議論を踏まえ、適切に論点を絞る。 話されたことの確認を行う グループとして発表する内容を確認する ●調整を図る必要がある時<グループワークに緊張が生じる時)● 安全性が保障されていない 論点がずれる 議論が成り立っていない 進行速度 自分の発言が他人に誤解された 人の発言を聞いて、他の参加者に対する敵意を感じた 重要でないことが話題になっている 皆で話すことではない 専門用語が多すぎてわからない 難しくてついていけない 進行が遅すぎる、速すぎる 皆さんに注意していただくこと 多職種間の議論で注意すること 参加者は、目的・ルールを踏まえて大いに発言 まとめ
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