従来CTとの比較( 頭部検査)

高機能CT(16列 マルチスライスCT)導入のご案内
従来CTとの検査比較( 頭部検査)
ルーチン検査
撮影時間:
クオリティ:
1 Slice
16 Slices
40秒 △
△
12秒◎◎
◎
撮影範囲
スライスの多列化が進むにつれ、撮
影に必要な時間は短くなってきます。
・ 脳底部(5 mm)
・大脳部(10 mm)
CTA(CTアンギオ)
検査
撮影時間
(50mm):
(150mm):
3D画像:
また、スライス厚を薄くすることにより
、アーチファクトの低減が可能になり
ます。
1 Slice
16 Slices
33秒 △
75秒 △
△
2秒
◎◎
6.5秒 ◎◎
◎
スライスの多列化が進むにつれ、撮
影に必要な時間は短くなってきます。
撮影の時間が短いため、動脈と静脈
の撮り分けが可能になります。
さらに16スライスでは、0.75mmで
データを収集する為、動脈瘤の脚が
はっきり確認することができ、治療の
際のプランニングに利用できます。
3次元処理画像
新座志木中央総合病院
048-474-7211
放射線科 内線404 地域医療連携室 内線502
高機能CT(16列 マルチスライスCT)導入のご案内
従来CTとの検査比較(胸部検査)
ルーチン検査
スライス厚:
撮影時間:
使用ピッチ:
MPR:
1 Slice
16 Slices
5mm △
40秒 ×
1.5
△
△
0.75mm ◎◎
8.3秒
◎
24
◎◎
◎
広範囲を短時間で検査可能です。
16スライスCTでは1mm以下の薄いスライス厚の撮影を短時間
にて撮影することが可能となります。薄いスライス厚で得られた
30 cm
画像から3次元画像処理することで、以下のような高精細な3次
元MPR画像を得ることが可能となります。
MPR画像
肺~腹部検査
1 Slice
16 Slices
(55cm)
スライス厚:
10mm ×
撮影時間:
37秒
×
3D処理:
×
再構成スライス数:110枚
0.75mm ◎
15秒
◎
◎
1465枚
従来のシングルスライスCTでは不可能
な肺から腹部にかけての広範囲の検査
が可能になります。
さらに、16スライスCTでは、1mm以下の
データ収集により、非常に高画質な3D画
像を得ることができます。
3次元処理画像
新座志木中央総合病院
048-474-7211
放射線科 内線404 地域医療連携室 内線502
高機能CT(16列 マルチスライスCT)導入のご案内
従来CTとの検査比較(心臓検査)
心臓検査につきましては、循環器にて診察(火曜日午後の予約外来)の上、判断をさせて
いただきます。また、撮影には、造影剤を使用します。
心臓検査
スライス厚:
撮影時間:
対応心拍数:
1 Slice
16 Slices
不可能 ×
-
-
0.75mm ◎
16秒以下 ◎
~100
◎
心臓コロナリーの検査が可能となりました。
16スライスCTでは1mm以下の分解能が得
られるため、ステント内の評価や、細かいプ
ラークの評価が可能になります。
【16列CT】
0.6mm分解能
高い心拍数への対応
0.5s
16スライスCTでは心臓撮影の際、回転速
度を0.37秒にすることにより、心拍数の高
い患者の心臓撮影も可能になります。
16スライスCTでは、 0.37秒回転をもちい
ることにより、80%以上が動きの影響のな
い、明瞭な心臓検査を行うことができます
。
Temporal-Resolution [ms]
250
0.4s
200
150
100
50
50
新座志木中央総合病院
Motion-Artifacts
048-474-7211
Normal Heart Rate Distribution
60
70Heart Rate 80
90
放射線科 内線404 地域医療連携室 内線502
100
高機能CT(16列 マルチスライスCT)導入のご案内
その他の検査内容違い
患者様負担の低減
【従来1列CT】
・30秒 長時間呼吸停止
・従来再構成法により、中程度の電流でスキャン
【16列CT】
・10秒 短時間呼吸停止(負担軽減・拘束時間縮小)
・新再構成手法により少ない電流でスキャン(被曝の抑制)
スキャン時間が短縮するため、呼吸停止に伴う患者様の負担が大幅に低減できます。
(30秒>>10秒)。
また、画像再構成手法の改善により、少ない電流で高画質生成できるため、被曝低減に
つながります。
新座志木中央総合病院
048-474-7211
放射線科 内線404 地域医療連携室 内線502